相談されて困っている女性

誰かに悩みを相談されて、困った時はありませんか?その内容に詳しくないし、自分自身に余裕もないし、アドバイスして、うまくいかなかった時に責任取れないし…と、相談に乗ってはあげたいけど、いろいろと考える時もありますよね。
また、相談されやすい人は、いろいろな人から相談をされたりして、結構、大変だったりします。見込まれるのは、有難いんですけどね…。そんなあなたのために「相談された時の対応方法」をご紹介します。
 

 

相談された時の対応方法

①相談に乗るべきか判断する

予告もなく、相談された時は仕方ありませんが、事前に、相談を持ちかけられた場合には、その内容を軽く確認しましょう。
その内容に詳しくない場合や、自分自身が、時間的または精神的に余裕がない場合には、相談を受けても、適切な対応を取るのが難しいので、無理はしない方がよいかと思います。
但し、相手が、かなり行き詰っている場合は、自分の置かれている状況や、適切なアドバイスができないかもしれないことを事前に伝え、それでも、どうしてもと言う場合は、相談に乗りましょう。

 

②断る時は、相手を傷つけないように注意する

相談を断る場合は、相手が傷つかないように、細心の注意を払いましょう。
悩みを抱えてナーバスになっている時は、何でも悪いように取りがちです。言葉には注意し、誤解のない伝え方をしましょう。また、速攻で断るのではなく、予定を確認する時間をもらうなどして、少し間を開けた方がよいかと思います。但し、悩んでいる当人としては、早く聞いてほしいかと思いますので、間を開け過ぎないようにも注意してください。
なお、断る際には「相談に乗ってあげたい気持ちはあること」と「申し訳ないという気持ち」は必ず伝え、「今、こういう状況で相談に乗れる状況にないこと」「適切なアドバイスができそうにないこと」などを伝えましょう。

 

③話を聞くことに注力し、相手を否定しない

相談を受ける場合は、基本、聞くことに徹しましょう。
悩んでいる人は、自分の中で、状況が整理できていないことが多いです。人に話すことで、整理がついて、自分の取るべき行動が見えてきたり、気持ちが落ち着くこともあります。「どういう状況で、どうして悩んでいるのか」「どうしたいと考えているのか」など、よくわからない所は質問しながら、相手の状況を確認しましょう。
また、話しやすいように「つらかったね」「よくがんばったね」「そうかもしれないね」など、相手を肯定する方向で、相槌を打ち、話を聞きましょう。
相手が、明らかに間違っているように思える場合にも、「そんなのダメに決まっている」「考えが甘い」「辛抱が足りない」など、相手を否定したり、話を途中で切ったりしないようにしてください。

 

④結論は、方向性を示しながらも、本人に委ねる

結論は、自分なりの方向性を示しながらも、相談者本人に任せてください。自分の人生は自分で決めるものです。それで失敗しても、本人に責任ですし、心配から学べることもあります。
相手の結論に賛同できない場合にも、自分の意見は述べながらも、断言や強制はせず、「自分は~な気もするけど、それで後悔しない?」「~については、~してから、決断したらどうかな?」「こういうこともあるかもしれないよ。大丈夫?」など、もう一度考えるように促し、最終判断は、相手に任せましょう。
相手の考えに賛同した場合には、「きっとできると思うよ。前向きに考えてみたら?」「~さんが、そうしたいと言うのなら、応援してるよ。」など、軽く背中を押しましょう。しかし、何かあった時に、責任は取れないですし、確証のないものに「絶対、大丈夫!」など、断言するまではしない方がよいかと思います。

 

⑤何度も相談される場合は、適度に距離を空ける

何度も同じ相談をされる場合には、立ち話や電話やメールなどで、軽く内容を確認した後、「ごめん。今、急いでいるから、また、連絡するね。」といって、一旦、切った後に、相談に乗るか判断した方がよいかと思います。場合によっては、確認した時に、その場で、軽くアドバイスして済ませてもよいかもしれません。
あまり、手厚く、すぐに対応しすぎると、あなたには、あなたがすべきことがあるのに、気軽に何度も声をかけられて、自分がしたいこともできない状況に陥ることもあります。所詮、本人の問題ですし、ずっと人に頼っていると、本人のためにもよくありません。
3回目以降は、余程のことがない限り、基本、断った方がよいのではないでしょうか。これ以上、同じことで、あなたの大切な時間を相手に提供することもないように思います。

 
いかがでしょうか。
相手の状況と自分の状況を照らし合わせながら、判断していただければと思います。