なぜ、自分は、頭の回転が遅いのだろうと悩んでいませんか?
人には、持って生まれたスピードがあり、頭の回転が早いからと言って、人間的に優れているとは言えません。
また、頭の回転が早いことが、必ずしもいいことも言えません。
頭の回転が遅く、おっとりしている方が、幸せなこともあります。
周囲に、安心感や癒しを与えることもあります。
しかし、学校、会社など、組織に時間管理を預け、周囲と合わせること、効率性を求められる世の中では、頭の回転が遅いと、悩むことも多いも実情です。
他の人と同じようにできない自分に悩んだり、知らないうちに周囲をイライラさせたり…。
なぜ、自分は、頭の回転が遅いのか。速くする方法はないのか。
そう、お悩みの方のために、頭の回転が遅い人の特徴を通し、その原因をご紹介します。
また、頭の回転を速くする方法をご紹介します。
頭の回転が遅い人の特徴
さて、頭の回転が遅い人には、どのような特徴があるのでしょうか。
スピードが遅い原因はどこにあるのでしょうか。
男性女性問わず、頭の回転が遅い人の特徴を5つご紹介します。
1.集中力がない
頭の回転が遅い人の、まず、一つ目の特徴は、『集中力がない』です。
気が散漫で、何か作業をしていても、いろいろな所に、気が行ってしまいます。
また、すぐに飽きてしまいます。
それでは、効率が上がらず、一つのことに時間がかかるのも当然です。
集中力がないのに、めんどくさがり屋な性格が原因している場合もあります。
「面倒だなぁ」、「やだなぁ」と思いながら、人の話を聞くと、すんなりと耳に入りません。
理解するのも難しいです。重要なことも聞き逃すこともあります。
作業も捗りませんし、いいアイデアも浮かばないでしょう。
2.整理整頓が苦手
頭の回転が遅い人には、『整理整頓が苦手』という特徴もあります。
頭の回転が遅い人は、職場で仕事をする机や作業台の上、また、引き出しや収納の中が、煩雑になっていませんか?家の中は、どうでしょうか?
頭の回転が早い人、仕事の早い人は、片付け上手な人が多いです。
いるものといらないもの、よく使用するものとしないものを的確に判断し、環境を整えます。
人と会話していても、また、仕事をしていても、重要なことや優先順位などを意識しています。
日頃から、物事の本質を掴むことや効率を意識しているのです。
3.視野が狭い
頭の回転が遅い人は、『視野が狭い』のも特徴です。
物事を表面のみで捉えたり、自分の経験や価値観だけで判断しようとします。
また、誰かの言葉や世の中の常識を鵜呑みにします。
物事を正しく捉え、理解するには、多角的な視点が必要です。
象という動物を理解するには、鼻が長いという情報だけではよくわかりません。
耳が大きいとう情報だけでもわかりません。
実際に、象の全体像を見ないと、また、触ったり、触れ合ったりしないと、象を理解することは難しいでしょう。
頭の回転が遅いのは、経験や情報が少ないからです。
様々な経験、情報を得て、視野を広げば、自然と理解も作業も早くなるでしょう。
4.依存心が強い
『依存心が強い』というのも、頭の回転が遅い人の特徴の一つです。
何気ない日常生活において、また、進学、就職、結婚など、人生の様々な場面で、判断や決断を人任せにしていませんか?
いつも、判断や決断を誰かに任せていると、判断力・決断力はもちろんのこと、自分で考える力、理解する力がつきません。
何かをするにしても、「誰かに聞けばよいだろう」、「他の人にしてもらおう」と意識が先立ち、自ら聞こう、進めようという気持ちが希薄になります。
自分で考えない、他力本願な姿勢が、頭の回転を悪くさせているのです。
5.ダラダラと過ごしている
頭の回転が遅い人は、『ダラダラと過ごしている』という特徴もあります。
何の目的や目標、夢もなく、ただ流されるままに、だらだらと過ごす。
そういう生活を送っていては、頭の回転も悪くなって当然です。
「こうしたい」、「あぁしたい」という意識があってこそ、人の話がすんなりと耳に入ります。
理解もできます。作業効率も上がります。
その話、その作業が、自分にとって価値があると思わない限り、理解することも行動することも困難になります。
物事を進める、事を成すには、意識を向けることが必要です。
頭の回転を速くする方法
では、頭の回転を速くするには、どうすればよいでしょうか。
どうすれば、頭の回転が遅いのを改善できるのでしょうか。
頭の回転を速くする方法を5つご紹介します。
1.集中力を高める
頭の回転を速くする一つ目の方法は、『集中力を高める』です。
もともと気が散漫で、集中力がないのを改善するのは、はっきり言って難しいです。
しかし、何事も、自分にでもできることを信じ、そうしようと努力すれば、少しずつ効果は出てくるでしょう。
その手始めとして、まずは、自分が興味があること、好きなことを極めましょう。
自分が興味があること、好きなことであれば、集中力も続くのではないでしょうか。
最初から長時間は無理かもしれませんが、少しずつ集中する時間を増やしましょう。
それで効果がでれば、自信になり、他のことにも集中できるようになるでしょう。
要は、集中するための要領を掴むのです。
2.論理力思考力(ロジカルシンキング)を高める
頭の回転を速くする一つ目の方法は、『論理力思考力を高める』です。
情報を整理し、系統立てて理解し、判断力を決断力を養います。
この論理力思考力を高めるのに、何気なくこなしている日常生活を、「より効率的に」、「より快適に」するという視点で取り組んでみましょう。
料理で掃除でも洗濯でも、何でも構いません。
無理せず、できることから、チャレンジしてみましょう。
普段の何気ない行動も、ロジカルシンキングを癖付けすることで、いざという時に、より早く理解し、的確な判断を下せるようになるでしょう。
3.想像力を鍛える
頭の回転をよくするには、『想像力を鍛える』ことも大切です。
目に見えることや、知っている情報、自分の経験、価値観など、狭い視点で物事を見たり、判断しないようにしましょう。
自分の立場だけでなく、相手の立場に立ったり、自分の言動がどういう影響を与えるかなど、様々な視点から、想像をしてみましょう。
想像力の足りない人は、知らず知らずのうちに、人を傷つけたり、判断を間違ったりします。
想像力を膨らませるには、多くの人と話をし、様々な経験を積みましょう。
本を読むこともお勧めです。
テレビやネットではなく、映像のない世界の方が、創造力を養うのに役立ちます。
4.自立心を養う
頭の回転をよくするには、『自立心を養う』ことも必要です。
何もかも、人を当てにしていては、自分で理解し、考え、行動する力はつきません。
人に頼る前に、自分でしてみる。
どうしてもできなかったら、助言をもらい、努力してみる。
日々の努力、自らの行動で得た経験、情報があってこそ、様々なことを素早く理解し、行動に移せることができるのです。
頭の回転を速くするには、依存体質から抜け出す必要があります。
5.直感力を鍛える
頭の回転を速くするには、『直感力を鍛える』ことも効果的です。
今までの経験や収集した情報から、物事を理解し、判断する。
つまり、頭で理解しようとすると、それなりの時間がかかります。
それよりは、直感や心(ハート)で判断した方が、素早く的確に判断できることも多いです。
頭の回転が遅いという方は、直感力を高めることも意識するとよいでしょう。
直感力を鍛えたい方は、よかったら、下記記事も参考してください。
いかがでしょうか。以上が、頭の回転が遅い人の特徴と速くする方法です。
頭の回転が遅いとお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。