本当の自分を知りたいと思いませんか。
「本当の自分がわからない」という人も多いのではないでしょうか。
自分自身のことは、わかっているようで、わからないものです。
特に、いつも、他の人の意見や、世の中の常識、世間体など、自分以外の物差しで、物事を判断したり、決断していると、だんだん、自分がわからなくなります。
自分の好き嫌い、性格、長所・短所、考え、夢、希望など、だんだん、わからなくなるのです。
そういう方のために、本当の自分を知る方法をご紹介します。
本当の自分を知る方法
本当の自分を知るには、どうしたらよいでしょうか。
人間誰しも、様々な側面を持っています。自分は知っているけど、他人は知らない面。他人は知っているけど、自分は知らない面。自分も他人も知らない面…。
しかも、知っていることも、それが正しいとは限りません。
人は、自分の都合の良いように、物事を見たり、勝手な思い込みから、勘違いしたりします。
また、人は、変化します。同一人物でも、状況や相手によって、反応が変わります。
経験を積めば、価値観も変わります。
そういう意味では、自分のことを100%知っている人は、いないでしょう。
そういった中で、より正確に、自分を知る方法をご紹介します。
1.小さい頃を思い出す
本当の自分を知る方法の一つ目は、『小さい頃を思い出す』です。
あなたは、小さい頃は、どんな子供でしたか?
おしゃべりな子供でしたか?恥ずかしがり屋でしたか?
何かに、夢中になっていませんでしたか?何をしていた時が、楽しかったですか?
どんなことでもいいので、小さい頃の自分を思い出してください。
子供の頃は、誰しも、ありのままの自分で行動します。
それが、良くも悪くも、様々な経験を積むにつれ、本当の自分を忘れてきます。
原点回帰し、ありのままの自分を思い出しましょう。それが、自分を知ることにつながります。
2.心・体の反応に敏感になる
本当の自分を知るには、『心・体の反応に敏感になる』のも、一つの方法です。
人は、経験や知識、他の人の意見や常識、世間体などを踏まえ、物事を判断しようとします。
そうすると、本心とは異なる判断をしがちです。
本当はどうしたいのか、わからない時は、思考(頭)ではなく、心や体に注目しましょう。
「ワクワクする」、「力が抜ける」、「鳥肌が立つ」、「寒気がする」、「リラックスする」など、心や体の反応は、自分に正直です。
本当の自分の気持ちを知るには、心や体の反応を見逃さない、無視しないようにしましょう。
3.好き・嫌いの理由を追求する
『好き・嫌いの理由を追求する』のも、自分自身を知るには有効な方法です。
あなたには、何かしら、好きなもの、嫌いなものがあるかと思います。
映画、本、食べ物、人間、服装、絵画、スポーツなど、ヒト・コト・モノの何でも構いません。
なぜ、好き・嫌いなのか、その理由を追求することで、知らない自分が見えてきます。
例えば、好きな映画なら、その映画のどういった所が好きなのか、具体的には、どの場面が好きか、なぜ、その場面が好きなのかなど、どんどん、好きな理由を追求していくのです。
嫌いな映画も同様に追求します。同じように、他の好き・嫌いも追及します。
そうすれば、今まで気づかなかった、いろいろな発見があります。
自分を知るための心理テストと思って、試してみてください。
4.他人の意見や生き方に興味を持つ
『他人の意見や生き方に興味を持つ』のも、自分を知るには大切な方法です。
いつも、自分と他人を比較し、一喜一憂する必要はありません。
しかし、他人が、自分をどう見ているのか知ることは、自分を知ることに役立ちます。
必ずしも、それが正しいとは限りません。しかし、複数の人に同じことを言われる場合は、自分を知る有力な情報です。無視せず、どういう言動が、他人にそう映るのか自己分析しましょう。
また、他の人の人生に興味を持つことも、自分を知ることに役立ちます。
どうして、その人は、そのような人生を歩んでいるのか。その背景や価値観、日頃の言動、物事の判断・決断の仕方など、他人の様々な側面を知ることで、自分を知ることができます。
自分との違い、共感や違和感がある所。その一つ一つが、自分を知る情報になります。
自分を知るには、他人を知ることも大切です。
5.様々な経験をする
本当の自分を知る方法の最後は、『様々な経験をする』です。
毎日、同じことをし、同じ角度から自身を見ていては、自分を知ることはできません。
せっかくの人生です。一つでも多くの経験をし、一人でも多くの人と話をしませんか。
時間はかかるかもしれませんが、それが、自分を知る、確実な方法です。
人生に目的はあるとしたら、人生の前半は、自分を知る、思い出すことかと思います。
そして、後半は、その自分を活かすことなのではないでしょうか。
自分を知り、自分を活かすことができれば、満足のいく人生になります。
自分がわからないのなら、一つでも多くの経験をし、知らない面を知る努力をしましょう。
いかがでしょうか。以上が、本当の自分を知る方法です。
自分がよくわからないという方に、少しでも、お役に立てたら幸いです。