独り言が多い人っていますよね。
そういう私も、大学に入り、一人暮らしを始めた時は、よく言ってました。
独り言は、一人の時はいいですが、職場など、人がいる所では、周りの迷惑にもなります。
近くで、ぶつぶつ言われると、周りは気が散って、仕事の邪魔になりますよね。
しかし、意外と、無意識に出ていることが多く、自分では気づいていないことが多いです。
気づいて、直したいと思っても、なかなか直りませんし…。
どういう人が独り言を言うのか、どうしたら直せるのか、知りたいと思いませんか。
独り言が多い人の特徴と対処法(直し方)をご紹介します。
5つの特徴を通し、その心理・原因もわかります。よかったら、参考にしてください。
独り言が多い人の特徴(心理・原因)
では、独り言が多い人の特徴(心理・原因)を解説しながら、ご紹介します。
独り言が出る理由を理解するのに、お役立てください。
1.寂しい
独り言が多い人の特徴の一つに、『寂しい』というのがあります。
一人暮らしなどで、話し相手がいない場合や、性格的に寂しがり屋な人は、独り言が多いです。
また、家族がいても、構ってもらえないなど孤独を感じてる場合も同様です。
通常なら、心の中に留めておくことを、口に出すことによって、安心感を得ているのです。
見ていないのにテレビをつけるのと一緒です。疑似会話、疑似家族といったところでしょうか。
人の声、音を聞くことで、孤独を紛らしているのです。
2.ストレスを抱えている
独り言が多い人は、精神的に満たされておらず、『ストレスを抱えている』のも特徴です。
不満や不安があっても、口に出せず、心の中に閉じ込めて、ストレスを抱え込んでいます。
そのままだと、心のバランスを崩してしまうため、独り言を言うことで、ストレスを発散しているのです。上司の前では、いい顔して、後で、ぶつぶつ言うのも、これに当てはまります。
驚いた時の「ビックリした!」、失敗した時の「あちゃー!」、悔しい時の「チクショー!」なども、突発的に声を出すことで、ストレスを緩和しています。
そういう意味では、溜息も、ストレス解消に貢献し、独り言と同様の効果があります。
3.構ってほしい
独り言が多い人は、『構ってほしい』と思っていることが多いのも特徴です。
この「構ってほしい」の中には、様々な欲求が見え隠れしています。
職場などでは、「仕事を手伝ってほしい」、「大変なのをわかってほしい」など、仕事や周囲への不満を遠回しに伝えるために、独り言を使うことが多いです。
また、目立ちがり屋で、注目を浴びたいという欲求から、独り言を言う人もいます。
他には、「話し相手になってほしい」とか、小さな子供では、「一緒に遊んでほしい」など、誰かに相手をしてほしい時も、独り言を言います。
いずれにしても、「構ってほしい」場合の独り言は、無意識ではなく、意図的です。
自分を欲求を満たすために、言っているのです。
4.頭(記憶・情報)の整理が必要
独り言が多い人は、『頭(記憶・情報)の整理が必要』な場合に、声を出すのも特徴です。
「あぁなって、こうなって…」など、考えがまとまらない時や、「えーっと、何だっけ?」など、記憶を辿る際に、独り言が出てしまいます。
特に、仕事や勉強などの何かの作業で、難しいことや複雑なことをしている人、また、忘れっぽい人などは、声に出して、頭を整理させようとするため、独り言が多いと言えるでしょう。
5.集中力がある or 高めたい
独り言が多い人は、『集中力がある』人が多く、また、『集中力を高めたい』時に、声が出てしまう人が多いのも特徴です。
集中力が高いと、自分の世界に入って周りが見えない状況になります。周囲の目を気にしないため、心の声である独り言が出てしまうのです。
また、独り言は、集中力を高める効果もあります。「やるぞー!」、「ヨッシャー」、「エイエイオー」など、口に出すことにより、やる気スイッチが入ります。
ある意味、集中とは自分の世界に入ることです。
自分で、自分の心に投げかけることで、自分の世界に入りやすくなるのです。
かの有名なアインシュタインも、集中力アップのため、独り言を活用していたそうですよ。
独り言への対処法(直し方)
では、次に、独り言への対処法(直し方)をご紹介します。
しかし、中には、直さないでよい独り言もあります。周囲に迷惑をかけないものは、それにより得られることもあるので、無理して直す必要はありません。
問題は、仕事中の独り言など、他の人の作業を邪魔する場合は、迷惑をかけないようにする必要があります。近くで、ぶつぶつ言われては、うるさいですよね。
また、孤独で押しつぶれそうなど、心のSOSを知らせる独り言は、対処が必要です。
そういった場合の独り言の対処法(直し方)をご紹介します。
1.会話できる機会を多く持つ
寂しさが限界に達し、独り言が頻発する時は、『会話できる機会を多く持つ』が、効果的な対処法です。
定期的に誰かと食事に行ったり、習い事に行くのもよいかと思います。
ペットを飼うのも良いかもしれません。
自分では自覚していない、小さな子供や高齢者に対しては、周囲が積極的に声を掛けるなどして、安心感を与えましょう。
2.気分転換を図る
ストレスや頭の整理、集中力からの独り言の対処法としては、『気分転換を図る』が得策です。
仕事中は、トイレに行ったり、ティータイムを取るなど、適度な休憩を入れましょう。
違うことをすることで独り言が防止できます。ストレスが緩和したり、頭がすっきりして、集中力が高まります。頭の中の混乱の整理がつくこともあります。
また、ガムや飴を口にするのもよいかと思います。気分転換と共に、口の中に何を入れることで、強制的に、独り言を言いにくい状況することができます。
プライベートにおいては、気分転換に、お出かけしてはいかがでしょうか。
心が赴くままでに、行きたい所に行くのがベストでしょう。
ストレス解消には、自然の中に入ったり、カラオケやお笑いライブなど、大きな声を出したり、笑ったりできる所もよいかと思います。
3.自覚させる
独り言を自覚しているならいいのですが、そうでない場合は、『自覚させる』ことも、対処法の一つです。
独り言を、意図的に言っている相手には、状況により無視した方がよいですが、無意識の相手には、それとなく、周囲が伝えることも大切です。
声を掛けたり、振りむくなどして、独り言が聞こえていることをアピールしましょう。
面倒かもしれませんが、自覚せずに独り言を止めてもらうことは、難しいかと思います。
4.書く習慣をつける
ストレスや頭の整理、集中力からの独り言には、『書く習慣をつける』のも、独り言を直す効果的な方法です。
声に出すことを書くことに変えることで、同じ効果が得られますし、周囲に迷惑をかけずにすみます。
最近は、パソコンが携帯電話が普及し、書くことも話すことも機会が減っています。
それが、より一層、独り言を増やしているのかもしれません。
書くことで、心の声を表に出したり、頭の整理したり、集中力や記憶力も高まります。
独り言が多い人は、書くことを、意識的に生活に取り入れてはいかがでしょうか。
5.病院に行く
どうやっても直らない独り言は、統合失調症や、うつ病などの精神疾患である可能性もないとは言えません。
疑いがある場合は、『病院に行く』ことも、対処法の一つです。
専門家に診てもらい、適切な治療をしましょう。
いかがでしょうか。独り言が多い人の特徴と対処法(直し方)は、以上になります。
よく「年を取ると、独り言が増える」と言いますが、夫婦のみや一人暮らしになり、隠居生活に入ると、寂しさがストレスになり、誰かに構ってほしい気持ちになるのかもしれませんね。
思考能力も落ちるでしょうし、周囲の目も気にならないようにもなります。独り言が増えるのも、当然のことのように思います。
小さな子供が、よく独り言を言うのは、周りの目は気にせず、自分の世界に入り込んでいるからでしょう。覚えたての知識を整理していたり、構ってほしい場合もあるかもしれません。
独り言が多い人がいると、ついつい、うるさいなぁなんて思ってしまいますが、もっと、温かい目で見る必要もあるように思います。
もちろん、自分自身の独り言にも、根本的な問題を少しでも緩和できるように、自分が喜ぶ快適な環境づくりを心掛けたいですね。