以前、『見えなかったものが見えてくる – それは闇世から世明けの時』という記事を書きましたが、あれから、ますます、状況は進んでいるようです。
世の中の暗部に気づき、恐怖や怒りを感じている方も多いのではないでしょうか。
そして、事が大きいだけに、どうしてよいか、わからず、途方に暮れていませんか。
本来、悪を取り締まったり、人々を正しい方向へ導く側の人物や組織が、悪に乗っ取られては、一般庶民では、足や手も出せません。
となれば、
「その悪に立ち向かえるほどの、権力や地位、リーダーシップがある人や、能力に秀でた人に、悪を退治するよう、頑張ってもらうしかない。自分達は、それを応援しよう!」
なんて、思ってしまうかもしれません。
私たちは、幼い頃から、絵本、マンガ、テレビ、映画などを通し、『悪をやっつけるヒーロー』を見て育っていますからね。
そう考えることは、ごく自然なこと。
しかし、それでは、おそらく、状況を好転させるのは、無理なのではないでしょうか。
私たちは、今、時代の転換期にいます。
それは、ちょっとした変化ではなく、今までの世の中をひっくり返すほどの大変化。
パラダイムシフトなのです。
ということは、既存のシステムに頼ったり、既成概念の範疇での方法で、今ある問題を解決するのは、難しいのではないでしょうか。
これから、世の中が進む方向は、今までとは真逆です。
今ある問題に対しても、今までとは異なる方法が求められていると感じます。
しかしながら、今までの世の中を正しく理解していないと、それを行うことができません。
では、今までの世の中とは、どんな世の中だったのでしょう。
社会の仕組みとしては、三角形(△)で表される、ピラミッド構造で成り立っています。
ピラミッドの上に行くほど権力を持ち、法律・規則・上下関係・競争心理などにより、お金・時間・労力など、あらゆるものを搾取し、下に行くほど、あらゆるものを奪われていきます。
他にも、経済(金銭)至上主義、物質主義、均一主義、競争社会、ストレス社会、男性主導組織など、今までの世の中を象徴する、様々なことが、思い浮かぶのではないでしょうか。
そして、それらが、世界・国といった規模に限らず、身の周りの小さな所まで浸透しています。
なぜ、こんなことが起きているのでしょうね。
それは、私たちが思っている以上に、一人一人が大きな力を持つことに気づかせないためです。
また、神として目覚めさせないためです。
この宇宙に存在するものは、すべて、大いなる神(根源神)の分け御霊。分神です。
『八百万の神』とは、たくさんの神を意味しており、このことを表しているのです。
そして、神として目覚めるのに必要なのが、『三種の神器』。
闇の勢力は、これを知っているため、真逆の方向に、人々を導いているのです。
つまり、三種の神器を悪用しているのです。
三種の神器の鏡は、汚れや曇りのない清らかな心、剣は、天と本当の自分と地球を貫く自分軸(舵)であり、自律や勇気、勾玉(陰と陽の二つ)は、統合や調和、バランスを表しています。
そして、すべてに共通するのは、愛です。
だから、それに沿った方法でなければ、今ある問題は解決できません。
ネガティブな感情で心を曇らせるのは、鏡を曇らせることであり、ヒーローに依存することは、剣を手放すことであり、敵対するものを排除するのは、勾玉の片方を手放すことです。
そして、言動の起点が愛でないものは、神とは逆行する行為です。
では、どうすればよいのか。
それは、一人一人が、三種の神器を正しく機能させること。
また、『世の中は相似形で成り立つ』ことを活用するのです。
同じ振動数(周波数)のものは、遠く離れていても、共鳴(共振)します。
それと同じように、「相似形同士は、影響を与えることができる」。
と、先日、インスピレーションを受け取りました。
宇宙に存在するすべてのものは、固有の振動数を持っています。
音、数、言葉、色、形、そして、人も…。
そして、似たものは、似た振動数を持ち、影響を与えることができるのです。
だとしたら、大きなものではなく、似た小さなものを相手にすればよいのです。
それなら、一般庶民でも、どうにかなるのではないでしょうか。
例えば、今の世の中を象徴するピラミッド構造。
あなたの身の周りにもありませんか。
会社だったり、サークルだったり、友達関係だったり…。
見渡せば、たくさんあるのではないでしょうか。
その小さなピラミッドを、序列のないフラットな形に変えるか、そっと抜け出せばよいのです。
と言っても、形を変えるのは、属している人達の賛同が必要ですから、難しいでしょうね。
中には、ピラミッド構造の中にいるのを好む方もいます。
お互いを尊重するなら、ピラミッド構造を好まない方が抜け出すのが、一番、簡単な方法です。
でも、その際、悪態ついたりして、残る方を不愉快な気持ちにするのは禁物です。
それは、神、愛とは、逆行する行為。
立つ鳥跡を濁さず。残る側が、気持ちよく送り出せるように心掛けましょう。
そうやって、一人、また一人と、あちこちで、小さなピラミッドから人が抜け出すと、
自然と、小さなピラミッドは崩壊していきます。
そうすると、それが、大きなピラミッド構造へも影響を与え、直接、手出ししなくとも、
自然と、大きなピラミッドは崩壊へと向かうのです。
だから、大きな闇だからと、恐れる必要もないし、諦める必要もありません。
身近にある『小さなものからコツコツと』が、大きな奇跡を起こします。
なお、闇も、『八百万の神』の光です。
闇は、闇としての役割を果たすことで、光へと導いています。
闇の中に、光へと向かう気づきが埋もれています。
すべての存在に感謝ですね。
この内容が、どなたかの、また、世の中のお役に立てれば、幸いです。