損をする人の特徴

人間関係で、損する人と得する人っていますよね。

「なぜ、要領がいい、ずるい人が得をして、真面目で正直で優しい人が損をするのだろう」と思ったことありませんか?

「世の中、おかしい」、「不公平だ」と思うことありませんか?

性格の良い人が損をし、性格が悪い人が得をするなんて、納得いきませんよね。
でも、それには、実は、それなりの理由があります。

損する人の5つの特徴を通し、損する理由と、損をしないための対策をご紹介します。

損する人の特徴に、自分が該当していないか確認しませんか。
心当たりのある方は、これ以上、人生を損しないように対策しませんか。

損する人の特徴

損する男性

では、損する人の5つの特徴を、一つ一つ解説しながら、ご紹介します。

1.お人好しすぎる

損する人の特徴の一つに、『お人好しすぎる』というのがあります。

疑うことを知らない、お人好しな人は、他の人も「いい人」であることを前提に行動します。
しかし、残念ながら、世の中、みんなが「いい人」ではありません。

中には、お人好しな人を利用したり、付け込む人がいます。
騙されたり、後で失望しないように、人を見る目を養うことも必要です。

また、お人好しな人は、自分よりも他の人を優先・尊重する傾向があります。
しかし、いつも相手に合わせていると、なめられ、損することにつながります。

本当は欲しいのに我慢したり、嫌なのに断れなかったりと、心と裏腹なことをしてまで、相手を尊重しても、感謝してくれるとは限りません。

欲しくなかったのだろう、好きでやってるのだろうと、都合のよい解釈をする人もいます。
時には、自分を主張する必要もありますし、善意も、人を選んでする必要があります。

2.頑張りすぎる

損する人には、『頑張りすぎる』という特徴を持つ人もいます。

「他の人に迷惑をかけてはいけない」、「責任持ってやり遂げよう」、「~のために全力を尽くそう」と、何でも自分でしようとする人・できてしまう人は、意外と損をすることになります。

人間は、人に頼られ、感謝されることに、自分の存在価値を見出すものです。

しかし、何でも自分でしようとする人・できてしまう人は、他の人に、自分の存在価値・意義を与えてくれません。

自分に満足している人・自信がある人は、一生懸命、頑張ることは、賞賛すべき行為と捉えますが、そうでない人にとっては、ありがた迷惑な行為に映ります。

中でも、劣等感を持つ人は、自分が必要とされていないことに「自分をバカにしている」と感じたり、頑張った成果に対し、「自分に対しての嫌味」と受け取ったりします。

それが、上司と部下、先輩と後輩といった上下関係のある間柄だとすると、「自分の立場を脅かす危険人物」ということにもなります。「かわいくない」「生意気」と、煙たがれます。

そういった人に囲まれていると、頑張っても、認められることはありません。
周囲に合わせて、適当にやり過ごすか、自分のいる環境を見直した方がよいかと思います。

3.正義感が強すぎる

正義感が強すぎる』というのも、損をする人に多い特徴です。

誤りを是正するため、困っている人を助けるため、物事を良い方向へと導くためと、自分は良かれと思って、正義を通しても、報われることは少ないのではないでしょうか。

世の中を上手く渡っていくには、何でも、正直に言えばいいというものではありません。

自分の弱味や欠点など、自分にとって不利なことを、包み隠さずに言うバカ正直さは、人に好感を持たれ、得することにもつながります。

しかし、相手の立場を無視し、恥をかかせるなどの相手にとって不利になることを、正義のために、バカ正直に言うのは、相手を不快な気持ちにさせます。

それでは物事が良い方向へと進みませんし、反感を買って損することに陥ります。
あまり正義感が強すぎるのも考えものです。ほどほどにしましょう。

自分は正義感が強すぎると自覚のある方は、「正義感が強すぎる人」を参考にしていただければと思います。

4.コミュニケーションの取り方に問題がある

損をする人には、『コミュニケーションの取り方に問題がある』人も、多くいます。

自分では、親切なつもり、良いことをしたつもりでも、コミュニケーションの取り方で、随分、印象が変わりますし、相手の受け取り方も変わります。

声が小さかったり、歯切れが悪く、「聞き取りにくい」人や、回りくどくて「何を言っているのか、わからない」人は、話の要旨がわかりにくいですし、自信がないように感じます。

それでは、相手に信頼されませんし、誤解されることもあります。

また、話にトゲがあったり、表現がストレートすぎて相手を傷つけたり、上から目線の物言い、ぶっきらぼうな物言いは、相手を不快な気持ちにさせたり、敵意を抱かせます。

また、悪気はないにしても、相手の気持ちやその場の状況を考えず、思ったことを何でも正直に言うのも、考えものです。デリカシーがない人、空気が読めない人と思われるでしょう。

人に好感を持たれ、得する人になるには、話し方や話の内容に気づかいが必要です。

5.自分に制限をかけている

損する人は、知らず知らずのうちに、『自分に制限をかけている』と言う特徴もあります。

常識や社会のルール、目上の人や親の意見などを尊重し、それを守ることは、真面目で優しいとは思いますが、自分を犠牲にしたり、人生をつまらなくしていませんか?

夢はかなわないもの、それを追い求めるのは愚かなこと、成功するのは才能のある一部の人だけと、外からの情報を受け入れ、あきらめていませんか?

好きなことして生活することはできない、よい大学に行って、大きな会社に行くのが一番だと言うことを無条件に信じ、自分の才能や可能性を無視していませんか?

毎日、楽しく過ごしている人や、成功している人は、常識や社会のルール、周囲の意見などよりは、自分の意思を尊重しています。

もう少し、自分に優しくしても良いのではないでしょうか。
自分を大切にしてもよいのではないでしょうか。

自分の人生です。後悔のないように、もう少し、自分の心に素直に、一つ一つの選択をしていただければと思います。

いかがでしょうか。
以上が、損する人の特徴です。心当たりがある方は、対策を打っていただければと思います。

なお、要領のいいだけのズルい人は、一時的に得しても、いずれ、それ相応の報いを受けることになります。

それに、お金やモノ、地位、名誉といったことで得しても、人間的に問題のある人には、本当の幸せを得ることはできません。

それよりは、無理やりに、得しようとしなくても、自然と得する人になる、徳のある人になりませんか?よかったら、「得する人の特徴」を参考にしてください。