周りに、すぐキレる人はいませんか?
ちょっと、注意、アドバイスしただけなのに、カッとなって怒る人がいませんか?
親、子供、兄弟姉妹、学校の先生、職場の上司、部下など、老若男女問わず、今の世の中、すぐにキレる人が増えているように思います。
どういう理由・心理からキレてしまうのでしょうか?
また、すぐにキレる人には、どう対処すればよいのでしょうか?
すぐキレる人の特徴と対処法をご紹介します。
すぐキレる人の特徴
そんなに怒ることでもないのに、すぐに頭に血が上って、キレる人って、いますよね。
何でもかんでもキレて、聞く耳を持たない人に、お困りの方も多いのではないでしょうか。
すぐキレる人は、なぜ、カッとなるのか、どういう心理から、そういう態度を取るのか。
すぐキレる人の5つの特徴を通し、その理由・心理をご紹介します。
1.ストレスが溜まっている
すぐキレる人の、一つ目の特徴は、『ストレスが溜まっている』です。
老若男女、すぐキレる人が増加しているのも、今の世の中がストレス社会だからでしょう。
自由な時間が奪われ、管理・監視され、評価される。
それでいて、時間や労力を捧げても、報われず、お金や愛に欠乏している。
毎日の暮らしに、喜びや満足感が得られず、イライラしているのです。
そこに、自分への不平不満や要求があると、思わず、カッとなってしまうのです。
ある意味、自己防衛でしょう。
今でも、いっぱいいっぱいなのに、さらに何かを要求されると、自分が壊れてしまう。
自分を守るために、理性よりも感情が先立ち、キレるのです。
2.劣等感が強い
すぐキレる人は、『劣等感が強い』のも特徴です。
日頃から、劣等感を持ち、自分に自信がないのです。
そのため、誰かに何かを言われると、「バカにされた」と捉えたり、「バカにされたくない」という気持ちになります。
相手は、そういうつもりはなくても、被害妄想に陥ったり、自分の面子を保つために、相手を攻撃します。
「バカにされた」あるいは「バカにされたくない」という一心から攻撃し、相手よりも優位に立とうとします。
3.思い込みが激しい
すぐキレる人の特徴には、『思い込みが激しい』というのもあります。
いつも「自分が正しい」と考え、聞く耳を持ちません。
視野が狭く、それでいて、頑固なのです。
そういう相手に、いくら言っても無駄になるでしょう。
正論を並べても、意味がありません。逆上し、キレられるだけです。
身をもって、経験しない限りは、過ちを正すことは難しいでしょう。
失敗することが目に見えても、それを言うのは、お節介になるだけです。
4.プライドが高い
『プライドが高い』のも、すぐキレる人の特徴です。
プライドが高いため、人から指図されたり、見下されるのを嫌います。
特に、相手が、自分よりも、立場的に下と見なしている場合には、なおさらでしょう。
相手の意見を受け入れ、自分の意見や行動を変えるのは、自分のプライドが許さないのです。
カッとなって、怒ることにより、相手を打ち負かそうとするのです。
5.気が小さい
すぐキレる人には、『気が小さい』という特徴もあります。
「あぁなったら、どうしよう」、「こうなったら、どうしよう」と、普通の人なら気にしないことまで心配し、心配事を増やす相手を批判します。
それは、何か窮地に立たされた場合に、それに対応できる自信がないからです。
また、気の小さい自分を、周りに悟られたくないため、キレて、自分を大きく見せます。
すぐキレる人への対処法
では、すぐキレる相手には、どのように対応したらよいのでしょう。
すぐキレる人への対処法を3つご紹介します。男性女性問わず、共通した内容です。
1.批判しない
すぐキレる相手には、まず、『批判しない』ことに注意しましょう。
自分では、相手を心配して、良かれってと思って言ったことでも、「批判」と受け取られるようなことは、言わない方が賢明です。
自分への批判と捉えるや否や、キレられます。
相手に、言動を改めさせる必要がある場合には、「批判」と取られないような言い方、接し方が必要です。
2.敬意を払う
すぐキレる相手には、『敬意を払う』ことも大切です。
すぐキレる人は、肯定、尊敬、賞賛、感謝というものに、飢えています。
そのため、相手の心を動かすには、満たされないものを満たす必要があります。
「大変だったね」、「よく頑張ったね」など、相手の労を労ったり、褒めたり、感謝したり、頼ることで、相手の心を満たすことが大切です。
人間、誰しも、自分が満たされないと、素直に耳を傾けたり、誰かのために何かをしようという気にはありません。
また、自分のことをわかってくれない相手に、素直に応じろうとは思いません。
3.要求は、やんわりと
すぐキレる相手には『要求は、やんわりと』言うことも、大切です。
注意したり、助言したりと、相手に要求する場合には、批判と取られないように、やんわりと言いましょう。
敵がい心をむき出しにしたり、一方的に押し付けては、抵抗されるだけです。
ものも言いようです。
「~した方がいいかもよ」、「~という話を聞いたけど大丈夫?」など、選択の余地を与え、相手に選ばせるようにしましょう。
相手の立場に気を使いながら、相手の意志を尊重しましょう。
いかがでしょうか。以上が、すぐキレる人の特徴と対処法です。
すぐキレる相手に、お困りの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
縁あって、このページに辿り着いた方が、ストレスなく、楽しい日々を暮らせるよう、お祈りいたします。