連日の新型コロナウイルスの報道に、不安や心配を抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、そういう時こそ、必要以上に不安がったり心配せず、『平常心』が必要です。
それはなぜか。その理由を言霊の視点から説明させていただきます。
『不安』とは、一般的に「気がかりで落ち着かないこと。また、そのさま」を意味します。
では、『不安』の言霊は、どうなのでしょうか。
吉野信子さんのカタカムナ48音の思念(言霊)表によると、『ふあん』の言霊は下記の通り。
『フ』→ 数霊2 → 増える・負
『ア』→ 数霊18 → 感じる、生命
『ン』→ 数霊48 → 掛かる音を強める
『フアン』→ 2+18+48 = 68 → 6+8 = 数霊14 → 核
1+4 = 数霊5 → 伝わる・モノ・陰
これらから、『不安』の言霊は、負や繁栄を強く感じると、それが核となり、伝わる(モノとなる)と読み取れます。
つまり、『不安』には、強く感じるものを現実化するエネルギーがあるのです。
次に、はせくらみゆきさん、深田剛史さん著書の数霊に秘められた宇宙の叡智で、同じく『ふあん』の言霊をみてみましょう。
『フ』→ 数霊28 → 体感・月・犬・案内
『ア』→ 数霊1 → ものごとの始まり、存在の本質(霊)
『ン』→ 数霊10 → 統合と始まり
『フアン』→ 28+1+10 = 数霊39 → 夏、家紋、聖典、停止、蓮、聖地、笑み
これらから、『不安』は、感じることがもととなり、停止や笑みとなると読み取れます。
つまり、先程同様、『不安』は、感じることを現実化するエネルギーがあるのです。
次に、『心配』の言霊をみてみましょう。
ちなみに、『心配』は、一般的に、「物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと。また、そのさま」を意味します。
カタカムナ48音の思念(言霊)表によると、『しんぱい』の言霊は下記の通り。
『シ』→ 数霊23 → 現象・示し・死
『ン』→ 数霊48 → 掛かる音を強める
『パ』→ 数霊42 → 「引き合う」+勢いづける・瞬間的な力
『イ』→ 数霊5 → 伝わる・モノ・陰
『シンパイ』→ 23+48+42+5 = 118 → 1+1+8 = 数霊10 → 指向・思考・芽
1+0 = 数霊1 → 根源から出・入る
つまり、『心配』の言霊は、現象を強く引き付け、伝わる(モノとなる)であり、思考から生まれると読み取れます。
つまり、『心配』には、思考を現実化するエネルギーがあるようです。
次に、数霊に秘められた宇宙の叡智で、同じく『しんぱい』の言霊をみてみましょう。
『シ』→ 数霊15 → バランス、息、開運、雲海、汗、嘘、陰影
『ン』→ 数霊10 → 統合と始まり
『パ』→ 数霊71 → 始まり、生まれる
『イ』→ 数霊5 → 変化、中心性、神意と共に生きる
『シンパイ』→ 15+10+71+5 = 数霊101 → 自由、調和、和合、有意義、良妻、両親、子供
これによると、『心配』の言霊は、バランスにより変化が生まれる。
そして、それ自体は、自由、調和、和合などを表し、ネガティブなことではないようです。
しかし、呼吸を整え、冷静に行動すれば、開運し、むやみに焦ったり、嘘をつくと、陰影を作り、望まないことを生む可能性を秘めています。
つまり、『不安』も『心配』も、それ自体は、ネガティブなものではないのです。
しかし、自分自身が、それをどう捉え、行動するかで、未来が変わる力を秘めています。
その際、呼吸を整え、冷静に行動する。
つまり、『平常心』を保つことができるか。それが、運命の分かれ目です。
ちなみに『平常心』とは「普段と変わらない心。揺れ動くことのない心理状態」を意味します。
参考までに、『平常心』の言霊もみてみましょう。
カタカムナ48音の思念(言霊)表によると、『へいじょうしん』の言霊は下記の通り。
『ヘ』→ 数霊22 → 縁・外側
『イ』→ 数霊5 → 伝わる・モノ・陰
『ジ』→ 数霊-23 → 「示し・現象・死」の受け身に理解する
『ョ』→ 数霊4 → 新しい・陽
『ウ』→ 数霊19 → 生まれ出る(自発的自然現象)
『シ』→ 数霊15 → バランス、息、開運、雲海、汗、嘘、陰影
『ン』→ 数霊10 → 統合と始まり
『ヘイジョウシン』→ 22+5-23+48+19+15+10 = 52 → 5+2 = 数霊7 → 調和
上記から『平常心』の言霊は、外からの現象を受け入れることで、自然と陽が生まれ、バランスが整う。そして、調和を表しています。
つまり、受け入れることで、希望が生まれ、調和するエネルギーがあるのです。
一方、数霊に秘められた宇宙の叡智で、『へいじょうしん』の言霊をみると、下記になります。
『ヘ』→ 数霊29 → 円滑、栄転、叡智、帝王、会得、気圧
『イ』→ 数霊5 → 変化、中心性、神意と共に生きる
『ジ』→ 数霊60 → 扇状に広がる慶び、善、理想、栄華、発信
『ョ』→ 数霊37 → 身体、円満、懐妊、風化、破壊、梅、鉄
『ウ』→ 数霊3 → 一つの完成、ものごとの理、バランスよく調和された形
『シ』→ 数霊15 → バランス、息、開運、雲海、汗、嘘、陰影
『ン』→ 数霊10 → 統合と始まり
『ヘイジョウシン』→ 29+5+60+37+3+15+10 = 数霊159 → 自由を尊ぶ、発表、ひもろぎ
これを読み解くと、『平常心』は、円滑に神意と共に生きることで、喜びが広がり、円満にものごとが調和される。そして、それは自由を尊ぶことでもあります。
これは、「これには意味がある」、「きっと良い方向に変わる」と神意を信じることで、心に余裕ができ、喜びや調和、自由を手にすることができるということでしょう。
『平常心』には、そういうパワーが宿っているのです。
今、日本、いや、世界中の方が、不安や心配を抱えていることでしょう。
しかし、だからといって、過剰なまでに反応するのは、かえってよくありません。
自由をなくし、窮屈な想いをします。また、望まない現実を創造することになります。
かと言って、無視したり、無防備であることを勧めているわけではありません。
現状を受け入れた上で、冷静に行動する。無理せず、自分にできる対策をする。
「自分だけが助かろう」、「これを機に儲けよう」なんて、調和を乱すことはぜず、助け合う。
そういうことが大切なのではないでしょうか。
新型コロナウイルス。
これは、一見、悪いことばかりのようにも思えます。
しかし、一方では、平常心、調和を培う機会とも言えます。
不安や心配な時だからこそ、平常心で、調和を保ち、この危機・機会を乗り越えませんか。