人と話すと、なぜか、イライラさせたり、怒らせたりしていませんか?
それは、話し方に問題がある可能性があります。
自分では、口下手、話下手と、自覚がなくとも、知らず知らずのうちに、印象を悪くしていることがあります。これでは、いくら良いことを言っていても損します。
損をする話し方をご紹介します。
気をつけると印象が変わる7つのポイントで、話し方を見直しませんか。
損をする話し方
では、損をする話し方の7つのポイント(理由)をご紹介します。
これを気を付けるだけで、随分、印象が変わるかと思います。よかったら、参考にして下さい。
1.目線を合わせない
まず、一つ目のポイントは、『目線を合わせない』です。
話す上で、目線は重要です。
ずっと凝視するのは威圧感がありますが、適度に合わせるのは、印象を良くします。
目線を合わせないと、何か後ろめたいことがあるのではないか、嘘をついているのではないかと勘繰られ、信頼されません。親近感や説得力もありません。
また、目線が合うと、自分に話していると自覚し、真剣に聞こうという気にもなります。
好感が持てる話し方をする人は、相手の目を見て話します。
複数人を相手にしても、目線に気を配っています。
緊張したり、恥ずかしかったりすると、下を向いたり、相手と目線を外しがちですが、それでは損します。話す時は、目線に気をつけるようにしましょう。
2.表情がかたい・恐い
『表情がかたい・恐い』というのも、話す上で損します。
表情に変化がなかったり、怒ったような顔していては、印象がよくありません。
緊張すると、表情がかたくなります。説得や批判する場面では、表情が恐くなりがちです。
それでは、聞く方も、緊張したり、身構えたりして、疲れます。
そして、その時間を苦痛に感じ、早く終わらせたいと、イライラしてきます。
話し上手は、笑顔が多く、表情も豊かです。話の内容に合わせて、表情も変化させます。
聞く方も、リラックスし、話の中に引き込まれ、話に集中できます。
表情にも、気を配りましょう。円滑なコミュニケーションには重要です。
3.声が小さい
損する話し方の一つに、『声が小さい』というのもあります。
せっかく、いい話をしても、声が小さいと、聞こえづらいですし、自信がないように見えます。
特に、仕事の際に声が小さいのは、信頼感がなく、仕事を任せよう、信じてみようという気になりづらいので、要注意です。
口先でボソボソと話すのではなく、姿勢を正し、口を大きく開けて、お腹から声を出すことを意識しましょう。
上手くできない場合は、遠くの山に向かって、「ヤッホー」という要領で、言ってみるとよいかと思います。イメージが掴みやすいのではないでしょうか。
口調も、ボソボソ、ダラダラ言うのではなく、歯切れよく、ハキハキ言うようにしましょう。
4.早口で喋る
『早口で喋る』のも、損する話し方です。
もともと、早口な人もいるかもしれませんが、緊張すると、知らず知らずのうちに、早口になります。それでは、話を聞いている相手は、理解が追いつきません。
また、あまりにも早口で、まくし立てられると、聞き手はイライラします。
相手が理解しやすいように、ゆっくり歯切れよく話すことを心がけましょう。
特に、話始めは、緊張から早くなりやすいので、意識して、ゆっくり話すようにしましょう。
聞く方も、最初は、話の筋を掴むのに時間がかかりますし、落ち着いて、ゆっくり話した方が、堂々として見えます。
緊張しやすい人は、話を始める際には、深呼吸して、落ち着いて話すようにしましょう。
5.回りくどい
『回りくどい』話し方も、損します。
「前置きが長く、なかなか本題に行かない」、「結論までが長すぎる」、「余計な話が多く、何が言いたいのかわからない」といった話し方は、人にストレスを与えます。
自分は、親切丁寧なつもりでも、聞いている方は、退屈したり、飽きたり、イライラします。
話を聞いてもらうことは、相手の貴重な時間を自分に割いてもらうことです。
要領よく、聞く人が理解しやすいように話しましょう。
中には、自分自身や、自分の話しぶりに酔いしれて、延々と喋る人がいますが、迷惑です。
簡潔に、わかりやすく話すことを心がけましょう。
6.相手の心を逆なでする
『相手の心を逆なでする』ような話し方も、損をします。
いくら、正論を言っていても、理解を得ることは難しいでしょう。
また、心を逆なでするような話し方では、かえって、弁が立つ人ほど、相手をイラつかせます。怒らせることもあるでしょう。
具体的には、上から目線な言い方や、トゲがある物言い、つっけんどんな口調、感情に任せてまくし立てる、疑ってかかる、否定・不満ばかり並べる、一言多いなど、小ばかにしたような態度を取ると、聞き手の心を逆なでします。
聞き人が、敵意を感じるような態度を取らないように気をつけましょう。
会話上手は、そんな態度は取りません。相手に好意を抱いているような態度を取ります。
7.相手の話を聞かない
『相手の話を聞かない』のも、損すると言えます。
人前に立って話す場合はよいですが、会話の場合には、自分ばかり話すのは、印象がよくありません。基本、聞き上手な方が好感を持たれます。
また、相手の話を遮って、話し出すのは失礼です。
途中で言いたい内容がわかっても、最後まで聞くようにしましょう。
せっかちな人は、話を遮りがちです。しかも、何度も繰り返す人がいます。
ストレスがたまり、相手を怒らすことになりますので、ご注意ください。
なお、人が話している時に、他のことをしたり、よそ見をしたり、席を立つのは論外です。
そんな失礼なことはしないように、気をつけましょう。
いかがでしょうか。以上が、損をする話し方の気をつけるべきポイントです。
話し方一つで、随分、印象も人生も変わります。
好感が持たれるような話し方をしましょう。