今の世の中、多くの人がストレスを溜めています。
そして、イライラし、人やモノに当たったり、自分を責めて落ち込んだり、疲れてぐったりしたり…。
物質的に豊かな国とされる先進国ほど、その豊かさとは反比例して、心が満たされず、目の輝きを失っている人が多いように思います。
なぜ、こんなにもストレスが溜まるのでしょう。
ストレスの原因をご紹介します。
ストレスの原因
私は、学生時代は、ストレスとは無縁の人間でした。
とは言っても、意地の悪い友達に悩まされたり、いろいろ悩みはありましたけどね。
しかし、心底、能天気な私にとっては、まだ、ストレスになるほどでもなかったのでしょう。
それが、社会人になり、組織の中で働くに次第、ストレスに悩まされるようになりました。
思いつめて、食事に喉に通らなくなり、一時は、体重が30㎏台になったこともあります。
我慢に我慢を重ねていった結果、病気を引き起こし、入院したこともあります。
結局は、我慢の限界が来て、組織から卒業し、現在は、ストレスから解放されています。
過去の自分を振り返り、ストレスの原因、ネックとなっていたものは何だったのかを突き詰めると、下記、5つではないかと思います。
ストレスが溜まる5つの原因をご紹介します。
1.自分に無理をしている
ストレスが溜まる原因の一つ目は、『自分に無理をしている』です。
突き詰めると、ストレスの原因は、これに尽きるかもしれません。
「いい人と思われたい」、「良い評価をしてもらいたい」、「変な人と思われたくない」、
「みんなと仲良くしたい」、「~に喜んでもらいたい」、「~を悲しませたくない」
など、理由は何にせよ、その結果、「したいことができない」、「言いたいことが言えない」状態になっているのが原因です。
ストレスが溜まるのは、心の奥では、NO!が出ているのに、それを無視し、周囲に合わせているからです。
輪ゴムは、いろいろな形に合わせ、自分の姿を変えて、輪ゴムを扱う人の要望に応えることができます。
しかし、輪ゴムにとって、一番楽なのは、無理な力を入れず、自然体でいることです。
無理を重ねると、いつか、限界を超え、切れてしまいます。
2.理解できない相手がいる
ストレスが溜まる原因の二つ目は、『理解できない相手がいる』です。
あなたが、複数の人に、同じ内容を同じように話すとします。
しかし、皆が同じように理解するとは限りません。
ある人は、そんなに詳しく説明しなくても真意を理解してくれるでしょうし、いくら詳細に説明しても、理解してもらえない人もいるでしょう。
後者の人と一緒に居続けると、疲れますよね。
学校では、『差別はいけません。みんな仲良くしましょう。』と教えられます。
それは、ある面では正しいでしょう。
人に上も下のありません。見下すことは愚かなことです。
しかし、理解できない相手に、自分を合わせ続けたり、相手に理解を無理強いしたり、一緒に居続けるのが正解とは思えないのです。
理解できない、合わない相手は、無駄な努力はせず、極力、会わないようにしましょう。
言い争ったり、無視する必要もありません。
相手を認めた上で、必要最小限の付き合いに留めましょう。
3.心を許せる相手がいない
ストレスの原因には、『心を許せる相手がいない』というのもあります。
誰も自分を理解してくれる人がいないのは、さみしいですよね。
しかし、そういう人に限って、本来の自分を生きていません。
仮面をかぶり、違う自分を演じています。
自分から、自分の本心、素直な思いを表さないと、誰も、本当のあなたを理解することは難しいでしょう。
「嫌なものは嫌」、「好きなものは好き」、「自分は、今、嬉しい」、「自分は、今、つらい」など、もっと自然体の自分を表に出しましょう。
本当は辛いのに、笑顔を作って平気な顔をしたら、誰が、あなたが辛いと気づくのでしょうか。
もっと、自分に正直に生きましょう。
そしたら、本当の自分に合った仲間、心を許せる相手が必ず現れます。
4.よくないことばかりが起きる
『よくないことばかりが起きる』と、誰でもストレスを感じますよね。
でも、この状況は、そこから好転するためのサインと言ってもいいでしょう。
しかし、好転するかどうかは、自分次第です。
これまでの経験からマイナス思考に陥り、「こうなるに決まっている」、「こんなことになったらどうしよう」と、望まない未来を想像していると、ますます、そうなっていくでしょう。
しかし、「そこから出なさい」、「そこはあなたのいる場所ではありませんよ」という天からの、合図=愛示と受け取れば、あなたを苦しめている呪縛から解き放たれるでしょう。
私には、神様がいるかどうかはわかりません。
しかし、一見、悪いことのように思えることの中にも、救い=この宇宙、地球、人間を作った大いなる存在の愛があるように思います。
それを受け取るかは、自分次第。巣立ちの時を見極め、行動に移しましょう。
5.自分に自信がない
『自分に自信がない』のも、ストレスの原因になります。
自信のなさは、劣等感を生みます。
周りの人が羨ましく思い、嫉妬します。
羨ましい相手に勝てないと思えば、無理に自分を大きく見せたり、羨ましい相手を陥れることで、自分を大きく感じようとします。
また、誰かの言いなりや常識や世間体などに従って生きることしかできなくなり、自分をなくします。
本当に望むことに気づけなったり、気づかない振りをしたり、諦めたりして、自分の行動、世界を狭めます。
自信とは自分を信じること。
自分を信じ、捨てる勇気、飛び込む勇気、自分のしたいことを選択する勇気を持たない限り、ストレスからは解放されないでしょう。
いかがでしょうか。以上がストレスの5つの原因です。
ストレスに悩んでいる方に、少しでもお役に立てたら幸いです。
縁あって、このページに訪問された方が、自分らしく、イキイキと生活し、キラキラと目を輝かせながら人生を送れるよう、お祈りいたします。