周囲に、徒党を組む人はいませんか。
グループや派閥などを作り、いじめや仲間外れをしたがる人がいませんか。
徒党を組みたがる人がいると、職場や学校など、組織や集団の雰囲気を悪くします。
ターゲットにされるのは、たまったもんではありません。巻き込まれるのも迷惑です。
徒党を組みたがる人は、なぜ、群れをなし、誰かを陥れたり、嫌がらせをするのでしょうか。
徒党を組む人の特徴・心理と対処法をご紹介します。
徒党を組む人の特徴・心理
徒党を組む人には、どういう特徴があると思いますか。
徒党を組む人の特徴、および、それを通して、心理をご紹介します。
男性・女性問わず、共通した内容です。
1.心が満たされていない
徒党を組む人の一つ目の特徴は、『心が満たされていない』です。
心が満たされている人は、徒党を組んでまで、誰かを傷つけようとはしません。
その必要がないからです。
グループや派閥を作りたがるのは、何かに劣等感を持つ人が多いです。
また、別の場で、虐げられていたり、理不尽な扱いを受けた経験がある人が多いと言えます。
その原因は、家庭、学校、会社、社会など、様々です。
徒党を組んで、満たされない思いを、誰かを攻撃・無視することで、鬱憤を晴らすのです。
2.臆病・小心者である
徒党を組む人間には、『臆病・小心者である』という特徴もあります。
一人では、「怖い」「自信がない」ため、仲間を作って攻撃します。
そして、仲間との団結により、正当性や優越感に浸り、怖さや自信のなさを払拭します。
一方で、強い者、権力のある者の前では、臆病で小心者に戻ります。
ヘコヘコしたり、ご機嫌を伺い、気に入られようとします。
そして、そのストレスを弱い者をいじめたり、仲間外れすることで、バランスを取るのです。
3.嫉妬心が強い
『嫉妬心が強い』のも、徒党を組む人に多い特徴です。
「仕事ができる」「異性にモテる」「幸せそう」など、自分が負けているのが許せません。
また、将来、自分の立場を危うくする可能性がある相手も、目障りに感じます。
そして、「実力では勝てない」「自分には手に入らない」と感じると、周りを巻き込み、目障りな相手を困らせたり、陥れようとするのです。
その相手に不満を持ちそう、あるいは、自分の言い成りになりそうな人間を集め、徒党を組んで、目障りな相手を攻撃します。
また、ターゲットに好意を持っている相手にも、様々なことを吹き込みます。
イメージダウンを図るのです。執念深く、恐ろしい一面を持っています。
4.プライドが高い
徒党を組みたがる人には、『プライドが高い』という特徴もあります。
特に、家庭が裕福、家柄が良い、成績が良い、運動能力が高い、特技を持っているなど、何か秀でているものがある人に多く見られます。
そして、それでいて、ずば抜けているという状態でなかったり、何か劣等感を持っている人が、徒党を組みたがります。
自分が1番でない、他の人が目立つのが許せず、徒党を組むのです。
そして、その中心人物になって、仲間を従えることで、自尊心を保っているのです。
5.人間的に未熟である
『人間的に未熟である』という特徴も、徒党を組む人にはあります。
自分と他人を比べては、劣等感を持ち、その状態が許せず、苛立ちます。
しかし、一人では行動できないため、徒党を組み、自分の欲求を満たそうとします。
わがままで、依存心の高い困ったちゃんです。
自分の欲望を満たさないと気がすまない、駄々っ子とも言えるでしょう。
精神的に成熟した人、自立した人は、そんなことはしません。
自分の人生は、自らの力で切り開き、他の人を認め、周囲に感謝する余裕があります。
徒党を組む相手の対処法
では、徒党を組む相手に、どう対処すればよいでしょうか。
徒党を組む相手の対処法をご紹介します。
1.ターゲットにされた場合
徒党を組む人にターゲットにされた場合には、『我慢はしない』でください。
我慢すると、余計、相手は調子に乗り、エスカレートします。
また、相手と面と向かい、『批判しない』ようにしましょう。
説得して、態度を改める人間ではありません。余計、意地になります。
それよりは、『権力、地位、発言力などがある人に相談』しましょう。
徒党を組む人は、所詮、一人では何もできない小心者です。強い存在を見方につけましょう。
身近な人でもいいですし、専門機関に相談してもよいかもしれません。
もしくは、相手から『離れる』のがよいのではでしょうか。距離を取りましょう。
無理してまで、現状を維持する必要はないのではないでしょうか。
2.巻き込まれないためには
周囲に、徒党を組みたがる人がいる場合には、『近づかない』『関わらない』のが一番です。
もし、声をかけられた場合は、『安易に同意しない』ようにしましょう。
また、『同意したと取れる言動はしない』ようにしましょう。
うっかり調子を合わせると、知らないうちに仲間にされることもあります。
話題をそらしたり、用事があるかのようして、『その場を去る』のがよいかと思います。
いかがでしょうか。徒党を組む人の特徴・心理と対処法は以上になります。
徒党を組まれ、いじめや仲間外れに苦しむ方に、少しでも、お役に立てれば幸いです。
今は、辛くても、きっと明るい未来は待っています。希望は、なくさないでください。