要領のいい人

身近に、要領がいい人はいませんか?がむしゃらに頑張らなくても、物事をこなし、成果を出す人。羨ましい存在です。「要領がいい」というと、「ズルい」という悪いイメージもありますが、世の中を上手く渡っていくには、必要な能力とも言えます。
自分は、要領が悪いと思っているあなた、「要領がいい人の特徴」を身に付け、世渡り上手になりませんか?その特徴を5つご紹介します。

要領がいい人の特徴

①頭の回転が早い

要領のいい人は、頭の回転が早い人が多いと言えます。
物事の全体像を掴むことが早いですし、どのようにしたら効率よく済ませられるのか、そのためには優先順位をどうするか、また、これは自分や会社などにとってプラスになるか、マイナスになるかなどを即座に判断します。
それは、学校の勉強に、熱心に取り組み、良い大学を卒業した人とは限りません。むしろ、あまり、勉強はしてこなかった人の方が多い傾向にあります。
一生懸命、勉強して、知識が豊富というよりは、地頭がいいのです。与えられた情報の中で、自分なりの分析、判断をし、方向性を見出せる人です。そういう人は、要領良く、物事を進めることができます。

②ネットワークが広い

ネットワークが広い人も多いです。
基本的に、社交的で、人懐っこい人が多く、人当たりも良いので、知り合いも多くいます。
また、人に合わせるのが上手で、細やかな気遣いをするので、人に好かれやすい人とも言えます。少々、性格や人格に難のある人でも、否定や拒否はせず、受け入れようとする心の広さも、持ち合わせているとも言えるでしょう。
また、一人ひとりをよく観察し、コミュニケーションもよく取っているので、プライベートなことから仕事のことまで、様々なことを把握しています。そのため、何か困ったことがあったら、即座に、適切な人材をピックアップし、助けを求めることも可能です。

③フットワークが軽い

ワットワークが軽いという特徴もあります。
いい意味で、”せっかち”なのかもしれません。あれこれ、悩む暇があったら、「当たって砕けろ」の精神で、即座に行動しようとします。
そして、それがダメなら、次の策を練り、それに向かいます。何があっても、へこたれない、強い精神力を持ち合わせているとも、言えるかもしれません。失敗を失敗したと気落ちして、そのままにしておくと、失敗で終わります。でも、失敗から何かを得て、次に繋げれば、それは貴重な経験となり、成功に結び付けることもできます。
要領がいい人は、気持ちを素早く切り替え、行動できる人とも言えます。

④頑張りすぎない

頑張りすぎないとう特徴もあります。
性格的には、先程の”せっかち”に加え、”面倒くさがり屋”な人も多いです。しかし、その性格をうまく生かし、物事を効率よく進めています。
例えば、何でも、自分の努力で、成し遂げようというよりは、自分は、得意な所をし、苦手な所は、それが得意な人に任せます。一人ですべてを抱え込まないのです。
また、100満点を目指すために、用意周到に準備するというよりは、取り合えず、70~80点を目標に動き始め、進めながら、改善していこうとします。
適度に、休憩を取るなどして、気分展開を図るのも上手です。それが返って、集中力を高めたり、その間に、よいアイデアが浮かんだりして、効率性も高めています。

⑤こだわりが少ない

こだわりが少ないというか、柔軟性が高いというのも特徴です。
目的を成し遂げるためなら、オリジナリティや、進め方にもこだわらないですし、人に、指摘されても、我を通さない柔軟さを備えています。
中には、それが行き過ぎて、自分が良い立場になるためならと、人目も気にせず、手段も選ばないという人もいます。
これが「要領がいい」という言葉を、悪いイメージにしている原因です。いくら、物事を成し遂げるためでも、自分のことだけを考えて、他の人を陥れたり、悲しませるようなことは、お勧めしません。自分がしたことは、自分に返ってきます。ご注意ください。

いかがでしょうか。
すべてでなくとも、少しでも、要領のいい人の特徴を身に付け、人生を要領よく、上手く渡っていけるといいですね。でも、行き過ぎて、他の人のことは顧みず、「自分だけ良ければ…」」という、ズルい人、あくどい人にはならないように、気をつけていただければと思います。