周りに、上昇志向が強い人はいませんか?
地位・名誉・お金を手にするために、手段を選ばない人はいませんか?
彼らは、なぜ、地位・名誉・金にだわるのでしょうか。
自分を高めるためには、適度な上昇志向は必要です。しかし、出世欲・権力欲・金銭欲といった我欲から、なりふり構わず、他人を落とし入れたり、迷惑をかけるのは問題です。
上昇志向が強い人の特徴を通し、その理由・心理をご紹介します。
上昇志向が強い人の特徴
上昇志向が強いのは、長所でもあり、短所とも言えます。
向上心やチャレンジ精神があり、目標の達成や自身の成長のために努力する頑張り屋さん。
そういう上昇志向は、長所と言えるでしょう。
しかし、目標や目的が地位・名誉・金にあり、それを得るために、卑怯な手を使ったり、誰かを落とし入れるといった行為に走る上昇志向は短所と言えます。
ここでは、後者の負の側面を持つ上昇志向が強い人の特徴を5つご紹介します。
男性・女性問わず、共通の内容です。
自分に心当たりはないか、確認してみましょう。
1.劣等感が強い
負の側面を持つ上昇志向が強い人の、一つ目の特徴は、『劣等感が強い』です。
自分に自信がある人は、地位・名誉・お金等を得るために、卑怯な手段は取りません。
正当な手段で得られる自信があるからです。
また、周囲も認めているため、心に余裕があり、ガツガツしていません。
劣等感が強い者ほど、地位・名誉・お金にこだわり、それを振りかざすことで、周囲に自分を認めさせようとします。
2.負けん気が強く、嫉妬深い
負の側面が強い上昇志向が高い人は、『負けん気が強く、嫉妬深い』という特徴もあります。
何でも一番でないと気が済みません。
そして、自分よりも優れている者を認めようとしません。
自分の価値を下げる邪魔者とみなします。
そのため、自分よりも勝る者の価値を下げる、排除するために、あらゆる手段を取ります。
自分自身を高めるために努力するのではなく、邪魔な相手を叩き潰すための努力をします。
3.強い者に弱く、弱い者に強い
上昇志向が強い人の特徴には、『強い者に弱く、弱い者に強い』というのもあります。
不平不満があっても、権力者には逆らいません。
それどころか、ヘコヘコして、何とかして気に入られようとします。
一方、弱い者には、強気に出ます。
理不尽な要求をしたり、イジメたりして、自分の力を知らしめようとします。
会社で言うと、パワハラ上司といったところでしょうか。
4.裏表が激しい
『裏表が激しい』というのも、上昇志向が強い人の特徴にあります。
権力者、強い者の前では、腰が低く、相手を褒めたたえていても、陰に回ると、平気で悪口を言います。
また、地位・名誉・お金を持つ相手を利用するだけ利用し、自分の邪魔になると、平気で、落とし入れます。
冷酷非道なことを、悪気なく行うことができます。
5.愛情不足
上昇志向が強い人には、『愛情不足』という特徴もあります。
愛に飢えています。親や配偶者、恋人など、自分が大切に思う人に愛されなかったり、周囲から愛情を持って接してもらったことがない人が多いです。
愛で、心が満たされている人は、誰かを落とし入れようとは思いません。
地位・名誉・お金にこだわり、それらにより、心を満たそうとはしません。
負の側面が強い上昇志向が高い人は、心に空いた穴を、地位・名誉・お金など、他のもので満たそうとしているのです。
いかがでしょうか。以上が、負の側面を持つ上昇志向が強い人の5つの特徴です。
地位・名誉・金にこだわるのは、自分にないもの、満たされないものを、目に見えるもの、周囲が羨ましがるものを持つことで、埋め合わせようとしているのです。
そして、周囲に自分を認めさせようとしているのです。
しかし、不当な手段で得たものでは、心は満たされません。周囲も評価しないでしょう。