とうとう、一都三県に、緊急事態宣言が出されました。
対象地域の方は、しばらくは、窮屈な思いをすることになりますね。
と言っても、他の地域も、対象地域の拡大も十分に考えられますし、他人事ではありません。
今、起きていることは、世の中をよりよく変化させるには、通らないといけない道。
その流れを受け入れながら、自分自身も、より心が望む方向へと、バージョンアップさせていただければと思います。
ところで、最近、『経済を回す』という言葉をよく耳にしませんか。
「コロナ対策と経済活動のどちらを優先させるべきか」という問題に対し、
決まり文句のように、「経済を回さないと困る」という発言が出てきます。
テレビのコメンテーターや、インタビューを求められた一般の方が、経済活動を肯定する際に、口を揃えて、「経済を回さないと困る」と言う風潮に、何か違和感を覚えます。
そもそも、私たちは、本当に「経済を回さないと困る」のでしょうか?
スーパーや病院、物流など、私たちが生きる上で欠かせないものが止まるのは困ります。
しかし、そうでなければ、それを仕事にしてない限りは困りません。
それなら、今まで通り、経済全体を回そうとしたり、キャンペーンなどの回りくどいことをしなくても、生活に困っている人を、国が補償したり、他の仕事を斡旋すればよいだけのこと。
海外に莫大な寄付をする余裕があるのなら、それを国内に回せばいいのではないでしょうか。
なにせ、非常事態なんですから。
他にも、いろいろと、切り詰められる予算がありそうにも思いますし…。
何か、変ですよね。
しかし、これも、世の中が、よりよく変化するには、必要な工程なのだと思います。
天が望む、これからの時代は、組織や誰かに依存するのではなく、
一人一人が自立して、自分ができること・好きなことを与え合い、支え合う時代。
だから、国や自治体などが、何とかしてくれるのを待つというやり方では、ダメなのです。
それだと、ますます依存や今の世の中から、抜け出せなくなります。
それに、私たちは、そろそろ、『経済を回す』というか、『お金を回す』ことから、
徐々に、卒業していかなければいけません。
私たちが、この世に誕生した時には、既にあったお金。
しかし、私たちは、お金が回らないと、あるいは、お金がないと、本当に困るのでしょうか?
私は、そのようには思えません。
そもそも、お金は、単なるツール。
物々交換をスムーズにさせるためのツールです。
といっても、モノとモノではなく、モノとサービスの場合もありますけどね。
だから、お金がないのならば、サービスも含めて、物々交換に戻ればよいだけのこと。
もっと言えば、その物々交換さえも、止めてしまえばいいんじゃないかと思います。
欲しいと思う人、困っている人に、自分が提供できるものを無償で差し出すのです。
みんなが、与え合い、支え合えば、生活できなくて困る人はいません。
みんなが幸せになります。
『経済(お金)を回す』のでなく、『愛を回す』ことで、皆が幸せになるのです。
そうなると困るのは、国民の税金で、甘い汁を吸っている人達ぐらいなのではないでしょうか。
甘い汁が減ったり、なくなったりしますからね。
また、そのいう体制そのものが崩壊します。
国民から税金を搾り取る、今の体制に胡坐をかいている人達が困るだけです。
そっちサイドでなければ、経済(お金)の変わりに愛を循環させれば、困ることはありません。
みんなが、自分ができること・好きなことを提供し、報酬は「ありがとう」という言葉と笑顔。
コロナを機に、そんな世界になると素敵だなぁと思います。
欲しいものが、いつでも誰でも手に入るのであれば、過度な贅沢は、卑しさの象徴。
そうすれば、自然とエコになって、環境問題も改善されるのではないでしょうか。
「朝から晩まで働く」という、今の世の中の当たり前も、なくなるかと思います。
と言っても、長年続いた、この世界を変えるのは、簡単なことではありません。
しかし、その方向に、みんなが徐々に舵を切れば、夢ではないのではないでしょうか。
そのためには、まずは、「お金を多く持とう」という意識を変えることが必要かと思います。
よく、「コロナで、売上が何割減った」とか言っている方がいますが、
それでも、普通に生活できている人は、「今までが稼ぎすぎじゃないの?」って気がします。
「コロナ以前に戻そう」とするのではなく、「生活できる程度に稼ぐ」という姿勢が、
今、また、これからの私たちには必要とされているのではないでしょうか。
なぜなら、コロナは、調和(バランス)を整えるために起きているのですから。
私たちが、経済活動に傾き過ぎたから、あらゆるバランスが崩れているのではないでしょうか。
極端に言えば、今のご時世で、働かなくても、預貯金などで生活できる人は、
お金をもらうという意味での「働かない」という選択も、ありだと思います。
そうすれば、その空いたポストに、仕事がなく、生活に困っている人が入れますし、
世の中が変わる流れの一部となります。
そういう人が増えれば、過度な経済活動は減り、この地球も蘇ってくるのではないでしょうか。
そう考えると、国民の三大義務の『教育』『勤労』『納税』は、おかしいですよね。
納税できるのなら、それ以上、『勤労』を強いられるのは、個人の自由や権利を奪っています。
私たちは、今、「今までの世の中を変えられるかどうか」の岐路に立たされています。
コロナをきっかけに、今までの当たり前を見直すように、天から課題を与えられているのです。
その課題をクリアできるかどうかは、私たち一人一人に掛かっています。
国が、国民のために機能していないのにも、意味があります。
天が望む、これからの時代は、組織や誰かに依存するのではなく、
一人一人が自立して、自分ができること・好きなことを与え合い、支え合う時代。
愛を循環させる時代です。
お金が循環する世界は、貧富や権力の差を生みます。
しかし、愛が循環する世界では、皆が幸せになれます。
そこに向かって、少しずつ、舵取りしませんか。