あなたは、正義感が強いですか?
正義感が強い人は、みんなが不満に思っていても言えないことを、権力に屈することなく、潔く言える、正義の味方であり、勇者ですが、意外と、敵を作り、損することも多いかと思います。
自分では、世のため人のためにしたつもりが、相手や周囲にとっては、迷惑な人、厄介な人、面倒な人になり、結局は、自分が悪者になって損をしてしまうのです。
あなたも、そんな経験をしたことはありませんか?
正義感が強すぎる人が、世の中をうまく渡るにはどうすればよいのか、その方法を5つご紹介します。
正義感が強すぎる人が、世の中をうまく渡る方法
では、5つの方法を、一つ一つ解説しながら、ご紹介します。
①頼まれてもいないことを、正義のために代弁しない
正義感の強い人は、誰かに頼まれたわけでもないのに、自らの判断で正義を貫く行為に走りやすいです。
自分では、気を利かし、弱き者を助けたつもりかもしれませんが、相手にとっては、迷惑なこともあります。
自分が嫌な思いをしても、事を穏便に済ませ、平和に過ごしたいと望んでいる人にとっては、事を荒立て、まるで自分が告げ口したかのように取られる行為は、迷惑なのです。
価値観は、人により異なります。10人いれば10通りの考え方があるのです。
自分にとって正しいことが、相手にとって正しいとは限らないのです。
頼まれてもいないことに口出しするのは止めましょう。
どうしても、我慢ならない時は、困っている相手の意志を確認してからにしましょう。
②本当に正しいことなのか、想像を膨らませる
自分がしようとしている行為が、本当に正しいことなのか、様々な人の立場に立ち、また、いろいろな角度から物事を捉えましょう。
物事を衝動的に、また、自分という狭い視野から判断すると、勘違いすることもありますし、物事の本質を捉えることもできません。
人は、自分の経験や興味のあることから、物事を見てしまい、知らず知らずのうちに、偏った見方をしてしまいます。
また、物事には白黒では判断できないこともあったり、時には、正義よりも重視すべきこともあります。
あなたが貫こうとしている正義は、人を幸せにすると言い切れるか、様々な場面を想像してから、判断しましょう。
③批判ではなく、相談・提案する
例え、あなたの判断が正しく、相手が間違っていたとしても、それを一方的に批判・否定されると、人は抵抗したくなります。
人は、自分の価値観によって、物事を判断しています。
それを否定されると、自分を否定されたと思い、相手に敵意を感じます。
人を動かすには、一歩、引くことも必要です。
相手の行為に、どのような意図があるのか、どうして、そのような状況になっているのか、まずは、物事の背景や状況を確認し、相手の言い分を、一旦、受け入れましょう。
その後に、相談や提案という形で、問題の解決に向けて行動してはいかがでしょうか。
一方的に責めるよりは、その方が、早く状況を良くすることができるかと思います。
④同意や見返りを求めない
あなたが、世のため人のためにした行為は、あなた自身が、あなたの価値観によって判断したものです。それに、同意や見返りを求めることは止めましょう。
人にはそれぞれの価値観があります。
あなたにとっての正義が、相手にとっても正義とは限りません。
同意や見返りを前提にすると、そうならない時に、怒りや悲しみがこみ上げ、損した気分になります。
世のため人のためではなく、自分は、”自分の正義を貫くためにした”と思うようにしましょう。
⑤いい加減に気楽に生きる
特に、正義を貫かなくても、人は、楽しく生きれます。
あなたの周りに、いい加減だけど、人に愛されて、いつも楽しくしている人はいませんか?
人間、正義を貫くよりも、世渡り上手の方が、人生を楽しく生きることができます。
あまり、正義を貫くのは、自分や周囲の人も、息苦しくさせてしまいます。
正義感が強すぎる人は、自分で、ちょっと、いい加減かなぁと思うくらいで、ちょうどいい、つまり、”いい加減”なのです。
もう少し、いい加減に、気楽に生きてみませんか。
いかがでしょうか。
正義感の強い私が、いろいろな失敗から得た教訓です。よかったら、参考にしてください。