本当に優しい人とはどんな人なのでしょうか。真の優しさとは何でしょうか。
「優しいと思っていたら、実は違った」、「ぶっきらぼうで印象が良くなかったけど、実は優しい人だった」というような経験をしたことはありませんか？
日頃、私たちは、外見や表面的な言葉・態度で、人を判断しがちです。
しかし、それだけでは、判断を誤る可能性があります。
控えめな性格、照れ屋など、表立って、親切にしたり、優しくするのが苦手なタイプは、恥ずかしさから、誤解を招くような態度を取ったりもしますからね。
また、本当に優しい人は、相手のことを思い、こっそりサポートしていることも多いです。
そのことが、余計、気づきにくくさせています。
あなたは、本当に優しい人と、そうではない人の見分け方がわかりますか？
本当に優しい人の特徴、また、それを通し、真の優しさの条件をご紹介します。
自分や他の人の診断に、ご活用いただければと思います。
本当に優しい人の特徴・条件
では、本当に優しい人の５つの特徴・条件を、一つ一つ解説しながら、ご紹介します。
これは、男性・女性問わず、共通の特徴・条件になります。
すべての特徴・条件に該当する方は、間違いなく、真の優しさを持った、本当に優しい人です。
１．分け隔てなく接する
本当に優しい人の特徴の一つ目は、『分け隔てなく接する』です。
真の優しさを持った人は、国籍、年齢、性別、地位、職業、年収など、区分や条件で差別し、態度を変えるようにことはしません。誰に対しても、分け隔てなく、接します。
よく、相手により態度がコロコロ変わる人がいますが、そういう人間が見せる優しさは、上辺だけです。相手を思っての行動ではなく、自分の損得や、都合により行動しています。偽善です。
本当に優しい人は、正々堂々としており、その優しさは、相手のことを思っての行動です。
２．芯が強い
本当に優しい人の特徴に、『芯が強い』というのもあります。
真の優しさには、心の強さが必要です。
ただ、物腰が柔らかいだけ、相手の要求に応えるだけでは、本物の優しさとは言えません。
本当に優しい人は、相手の言いなりにならない、周囲に振り回されない、常識や世間体に屈しない、強さを持っています。自分の軸を持っているのです。
強い信念を持っているため、見方によっては、頑固とも映るでしょう。
３．物事の本質を見極める
本当に優しい人は、『物事の本質を見極める』という特徴もあります。
例えば、お金がなくて困っている相手に、すぐにお金を貸したり、あげることが優しい行為なのでしょうか。
本当の優しさは、お金の用途や、足りなくなっている経緯・状況、お金以外に解決の手段はないかなど、あらゆる状況を確認し、ベストな方法を取ることではないでしょうか。
本当に優しい人は、誰かが困っていても、すぐに手を貸したり、何かを与えるとは限りません。本当に必要なことは何かを考え、それに基づいた行動をします。
もし、一生懸命、働いても、高額な親の手術費が払えないのであれば、快くお金を貸したり、あげるでしょう。密かに、周囲に声をかけたり、募金を募るかもしれません。
しかし、お金がない理由が、単に浪費だとしたら、一切、お金を出すようなことはしません。
厳しい言葉をかけたり、突き放すこともします。何が大切かを見極めます。
４．自分の価値観を押し付けない
『自分の価値観を押し付けない』というのも、本当に優しい人の特徴です。
十人十色という言葉があるように、皆それぞれ異なった価値観で生きています。
また、他人の人生に、とやかく言う権利は、誰にもありません。
本当に優しい人は、アドバイスやヒントを与えても、最終的な判断は、相手に任せます。
自分の価値観を押し付けるようなことはしません。
それで失敗しても、そこに学びがあることを知っているからです。
また、自分で判断し行動してこそ、何かを達成したり、成功した時に、真の喜びや自信が得られることを知っているからです。
５．見返りを求めない
本当に優しい人の特徴には、『見返りを求めない』というのもあります。
世の中には、損得で優しくしたり、見える所でしか誰かのために動かなかったり、自分のした行為をＰＲしたがる人がいます。
優しさや親切に見返りを求める人は、誰かのために何かを行うことを損をしたと考えます。
あるいは、いい人に思われたい、気に入られたいと、自分のためにしています。
本当に優しい人は、そんなことはしません。心から相手のことを思い、行動します。
そして、自分の行動が、心の負担にならないように、気を使わせないように、傷つけないようにと、相手への思いやりから、目立つようなことはしません。
さり気なく、中には、相手に気づかれないように、力になろうとします。
思いやりの気持ちを忘れない温かい心の持ち主です。
いかがでしょうか。本当に優しい人の特徴・条件は、以上になります。
真の優しさとは、相手のことを思い、本当に自分がすべきことを判断し、行動が取れる、思いやりに満ちた行動なのではないでしょうか。そこには、損得はありません。愛があります。
本物の優しさには、愛があります。自分への愛ではなく、相手を思う愛です。
本当に優しい人は、愛あふれています。
あなたも、愛あふれる人になりませんか。そして、その愛を誰に届けませんか。
その愛は、回りまわって、きっと、自分のところに戻ってくるでしょう。
