「あの人は人徳がある」、「それは人徳だね」といった言葉を耳にします。
辞書には、『その人に身に付いている徳』といった意味が書かれています。
しかし、具体的に、人徳とは、どのようなことなのでしょうか?
また、人徳がある人間になるには、どうしたらよいのでしょう?
人徳がある人の特徴を通し、人徳者になる方法を紹介します。
人徳がある人の特徴
人徳がない人間が、人徳を得るには、学び、自分のものとして、身に付けることが必要です。
人徳がある人の行動を観察し、そこから気づきを得て、自分の行いを見直すのです。
しかし、「周りに人徳者がいない」、「どこか自分と違うのかわからない」」という方もいるのではないでしょうか。
そういう方のために、人徳がある人の特徴を5つご紹介します。
男性女性問わず、共通した内容です。
それらを身に付け、あなたも、人徳者になりませんか?
1.穏やか
人徳がある人の一つ目の特徴は、『穏やか』です。
喜怒哀楽の表現が、そんなに激しくありません。
特に、喜怒哀楽の怒哀ついて、そうと言えるでしょう。
それは、人徳がある人は、心が広く、小さなことにこだらないのが理由の一つです。
そのため、他人を許すこともできます。
また、泣きわめいたり、怒鳴り散らかすよりも、物事を解決する有効な手段を取ろうとします。
どんな状況においても、物事を俯瞰して見れる冷静さを持っているのです。
2.気遣いがある
人徳がある人は、『気遣いがある』のも特徴です。
自分のことばかり重視する人が多い中で、相手の立場・気持ちになって、物事を判断し、行動することができます。
「何か困っていないか」、「力になれないか」、「喜ばれることができないか」など、相手の幸せを考えています。
また、自分がしたことに対し、見返りを求めません。
損得勘定が、あまりないのです。
それは、人間、お互い様であり、自分が他人にしたことが、回りまわって、自分に帰ることを知っているからです。
3.有言実行
人徳がある人には、『有言実行』という特徴もあります。
言葉と行動が一致しており、口にしたことは、必ず成し遂げます。
そのための努力も惜しみません。
また、責任感が強く、できない約束は、最初からしません。
自分や相手にも正直で、相手を傷つけるような嘘はつきません。
4.何かに秀でている
『何かに秀でている』のも、人徳がある人の特徴です。
これについては、この人に頼めば、また、任せば、安心できる。
そういったものを持っています。
つまり、頼りになるものを持っており、尊敬を得ているのです。
また、人徳者本人も、自分の秀でた面を世のため人のために活かそうとします。
もっと言えば、特に他人より秀でていなくとも、自分にできることを、誰かのために、社会のために捧げようとします。
5.謙虚
人徳者は、『謙虚』なのも特徴です。
自分に優れたことがあったり、人が羨ましがるようなことがあっても、むやみに自慢しません。
自分で自分を認めているため、自慢する必要がないからです。
また、自慢しても、嫌がられるだけなことも知っています。
また、むやみに人の悪口など、他人を批判したり否定することもありません。
人の不平不満を言っても、物事の根本的な解決にならないことを知っているからです。
それよりは、不平不満のもとになっていることを解決するための努力をします。
いかがでしょうか。以上が、人徳がある人の特徴です。
上記、特徴を見つけて、人徳がある人間になってみませんか?
長年、身に付いた性格や習慣、行動は、そう簡単には直らないかもしれません。
しかし、意識するかしないかで、随分と未来は変わります。
縁あって、このページにたどり着いた方が、人徳を身に付け、周囲に尊敬される人間になれるよう、お祈りいたします。