周りに空気が読めない、デリカシーがない人はいませんか。
そういう人がいると、ストレスが溜まりますよね。
また、「空気が読めない(KY)」、「デリカシーがない」と言われたことはありませんか。
自分では悪気がなくても、人を不愉快にさせる言葉や態度、行動というものがあります。
円滑な人間関係を築く上で、その場の雰囲気や状況を察したり、相手や周囲への気遣いは大切です。これは、仕事、友人、恋愛、夫婦、親子など、どんな関係にでも当てはまります。
無神経な言動は、知らず知らずのうちに相手を傷つけ、度が過ぎると、誰からも相手されなくなることもあります。
空気が読めない・デリカシーがない人の5つの特徴と、直し方・対処法(付き合い方)をご紹介します。男性・女性問わず、共通した内容です。
人間関係の向上に、少しでも、お役に立てれば幸いです。
空気が読めない・デリカシーがない人の特徴
では、早速、空気が読めない・デリカシーがない人の5つの特徴をご紹介します。
空気が読めない、デリカシーがないといっても、人により様々な特徴があります。
すべての特徴に当てはまる場合もあれば、一つの特徴が極めて強い場合も…。
あなたや、気になる人は、いくつ該当しますか。
当てはまる特徴が多いほど、空気が読めない・デリカシーがない度数が高いと言えます。
ぜひ、診断してみてください。
1.世間知らず
空気が読めない・デリカシーがない人の一つ目の特徴は、『世間知らず』です。
良くも悪くも、世間知らずは、空気が読めない、デリカシーがない人になりやすいです。
しかも、自分では、なかなか気づかないんですよね…。
「あまり苦労がしたことがない」、「人と接触する機会が少ない」、「自分と似たような人ばかりと付き合っている」、「行動範囲が狭いといった」といった人は、要注意です。
視野が狭く、自分の価値観だけで物事を判断し、知らぬ間に人を傷つけます。
特に、能天気で明るい性格の人は、自分自身が、あまり細かいことを気にしないため、人もそうかと思い、バカ正直に、思ったことをそのまま発言して失敗しがちです。
人それぞれ、置かれた立場も違えば、性格も違います。自分を基準にすると失敗します。
2.マイペース
空気が読めない・デリカシーがない人の二つ目の特徴は、『マイペース』です。
周りが見えていない・気にしない、マイペースな人は、空気が読めない、デリカシーがないと思われることが多いです。
周囲がどういう状況であろうと、自分の価値観やペースを貫くタイプは、悪気がなくても、また、例え、それが正しい行いでも、空気が読めない、デリカシーがないとに判断されやすいと言えます。
特に、周囲に流されがちな人にとっては、羨ましくもあり、目障りに映ります。
中には、単なるワガママ、自分勝手、ズルい性格、目立とう精神から、周囲に合わせず、また、見て見ぬふりをして、マイペースを貫く人もいます。これは、言われても仕方がないですね。
また、自分の世界に入り込みやすく、周囲が見えない、聞こえなくなる人も、気が利かない、相手や周囲に配慮がないということから、空気が読めない、デリカシーがないと判断されます。
3.相手の気持ちを考えない
『相手の気持ちを考えない』ことも、空気が読めない・デリカシーがない人の特徴です。
他人に触れられたくないことを聞き出し、周囲に洩らしたり、相手を傷つけるようなことを平気で言う人は、空気が読めない、デリカシーがないと言われても仕方がないでしょう。
他人の失敗や困っているのを見て笑うのも、無神経すぎて、デリカシーがないと言われても仕方ありません。
そういうタイプは、相手の気持ちを考える想像力に欠けています。自分の言動にもっと慎重なり、責任を持つべきです。自分は平気でも、小さなことに傷つく繊細な人もいます。
また、悪気がなくても、言葉が足りなかったり、誤解する表現、口調が強い、つっけどんな物言いをする人も、空気が読めない、デリカシーがないと取られることも多いでしょう。
他には、いない人ばかり褒めるのも、空気が読めない、デリカシーがないと思われます。
聞いている相手を間接的に否定しているように思えるからです。
4.嫉妬深い・負けず嫌い
空気が読めない・デリカシーがない人には、『嫉妬深い・負けず嫌い』という特徴もあります。
これは、わざと嫌味や意地悪なことを言って、相手を傷つけることで、自分の劣等感を補おうとするのです。
相手が自分よりも勝っていると、相手に足りないこと、傷つくことを見つけ出し、それを言うことで、相手との差を埋めよう、また、自分の方がいいと、自分を安心させているのです。
度量が狭い人と言えるでしょう。
5.自尊心・虚栄心が強い
『自尊心・虚栄心が強い』のも、空気が読めない・デリカシーがない人の特徴です。
自信過剰で、自慢ばかりし、上から目線で、人を小ばかにする人や、思い込みが激しく、常に自分が正しいと主張する人は要注意です。
こういう人は、真の実力者というよりも、劣等感を持っており、自分を大きく見せるために、強気な発言、振舞いをして、周囲を困らせます。
実力以上の地位についている人や、立場的に上なのにバカにされていると感じる時に、こういった行動に走る傾向にあります。
会社の上司や、夫、彼氏といった男性の方が取りやすい行動です。
女性でも負けん気が強い人は、当てはまるのではないでしょうか。
このタイプは、強がりで見栄っ張りですが、案外と傷つきやすい面も持っています。
空気が読めない・デリカシーがないのを直す方法
周囲に、「空気が読めない(KY)」、「デリカシーがない」と言われるけど、どうしたらよいかわからないと、お困りの方もいるのではないでしょうか。
長年、染みついた行動や性格は、なかなか変わるものではありません。
しかし、意識して行動することで、随分、改善されます。
次の3つを意識して、空気が読めない・デリカシーがない自分を克服しましょう。
1.世の中を知る
空気が読めない・デリカシーがないのを直すのに、『世の中を知る』のは有効な方法です。
空気が読めない、デリカシーがない人は、基本的に、想像力や一般常識が足りません。
自分の言動に対し、周囲がどのように反応するのか、想像できないのです。
それには、世の中を知るのが一番です。いろいろな経験をし、様々な人とコミュニケーションを取って、人や世の中のことをもっと知りましょう。視野を広げましょう。
そうすることで、自然と空気が読めたり、デリカシーがない発言も減ることでしょう。
2.相手の立場になって考える
『相手の立場になって考える』習慣をつけるのは、空気が読めない・デリカシーがないのを直すのに、最も重要な方法と言えます。
空気が読めない、デリカシーがない人は、相手の立場に立てず、自分の知識・経験・価値観のみで言動を行うため、相手を傷つけてしまうのです。
もし、自分か言われたら、そうされたらと、自分に置き換えて、自分がされて嫌なことはしないことにしましょう。
また、その際、自分は気にしなくても、世の中には、傷つきやすい繊細な人や、自分の想像を超えた辛い思いをしている人もいます。
様々なことを想定し、言葉や行動を慎重に選びましょう。
3.人それぞれであることを認識する
『人それぞれであることを認識する』ことも、重要です。
空気が読めない、デリカシーがない人は、自分の意見や考えを押し付ける傾向があります。
一人一人の顔や性格が違うように、置かれた環境、立場、価値観も違います。
自分にとっては正しいことでも、相手にとっては正解ではないこともあります。
自分が正しいとは限りません。相手の価値観や意見を尊重しましょう。
空気が読めない・デリカシーがない人の対処法(付き合い方)
空気が読めない・デリカシーがない人にお困り方もいるのではないでしょうか。
空気が読めない・デリカシーがない人の中には、悪気がない相手もあり、その対処(付き合い方)に悩む方もいらっしゃるかと思います。
以下、3つの対処法(付き合い方)をオススメします。
まずは1、それがダメなら2、それでもダメなら3という手段を取るしかないかもしれません。
1.聞き流して話題を反らす
まず、一つ目の方法は、『聞き流して話題を反らす』です。
悪意の有無にかかわらず、「空気が読めない」、「デリカシーがない」という状況になったら、聞き流し、あまり反応しないようにしましょう。
そして、話題を反らし、それとなく、不快感を表しましょう。
繰り返すうちに、相手も気づくこともあります。
2.正直に気持ちを伝える
聞き流して話題を反らしも、気づかない鈍感な人には、『正直に気持ちを伝える』ことも、一つ方法です。
相手の言動に、自分がどう受け止め、どう傷ついたか、本心を伝えてみましょう。
言葉にしないと、わからない人もいます。また、単なる自分の思い違いの場合もあります。
空気が読めない・デリカシーがない人は、もともと察することが苦手です。
また、周りの人に対し、「空気が読めない」、「デリカシーがない」と感じることが多い人は、自分自身の物事の捉え方に問題がある場合もあります。
正直に伝えることで、お互いを理解しましょう。
3.距離を取る
上記、1・2をしても、どうにもならない人には、『距離を取る』という方法を取りましょう。
長年、身に付いた行動や性格は、早々、直るものではありません。
他の人を変えようとするよりも、自分でストレスを減らすように行動を取る方が得策です。
極端な行動に出る必要はありませんが、必要最小限の接触に留めるのも一つの方法です。
いかがでしょうか。
以上が、空気が読めない・デリカシーがない人の特徴と、直し方・対処法(付き合い方)です。
縁あって、このページに来ていただいた方が、円滑な人間関係を築き、楽しい毎日を過ごせることを願っております。