自分の居場所がないと感じていませんか。
家、学校、職場、仲間、社会…。どこも居心地が悪いのは辛いですよね。
心が休まる所がありませんし、自分の存在意義を感じません。
そういう方のために、自分の居場所を作る方法をご紹介します。
居場所が見つからないのなら、自分で作りませんか。
自分の居場所がないと感じる状況
そもそも、人は、どういう状況の時に、「自分の居場所がない」と感じるのでしょうか。
状況を変えるには、今の状態を正しく理解することも必要です。
自分の居場所がないと感じる、主な状況を5つご紹介します。
男性・女性問わず、共通した内容です。
自身の状況と照らし合わせてみましょう。
1.疎外感がある
自分の居場所がないと感じる、まず、一つ目の状況は、『疎外感がある』です。
家庭、学校、会社など、集団の中で、和に入れないと、人は、居場所がないと感じます。
無視されたり、仲間外れにされたり、周囲からイジメや攻撃を受けると、孤独を感じます。
また、「みんなから嫌われている」、「自分は、ここにいてはいけないのではないか」と、居心地の悪さを感じます。
そして、ここには、自分の居場所がないと思うのです。
2.存在感がない
『存在感がない』という状況も、自分の居場所がないと感じます。
「周囲の扱いが悪い」「必要とされていない」「いてもいなくても気にされない」と感じると、人間は、自身の存在意義を疑ったり、失ったりします。
そして、自分は、「ここには必要ない」、「居場所がない」と、失望感に襲われるのです。
家、学校、職場、社会など、どこにも居場所がない場合は、生きるのも辛くなります。
「自分には存在価値がない」、「生きていても仕方がない」と、生きる希望を失います。
3.周囲と噛み合わない
自分の居場所がないと感じる状況として、『周囲と噛み合わない』というのも、あります。
「いくら説明しても納得してもらえない」「話が合わない」「価値観が合わない」などで、周囲と馴染めない、しっくりしないで、浮いてしまうことってありませんか。
人には、合う・合わないがあります。気が合う人とは、多くを語らなくとも、わかり合えます。しかし、合わない人とは、いくら説明しても、わかり合えません。
それが、1対1ならまだしも、複数を相手に自分だけが噛み合わないと、かなり辛い状況です。
自分の居場所がないと思うのも、無理ありません。
4.認められない
『認められない』というのも、自分の居場所がないと感じる状況の一つです。
勉強や仕事など、何かのために一生懸命取り組んでも、評価されない、褒められない、頼りにされないというのは、モチベーションが上がりません。
また、そこにいる意味を見出せません。ここにいて、意味があるのだろうか。必要とされていないのなら、必要とされる所にいた方がよいのではないかと、自分の居場所に疑問を感じます。
自らの存在や価値を認めてくれる人や場所でないと、居心地が悪さを感じるのです。
そしてここは、自分の居場所ではないと思うのです。
5.自分でいられない
『自分でいられない』というのも、自分の居場所がないと感じる状況と言えます。
その中にいると、本心を言えない、周囲に流される、意見を強要される、違う自分を演じないといけないなどで、自分でいられない状況が続くと、いつか限界がきます。
バネを無理に伸ばせば伸ばすほど、元に戻ろうとする力が大きくなるように、本来の自分から離れれば離れるほど、本来の自分、居場所に戻ろうという気持ちが大きくなります。
無理をすればするほど、「ここは、自分の居場所ではない」と、自覚させられるのです。
しかし、長い間、自分でない状況が続くと、自身の居場所がわからないという状況にもなります。そして、探しても、見つからないといったことにもなります。
自分の居場所を作る方法
自分の居場所を探しても、見つからない場合には、どうしたらよいのでしょうか。
それは、作ればよいのです。むやみに探し回るよりも、自分で作る方が効率的です。
そもそも、居場所がない原因を、自身が作り出していることも多々あります。
それを探し回っても見つかりません。
自分の居場所を作る方法をご紹介します。
自分の居場所がない、わからない、見つからない方は、下記5つの作り方を確認し、ピンと来ることだけでもよいので、実行してみませんか。
1.周囲の役に立つ
自分の居場所を作る方法の一つ目は、『周囲の役に立つ』です。
誰かの役に立つことで、自分の存在意義を感じ、居場所を作ることができます。
あなたの周りに、何か、問題は起きていませんか。困っている人はいませんか。
また、何かをすることで、誰かの気持ちを癒したり、状況を改善することができませんか。
整理整頓、掃除、花を飾るいった些細なことでも、構いません。
周囲に気を配り、誰かの役に立つことを探して、そっと、実行しましょう。
しかし、その際、親切を押し売りしたり、見返りを求めるのは止めましょう。
真心からの親切は、あなたの居場所を作ります。
親切にされて、あなたか、そこにいること、存在することを認めない人はいません。
2.都合の良いように解釈する
自分の居場所を作るには、『都合の良いように解釈する』ことも、一つの方法と言えます。
人間は、自分に自信がなかったり、ついていなかったりすると、物事を悪いように受け取りがちです。そうすると、自身で自らを追い込み、居場所を失います。
例えば、あなたの力になろうと、状況を聞いているのに、「バカにしている」と受け取り、攻撃すると、相手は、二度と声をかけないといったことにもなります。
早とちりや、勘違いから、自分の居場所を失うことがないようにしましょう。
物事は、なるべく都合が良いように受け取った方が、幸せです。
もちろん、自身に非があり、それを指摘された場合には、素直に受け取り、問題解決のために行動しましょう。
しかし、相手や自分を否定せず、自身の成長のために起きた出来事と解釈した方が賢明です。
物事を都合が良いよいに解釈し、自分や相手を否定しないことが、自らの居場所を作る、また、維持することになります。
3.好きなことを追求する
自分の居場所を作る方法として、『好きなことを追求する』ことも、重要です。
居場所がないというのは、自分の魅力を周囲に出せていないというのも原因の一つです。
また、自身の魅力を周囲に出すには、それなりのことを身に付け、自信を持つことも必要です。
そのために、自分の好きなこと、興味があることを、とことん追及しましょう。
そして、人並み以上の知識や技術を身に付けましょう。
ある程度、自信がついたら、それを周りに見せる機会を持ちましょう。
そうすることで、「~のことなら、~さん」と、自分の居場所を作ることができます。
4.付き合う人を選ぶ
『付き合う人を選ぶ』ことも、自分の居場所を作る方法の一つです。
人には、相性があります。
気が合わない相手に、無理に合わせて付き合っても、疲れます。そして、いつか無理がきます。
あなたが、あなたらしくいられる場所が、あなたの居場所です。
自分の良さを発揮し、それを認めてもられる場所。失敗しても、それを受け止めてもらえる場所。それが、あなたの居場所です。
それが、できない相手とは、距離を取ることも必要です。
全ての人に、好かれる必要はありません。
一緒にいて、居心地のよい相手と、長くいるようにしましょう。
そうすることで、自分の居場所を作ることができます。
5.環境を変える
自分の居場所を作るには、『環境を変える』という方法もあります。
「周囲に気が合う人がいない」「どんなに努力しても報われない」のは、そこは、あなたの居場所ではない可能性が高いです。
やれるだけでの努力をしても、どうしても、自分の居場所がない場合には、環境を変えることも、必要です。
人には、いるべき場所があります。最初は、いるべき場所でも、そこで学ぶべきことを学び取り、いる必要がなくなれば、居心地が悪くなります。
それは、卒業の時を知らせているのです。
あなたの居場所は、新しい所にあります。環境を変えてみませんか。
いかがでしょうか。以上が、自分の居場所を作る方法となります。
自分の居場所を作るには、周囲を変えるのではなく、自身を変えることに、力を作りましょう。
それが、自分の居場所の作り方のコツです。
自分の居場所がない、わからない、見つからない方に、少しでも、お役に立てれば幸いです。