あなたにとって、人生で大切なことは何ですか?
それは、本当に生きる上で大切なことと言えますか?
私たちは、ある年齢になると、当たり前のように、保育園、幼稚園、小学校、中学校へと行き、さらに、高校、大学へと進学します。
そして、幼い頃から集団生活を余儀なくされ、その中で、大切なことを学びます。
それは、『決められたことを守ること』、『和を乱さないこと』、『よい成績を取ること』、『人に勝つこと』、『目上の人に逆らわないこと』だったりします。
そして、学校、家庭、社会の中で、『お金を稼ぎ、贅沢な暮らしをすること』が、人生の成功者であり、幸せな人生であると教えられます。
そのためには、『偏差値の高い学校に行くこと』、『大きな会社に就職すること』、『出世すること』を目指すよう、促されます。
また、適度な所で、『結婚し、子供を産み育てること』、そして、贅沢な暮らしの象徴として、『立派な家や車を収得すること』を促されます。
それができれば、成功者、幸せな人生で、できなければ、そうじゃない。
本当にそうなのでしょうか?
それが、本当に私たちにとって大切なことであり、幸せな人生に不可欠なのでしょうか?
この国、世の中を牛耳る人々にとって、不可欠・大切なことなのではないでしょうか?
それは、日本国憲法に定められた国民の三大義務が如実に物語っています。
国民の三大義務とは、「教育の義務」「勤労の義務」「納税の義務」。
でも、この3つのうち、「教育」と「勤労」は、「納税」のためにあるようなもの。
組織や決まり、権力者に逆らわず、競争意識を持たせて、教育、勤労に励み、税金を払わせる。
そのためにあるのです。
そして、その税金は、国民よりも、政治家、官僚、海外へと流れています。
一部の人が贅沢な暮らしをするために、私たちが税金を払っているようなものです。
そのお陰で、私たちは、大切なものを失っています。
朝から晩まで時間を拘束され、その時間内ですることや達成することも拘束されます。
その結果、ストレスが溜まって心身が不調になったり、家族との時間が取れず、家族崩壊になったり、経済ばかり重視する社会の中で、自然破壊が進んだり…。
『自由』、『個性』、『健全な心身』、『愛』、『絆』、『自然との調和』など、大切なものを失っているのです。
人生で本当に大切なこととは何でしょうか?
それは、今、私たちが、失っているものこそ、大切なのではないでしょうか?
私たちは、唯一無二の存在です。
顔、体型、性格、才能、価値観など、全く同じ人はいません。
もともとバラエティに富んだ存在なのだから、バラエティに富んだ人生を歩むのが自然です。
どうして、人生を画一的に生きるように、強要されないといけないのでしょうか。
幸せな人生は、自分が自分らしく、伸び伸びと生きることで得られます。
自分の人生を自分で舵取りし、自分のしたいことをし、自分らしさや自分の才能を発揮することで得られます。
また、互いの違いを認め合い、繋がり合うことで、さらに、豊かになります。
また、私たちは、自然に生かされています。
空、山、森、川、湖、海、植物、動物など、自然環境があってこそ、生きることができます。
健全な心身を保てます。
世の中も、私たちも、今、行き詰まっています。
自然は破壊され、経済は停滞し、心身は侵され、人との絆が弱まっています。
これは、人生で本当に大切なことを、誤ったからではないでしょうか。
混沌とした今だからこそ、見直すべきです。
人生で本当に大切なことは何かを。
少しずつでもいい。失ったもの、奪われたものを取り返すべきです。
それが、幸せへの近道ではないでしょうか。
贅沢な暮らしよりも、一緒にいたい人との時間を大切にする。
その方が、幸せではありませんか?
せっかく生まれてきたのだから、一つでも多く、心からしてみたいことを叶える。
その方が、幸せではありませんか?
今、まさに、それを見直す時期に来ていると思いませんか?