周りにケチな人はいませんか?ご自身はいかがでしょうか?
ケチな人は、人間関係を悪くします。
なぜ、ケチな人は、お金に細かいのでしょう?
ケチな人の心理、原因は、何なのでしょうか?
知らず知らずのうちに、周囲に、ケチだと思われてはいませんか?
ケチな人の特徴を通し、その心理、原因をご紹介します。
また、節約・倹約との違いも解説します。
ケチな人の特徴
ケチな人には、どういう特徴があるのでしょうか。なぜ、お金に執着するのでしょう。
男性女性問わず、ケチな人の多くに共通する特徴を5つご紹介します。
また、それらを通し、ケチな人の心理や原因を見てみましょう。
1.ケチにならざるを得ない環境にいた(いる)
ケチな人の一つ目の特徴は、『ケチにならざるを得ない環境にいた(いる)』ことです。
過去や今現在に、ケチにならざると得ない理由・原因があるのです。
それは、経済的に余裕がないという経験です。
子供の頃、家が貧乏だったり、大人になっても、低賃金や失業などで、お金で苦労したり、起業して、収入を得るのに苦労したなど。
経済的には余裕があっても、お金に細かい親に育てられた場合にも、ケチになります。
人間は、育った環境、今いる環境に影響されるものです。
2.心配性
ケチな人の特徴には、『心配性』というのもあります。
「仕事がなくなったら…」、「病気になって、働けなくなったら…」、「老後、お金に困らないように…」と、不安から、お金を貯めようとします。
未来を心配し、もしもの時に備えるのです。
無駄なものを削り、未来の自分や家族のために、貯金しようとします。
もしもの時に備え、お金を貯めることは、悪いことではありません。
しかし、どうなるかわからない未来のために、今を犠牲にしすぎるのは問題です。
他人に迷惑をかけたり、不快にさせたり、自分の人生を楽しめないようでは、本末転倒です。
一度切りの人生です。今という時を大切にし、使う時には使う。
そうしないと、人生は楽しめません。人も寄り付かないでしょう。
お金は、生きるため、人生を楽しむためのツール(道具)にすぎません。
そのツールに固執し、大切な人生を後悔しないようにしましょう。
3.損得勘定が激しい
ケチな人には、『損得勘定が激しい』という特徴もあります。
お金を払った分だけの見返りを求めます。
自分にとって、無駄なものに、お金を出そうとはしません。
また、相手が、部下だろうと、恋人であろうと、支払いに対しては、平等、割り勘を求めます。
上司、年長者、男性といった立場よりも、お金を重視します。
1円でも、損したくないのです。
中には、1円でも得しようとする強者もいます。
そういうタイプは、料理の盛りや、誰かからのプレゼントも、他人と見比べ、自分が良くないと、不満をあらわにします。
器が小さい人間と言えるでしょう。
4.他人への気遣いがない
ケチな人は、『他人への気遣いがない』のも特徴です。
何事も、自己中心です。相手の状況や気持ちよりも、自分を重視します。
また、愛、気持ち、雰囲気など、形のないものよりも、形ある、お金やモノを重視します。
心が狭い、愛が足りないのです。物質的な豊かさを重視し、心が貧しいのです。
この手のタイプは、お金さえあれば、何でも手に入ると思っています。
いつか後悔することになるでしょう。
お金では、愛や心豊かな人生は、手に入りません。
5.お金を貯める目的がある
ケチな人には、『お金を貯める目的がある』という特徴もあります。
家や車、旅行など、お金がかかることも予定し、その目標のために、お金を貯めています。
このタイプは、目標を達成すれば、ケチから卒業する可能性もあります。
但し、ケチが習慣化した場合は、その後も、ケチのままでしょう。
節約・倹約との違い
では、5つの特徴を、一つ一つ解説しながら、ご紹介します。
ケチも、節約や倹約も、お金に細かく、厳しいのは共通しています。
しかし、ケチと節約・倹約には、違いがあります。
その違いは、何だと思いますか?
ずばり、『人を不快にさせるか』です。
お金を使うのも使わないのも、個人の自由です。
しかし、お金を使わないことで、相手を嫌な気分にさせるのは、ケチと言えるでしょう。
例え、損得や平等、見返りなどを重視し、相手の状況や気持ちを無視するのは、ケチと思われても仕方がありません。
人間関係を円滑にするには、損することも必要です。
『損して得を取れ』という言葉はあります。
これは、もともと、『損して徳を取れ』だったそうです。
目先の損得に惑わされ、大切なものを見失わないようにしたいものですね。
いかがでしょうか。以上が、ケチな人の特徴と、節約・倹約との違いです。
「なぜ。この人は、ケチなんだろう?」、「自分はケチ?」と、お悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
縁あって、このページに辿りついた方が、心豊かな人生を送れるよう、お祈りいたします。