『恩を仇で返す』とは、受けた恩に感謝せず、相手に害を与えることを意味します。
周りに恩を仇で返す人はいませんか?ご自身はいかがでしょうか?
世の中には、お世話になっておきながら、相手が窮地に立たせれても知らんぷり。
中には、相手に迷惑をかける恩知らずがいます。
利用するだけして、踏み台にし、平気で裏切る。
それでいて、罰も当たらず、自分は、のうのうと生きている。
許しがたいですよね。
恩を仇で返す人は、なぜ、恩を受けながら、平気で裏切ったり、陥れたりするのでしょうか?
恩知らずな人の被害に遭わないようにするには、どうすればよいのでしょうか?
恩を仇で返す人の特徴と対処法(対策)をご紹介します。
恩を仇で返す人の特徴
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恩を仇で返す人には、特徴があります。
恩知らずな人の被害に遭わないようにするには、その特徴を把握し、人を見分ける能力を持ちましょう。
男性女性問わず、恩を仇で返す人の特徴を5つご紹介します。
1.劣等感が強い
恩を仇で返す人の一つ目の特徴は、『劣等感が強い』です。
自分の境遇や自分自身に不満を持ち、劣等感を持っています。
自分に自信がないのです。
自分に自信がある人は、故意に、誰かに迷惑をかけたり、危害を与えるようなことはしません。
相手の好意に素直に感謝します。
恩を仇で返すのは、劣等感を持ちながらも、認めたくない。
あるいは、隠したいという心理が働くからです。
2.嫉妬深い
恩を仇で返す人は、『嫉妬深い』のも特徴です。
相手が優れていること、羨ましいことを認められないのです。
そして、「あいつがいるから…」と逆恨みします。
相手が、どんなに尽くしても、「偽善者だ」、「自慢している」、「嫌味だ」と、認めません。
ある意味、相手を認めており、自分は勝てないと思っているからです。
だから、どんなに好意を尽くしても、自分を惨めな気持ちにする、敵でしかないのです。
3.自尊心が高い
『自尊心が高い』のも、恩を仇で返す人の特徴です。
自分の思想や言動に自信を持ち、それを誰かに否定されたり、干渉されるのを嫌います。
例え、自分の窮地を相手が救ってくれても、それを認めようとはしません。
都合の悪いことは、忘れた振りをしたり、自分の都合のよいように解釈します。
さらには、なかったことにしたり、事実をすり替えたりします。
「あなたの手を借りなくても、自分はできた。」、「要らぬお節介だ。」と思いたいのです。
それを証明するために、相手を困らせ、相手より上に立とうとします。
4.野心家
恩を仇で返す人は、『野心家』であることも、特徴の一つです。
もともと、劣等感が強い上、負けん気が強いため、いつか見返してやる、上りつめてやると、心の内に思っています。
そして、それをバネに、上りつめることに執念を燃やします。
ハングリー精神が強いのです。
そのためなら、恩を仇で返すことも、平気です。
自分の願望を叶えるためなら、何でもします。
5.手段を選ばない
恩を仇で返す人の特徴には、『手段を選ばない』というのもあります。
自分の信念や目標、夢のためなら、誰が何を思おうと気にしません。
利用できるものは利用し、邪魔なものは、徹底的に排除します。
嫌いな相手に、いい顔をしたり、嘘をつくのも平気です、
手柄を横取りしたり、人を出し抜いたり、陥れたり、自分のためなら、何でもします。
恩を仇で返す相手への対処法
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では、恩を仇で返す相手には、どう接したらよいのでしょう。
被害に遭わないためには、どう対応すべきでしょうか。
恩を仇で返す相手への対処法をご紹介します。
1.褒める
恩を仇で返す相手の被害に遭わないようにするには、『褒める』ことが大切です。
恩を仇で返す相手の多くは、劣等感を持っています。
あまり褒められた経験がないのです。
その満たされない心を満たすには、少しでも、相手の良い所を見つけ、褒めましょう。
相手に自信を持たせ、安心させましょう。
自分にも良い所があることに気づいてもらいましょう。
自分を認めてくれる相手には、手を出しづらいものです。
どんなに小さなことでも構いません。積極的に褒めましょう。
2.頼る
恩を仇で返す相手の被害に遭わないようにするには、『頼る』ことも大切です。
頼るのは、信頼の証です。
相手を認め、期待しているから、頼るのです。
頼られることで、人は自尊心を満たすことができます。
自分に自信が持てます。自分の存在意義を感じます。
また、相手に頼り、希望を満たしてくれた場合には、「ありがとう」と、感謝を伝えましょう。
それが喜びに変わります。自分に喜びを与える相手は、誰でも大切したいものです。
3.プライドを傷つけない
恩を仇で返す相手には、『プライドを傷つけない』ことに、注意しましょう。
例え、相手が困っていても、安易に手助けするのは止めましょう。
相手のためになりませんし、相手を傷つけることにもなります。
「自分がかわいそうに見えたのか」、「自分にはできないと思ったのか」と、相手の自尊心を傷つけます。
見てられない、手助けが必要だと思った場合には、相手の自尊心を保てるようにしましょう。
わからないようにフォローしたり、相手が借りを返せるように配慮しましょう。
4.見返りを求めない
恩を仇で返す相手には、『見返りを求めない』ことも大切です。
見返りを期待すると、そうしない相手に腹が立ちます。
ならば、最初から、見返りや期待をしないようにすればよいのです。
『情けは人の為ならず』です。
例え、相手が見返りをくれなくても、相手に対する好意は、回りまわって、いつか、あなたのものに帰ってきます。
5.距離を取る
どうしようもない場合には、恩を仇で返す相手と『距離を取る』ことも必要です。
恩知らずな相手にとっては、自分を世話してくれた相手、助けてくれた相手が、鬱陶しく映ることもあります。
恩を感じないといけない相手が、目の前にいることが、プレッシャーでもあり、ストレスになるのです。
心配だからと、ずっと側にいるのもよくありません。遠くから見守ることも大切です。
感謝されてもいい関係なのに、疎まれたり、迷惑をかけられたりする場合には、距離を取りましょう。
いかがでしょうか。以上が、恩を仇で返す人の特徴と対処法です。
恩を仇で返す人間に困っている方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
縁あって、このページに辿り着いた方が、よい人間関係を築けるよう、お祈りいたします。