桜の季節が来ましたね。
東京では、いち早く、開花宣言がされました。
これから、ぞくぞくと、日本各地で、開花宣言が続くことでしょう。
しかし、改めて考えてみると、なぜ、日本人は、桜が咲くのを待ちわびるのでしょう。
他の花が咲いても、開花宣言なんてしないですよね。
その理由の一つは、遠い昔から『お花見』という習慣・文化が根付いているからでしょう。
しかし、それだけでしょうか?
もっと感覚的なのもので、私たちは、桜に魅かれているように思います。
それは、桜の花を見ると、『幸せな気分になる』からではないでしょうか。
厳しい寒さの乗り越え、明るい陽射しとポカポカ陽気と共に咲く桜。
見るだけで、心が晴れ晴れとし、そして、穏やかになります。
そして、「側にいたい」、「ずっと、そこにいたい」という衝動に駆られます。
でも、それは、ごく自然なこと。
桜には、そういうエネルギーがあるからです。
吉野信子さんのカタカムナ48音の思念(言霊)表をもとに読み解くと、『サクラ』には、遮りを引き寄せ、調和をもたらすエネルギーがあります。
また、はせくらみゆきさん、深田剛史さん著書の数霊に秘められた宇宙の叡智によると、『サクラ』の数霊は60。その意味は、『扇状に広がる慶び』です。
そして、文字一つ一つの言霊(数霊)を読み解くと、下記のようなメッセージが読み取れます。
『時が来た。水に感謝し、パートナーとの調和を取り、第一歩を踏み出しなさい。
大自然と共に生き、内なる光を意識し、信念を持って進みなさい。
そうすれば、心の奥底から解放が始まり、弥勒の世へと進み、神となるでしょう。』
今の私たちには、耳の痛いメッセージですね。
経済の発展や贅沢で便利な暮らしのために、私たちは、自然環境を傷つけてきました。
お金を稼ぐために、人生の大半を仕事に費やし、家族との時間・絆を後回しにしてきました。
そして、我が我がと競い合い、周囲の人を傷つけ、自分をも縛り付けてきました。
しかし、それを反省し、生き方を変えればよいのです。
『自然や周囲の人に感謝し、調和を保ちながらも、しっかりと自分として生きていく。』
そうすれば、真の自由を手にし、神である本当の自分となり、理想郷の住人になれるのです。
桜は、私たち日本人にとっては、身近な植物。
春は、満開の花で、私たちの心を晴れやかにし、夏は、青々とした葉で、私たちを涼まし、秋は、紅く染まった葉で、心を温めてくれます。
動物や昆虫には、蜜や木の実を与えます。
そして、冬は、すべての葉を落とし、休眠します。
しかし、その休眠は、開花のための準備でもあります。
その姿は、桜が身を持って、私たちに生き方を示しているようにも思えます。
「調和が取れた理想郷に住むには、こうすればいいんだよ」と。
今、私たちは、新型コロナウイルスにより、あらゆるコト・モノがなくなり、家の中にいることを余儀なくされています。
この状況は、季節で言えば、冬と言えるのではないでしょうか。
だとしたら、満開の花を咲かせるために、準備をすればよいのです。
本当の自分になるにはどうすればよいのか。
どうすれば、自分の人生は楽しくなるのか。
自然や人と調和を保つには、どうすればいいのか。
準備をするのです。
そして、時が来たら、花を咲かせましょう。
表面的なことに心を奪われ、不安や怒りで心を曇らせることに時間を使うのを止めませんか。
それよりも、心の中が、雲一つない晴天になるように、準備しませんか。
自分の心の中を『日本晴れ』にするのです。
そうすれば、あなたは、理想郷の住人、弥勒の世の神となることでしょう。
今こそ、お花見に行きませんか。
宴会はしなくとも、桜の花を楽しむことができます。
そして、桜のエネルギーを受け取ってみませんか。
そのエネルギーは、『調和』と『慶び』。そして、『愛』です。
桜は、『愛』を与えるから、私たちを惹きつけ、『愛される』。
つまり、『愛を受け取る』ことができるのです。
あなたも、桜のように生きてみませんか。