素直に謝らない人はいませんか。
失敗やミスをしたり、迷惑をかけているのに、謝らない人がいると、イライラしますよね。
なぜ、自分が悪いにもかかわらず、謝れないのでしょうか。
「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ございません」という言葉が言えないのでしょうか。
その一言で、迷惑をかけられた相手の気持ちも、ずいぶん変わります。
人間関係を円滑にすることができます。
謝らない人の態度を改めることはできるのでしょうか。
謝らない人の心理的特徴と対処法をご紹介します。
非を認めない理由と対策を確認しませんか。
謝らない人の心理的特徴
謝らない人の心理的特徴をご紹介します。男性・女性問わず、共通した内容です。
謝らないのには、理由があります。しかし、それは、人それぞれです。
生まれ育った環境、性格、問題が起きた状況、謝らないといけない相手との関係性など、様々なことが起因しています。
しかし、謝らない人の心理には、共通するものがあります。
その代表的なものを理由や背景も交えながら、ご紹介します。
1.負けを認めたくない
謝らない人の心理的特徴には、まず、『負けを認めたくない』というのがあります。
謝ることは、負けを認めることなのです。
こういう心理を持つタイプは、プライドが高く、負けん気が強い性格が多いです。
それでいて、劣等感を持っているため、勝ち負けにこだわります。
謝ることは、相手に負けると同時に、借りを作ることとも捉えます。
それでは、威厳を保つこともできません。プライドが許さないのです。
謝らないといけない相手が、気に入らない場合、また、自分より下と思っている場合には、特に、その傾向が強くなります。
謝ったところで、自分には、何のメリットもない。「謝るだけ損だ」と考えるのです。
2.素直になれない
『素直になれない』というのも、謝らない人の心理的特徴の一つです。
迷惑をかけた相手に、心の中では、「申し訳ない」と思いながらも、謝れないのです。
素直に謝るのは、「照れくさい」「恥ずかしい」「かっこ悪い」と感じ、口に出せないのです。
これは、日頃、自分を大きく見せる習慣があったり、挨拶をしないタイプに多いです。
いつもと違う自分になるのに抵抗があるのです。
また、それに、相手がどう反応するのかが恐いのです。
謝らないといけない相手が、自分のことをよく知っている人ほど、素直になれません。
3.どう言えばよいかわからない
謝らない心理の中には、『どう言えばよいかわからない』というのもあります。
「謝る」ことを、したことがない上に、見たことがないという経験不足から来るものです。
本人を含め、身の周りの人が謝るという習慣がないのです。
また、口下手の場合にも、どう言葉すればよいのか悩みます。
中には、申し訳ないという気持ちが大きすぎて、言葉にならない場合もあります。
いずれにしても、「どうしよう」と悩んでいるうちに、タイミングを逃し、謝れないのです。
4.責任を逃れたい
『責任を逃れたい』というのも、謝らない人の心理の一つです。
謝ってしまうと、責任を問われるため、非を認めないのです。無責任なのです。
責任を取らされ、地位や立場をなくしたり、問題解決のために、労力をかけるのが嫌なのです。
それにより、他人に迷惑をかけようが気にしません。自分が大切なのです。
自己中心で、わがままな性格と言えるでしょう。
こういうタイプが、責任のある立場に就くのは、最悪です。
平気で、周りに責任を押し付けます。
5.謝る必要がない
非を認めないのには、そもそも、『謝る必要がない』というのもあります。
「自分のせいじゃない」「相手が悪い」「お互い様」「わざとじゃない」と、自分勝手な解釈をし、罪の意識がないのです。
また、罪の意識はあっても、迷惑をかけた出来事や、謝る相手を軽視している場合もあります。
「大したことではない」「みんなもしている」と思っていたり、「なんで、あんなやつに謝らないといけないのか」「謝らなくても影響がない相手」と、自分の中で言い訳しているのです。
中には、「謝っても何も解決しない」と開き直り、横着というか、ふてぶてしい人もいます。
人間性に問題があると言えるでしょう。
謝らない相手への対処法
謝らない人がいると、イライラし、ストレスがたまります。
ストレスをためないようにするには、どう対策すればよいでしょうか。
謝らない相手への対処法(付き合い方)をご紹介します。
1.謝罪を期待しない
謝らない相手への対処法の一つ目は、『謝罪を期待しない』です。
謝罪を期待するから、言わない相手にイライラするのです。
謝ってもらったところで、何も解決しません。気持ちの問題です。
しかし、それでは、気がおさまらないですよね。
そういう時は、「この貸しは、いつか返してね」とでも言っておきましょう。
親しい間柄なら、何かおごってもらうのもいいのではないでしょうか。
それを受け入れない相手や、今後、付き合う必要のない相手の場合は、「未熟な人なんだ」「悪い見本を見せてくれたんだ」と思いましょう。
2.謝罪のチャンスを与える
謝らない相手に『謝罪のチャンスを与える』という方法もあります。
罪の意識がない人や、なかなか謝れない人には、チャンスを与えましょう。
足を踏まれたり、ぶつかった場合には、我慢せず、「イタッ!!」と、声をあげたり、痛い所を摩るなどして、迷惑をかけられたことを素直に表現しましょう。
もっと重大な問題の場合には、話し合いの場を持ち、謝る時間を与えましょう。
迷惑をかけられた状況を伝え、再発防止策などでも話しましょう。
時間を与えても、謝らない場合は、何を言っても無駄です。諦めましょう。
無理に、謝らせる努力をするよりも、自分が気分転換した方がよいかと思います。
3.見本を見せる
謝らない相手への対処法としては、『見本を見せる』というのもあります。
周りが謝らないと、何で自分だけがと思うのは、当たり前です。
周囲が率先して謝り、失敗しても許される環境を整えることも大切です。
4.距離を取る
何をどうしても謝らない相手に、耐えれないのなら、『距離を取る』しかないでしょう。
人間、そうそう変われるものではありません。
接触を避けるのが難しい相手の場合も、極力、近づかないようにしましょう。
ストレスをためないようにするには、それが一番かと思います。
いかがでしょうか。以上が、謝らない人の心理的特徴と対処法
謝らない相手にお困りの方に、少しでもお役に立てたら幸いです。