日本からカナダに荷物を送りたいのにどうしたらよいか、お困りの方はいませんか?
実は、私も、先日、初めてカナダに荷物を送ることになり、非常に苦労しました。
そういう方のために、『国際郵便マイページサービス』を使って、日本からカナダにEMSや国際eパケットで荷物を送る方法をまとめましたので、よかったら、ご活用ください。
なお、EMS(国際スピード郵便)や国際eパケット以外にも、もっと安価な方法もあります。
しかし、現在、コロナの影響で、通常より荷物を届けるのに日数がかかっているようです。
航空便で、なるべく日数がかからないものを選択した方がよいのではないでしょうか。
ちなみに、発送方法別の料金や料金や日数は、下記、郵便局のホームページで検索可能です。
『荷物(小包)』を選択し、『重量』『差し出す都道府県』『お届け先の国・地域』を指定すると、一覧表が表示されますので、ご確認ください。
日本からカナダにEMSや国際eパケットで荷物を送る方法
では、順を追って、発送までの作業を説明させていただきたいと思います。
1.国際郵便マイページサービスに登録し、パウチを請求する。
まずは、パウチ(送り状袋)を準備しましょう。
郵便局に在庫があれば、窓口でもらえますが、ない場合もあります。
発送に必要な書類を作成できる『国際郵便マイページサービス』で請求すれば、5営業日前後で届きますので、登録して、事前に請求しておきましょう。
- 『国際郵便マイページサービス』を開く
- 『個人のお客さま』または『法人のお客さま』を選択し、画面に従い、仮登録をする。
- 登録したメールアドレスに届いたメールの本文に従い、本登録を行う。
- 「メールアドレス」および「パスワード」を入力して、『ログイン』をクリックする。
- マイページメインメニュー画面が表示されたら、オンラインショッピングツールにある『パウチ請求』をクリックする。
- パウチ請求登録画面が表示されたら、必要枚数とお届け先を選択する。
- 『請求内容のご確認へ』をクリックする。
- 請求内容を確認し、問題がなければ、『請求内容を確定する』をクリックする。
※お客様情報の住所以外の場合は、指定の住所にお届けするを選択し、住所をご入力ください。
※以上で、パウチの請求は終わりです。
パウチは、5営業日前後で指定したお届け先に届きます。
2.箱の準備
パウチが届くまでの期間を利用して、箱の準備をしておきましょう。
なお、EMSの利用に当たっての大きさ・重量制限は、
カナダの場合、最大の長さ:1.5m以内、長さ+横周:3m以内、重量:30㎏以内です。
「2㎏以内に収まるかも?」と思われる方は、国際eパケットの最大寸法である、最大の長さ:60㎝以内、長さ+幅+厚さ:90㎝以内の箱を準備した方がよいかと思います。
ちなみに、私は、2㎏以内に収まったら、国際eパケットで送ろうを思っていたので、郵便局で、ゆうパックの包装用品である中サイズの箱を購入しました。結局、2㎏以上でしたが…。
なお、箱は丈夫なら何でもよいですが、送れないものが描かれているものは、開けられる可能性が高いので、注意が必要です。
3.荷物の準備
では、箱の準備ができたら、荷物の準備をしましょう。
但し、国際郵便では『送れないもの』があります。
荷物を準備する際には、まず、それを確認ておきしましょう。
また、国別でも規制がありますので、必ず、カナダの禁制品の一覧表を確認しておきましょう。
しかし、これを見ても、細かいところがよくわからないんですよね。
参考まで、皆さんが疑問に思いそうな所をザックリ言うと、
お金は×、お酒は×、肉類(エキスを含む)は×、
市薬品は△(個人使用&それ相応の量)、食品は△(個人使用&それ相応の量)。
また、植物防疫所の情報によると、お茶(緑茶)やお米(精米)は〇のようです。
あと、荷物に手紙を入れるのは、EMSは〇ですが、国際eパケットは×です。
なお、荷物の金額についても、注意が必要です。
カナダへの荷物は、贈物の場合は、60カナダドル(約4800円)以上、それ以外の場合は、20カナダドル(約1600円)以上だと、課税され、荷物を受け取る人が払うことになります。
受取人に迷惑をかけないように注意しましょう。
以上が、荷物を準備する際の注意事項です。
なお、これらの情報は、適宜、最新情報を確認することをお勧めします。
3.荷物の詳細確認(単価・原産国・重量・個数)と品名の英訳
荷物を準備したら、その詳細(単価・原産国・重量・個数)を確認しておきましょう。
発送に必要な書類を作成する際に、作業をスムーズに済ませることができます。
また、品名を英訳しておきましょう。
郵便局のホームページに、品名の英訳一覧がありますので、参考にされてはいかがでしょうか。
載っていないものは、インターネットの検索すると、大抵、載っているかと思います。
また、英訳の品目ごとに、詳細内容を一覧表にしておくとよいでしょう。
できれば、紙ではなく、電子情報の方が、書類作成時に、コピペできるのでオススメです。
4.梱包と総重量の測定
荷物の詳細確認が終わったら、梱包しましょう。
箱の中は、隙間がない方が中身が、動きにくく破損等の防止になります。
なるべく、隙間を作らないように工夫しましょう。
また、梱包が終わったら、総重量の測定をしておきましょう。
郵便局で測り直すので、だいだいで結構です。
5.発送に必要な書類を作成と添付
では、ここまでの準備ができたら、発送に必要な書類を作成します。
書類作成は、手書きでも可能ですが、手書きの場合、届かないことがあるのようです。
よって、パソコンやスマートフォンで『国際郵便マイページサービス』を活用して作成することをお勧めします。
なお、スマートフォンは品名が3個までしか入力できないのに対し、パソコンは20個までです。
内容物の品目が多い方は、パソコンをご利用ください。
以下は『国際郵便マイページサービス』を活用したパソコンでの作成方法をご案内いたします。
- 「メールアドレス」および「パスワード」を入力して、『ログイン』をクリックする。
- マイページメインメニュー画面が表示されたら、オンラインショッピングツールの中にある『送り状を作成する』をクリックする。
- ご依頼主を選択する画面が表示されたら、『ご依頼主を登録する』をクリックする。
- 登録画面が表示されたら、各登録内容を入力し『この内容で登録する』をクリックする。
- 先程の『ご依頼主を登録する』ボタンの下に入力した氏名と住所があるのを確認して、『選択欄の〇印』をクリック後、『お届け先の選択へ』をクリックする。
- 『お届け先を登録する』をクリックする。
- 登録画面が表示されたら、各登録内容を入力し『この内容で登録する』をクリックする。
- 先程の『お届け先を登録する』ボタンの下に入力した氏名と住所があるのを確認して、『選択欄の〇印』をクリック後、『内容品の入力へ』をクリックする。
- 内容品を登録する画面が表示されたら、『発送種別』を選択する。
- 内容品の情報(品名・単価・原産国名・重量・個数)を入力し『登録』をクリック。すべて入力し終わったら、『内容品種別』を選択する。
- 国際郵便として送れないものを確認後、同意できる場合は、『チェック欄』をクリックし、『発送関連情報の入力へ』をクリックする。
- 『発送予定日』と『総重量』を入力する。
- インボイス印刷指定で『3枚』を指定し、『有償/無償』を選択する。
- ご希望であれば、配送ステータスメール通知設定を設定し、『登録内容を確認する』をクリックする。
- 登録内容を確認し、問題があれば、適宜、修正してください。
- 登録内容に問題がなければ、『送り状を登録する』をクリックする。
- 注意事項を確認し、『注意事項に同意して送り状を印刷する』をクリックする。
- 出力書類の部数と印刷後の対応内容を確認する。
- お客さま印字内容確認画面にポインタを重ね、印刷ボタンが表示させ、
『印刷ボタン』をクリックする。 - 画面の指示または送り状の取り扱いを参考に、署名や、切り離しが必要なものは、ハサミ等で切り離す。
- 送り状と関税告知書とインボイスを二つ折りして重ね、専用パウチに入れて荷物に貼る。
※入力は、半角英数字、また、英語(ローマ字)ですので、ご注意下さい。
※総重量が2㎏以下の方は、EMSよりも国際eパケットの方が料金が安くなります。
※入力前に『カナダあて郵便物の送付について』をご確認ください。贈物の場合は、個々の内容品ごとに受取人名も記載するなど、カナダ独自の決め事ありますので、注意が必要です。
※中古品の場合は、品名冒頭に、”USED”とつけてください。
※HSコードが不明の場合は入力しなくてもOKです。
※サンプルや書類など価格記載が困難な商品は1円で、ご登録ください。
※贈物の場合は60カナダドル(約4800円)以上、それ以外の場合は20カナダドル(約1600円)以上だと課税され、受取人が払うことになります。
※インボイスは、EMSは必要ですが、国際eパケットは任意です。
※有償:通販等相手から代金を受領する場合など、無償:個人的な物品サンプルの送付、返送の場合など
※すぐに印刷しない場合は、『発送予定データ一覧へ戻る』をクリックしてください。
※印刷は片面印刷です。印刷前に両面印刷の設定になっていないか確認しましょう。
※食品を送る方は、関税告知書に製品の最終使途を記入してください。
例)個人使用(Non-commercial use)、サンプル(Sample)、販売(Commercial use)、試験用(For experiment)
6.郵便局へ発送依頼する
郵便局に提出が必要な書類と荷物を持って、郵便局で発送手続きをする。
※集荷を依頼したい方は、こちらへ
7.発送状況を確認する
発送状況を確認したい方は、郵便局の下記サイトでご確認ください。
但し、国際eパケットは、確認できない国・地域等があります。
以上になります。
どなたかのお役に立てれば幸いです。