周囲に、何かにつけて難癖をつける、クレーマーはいませんか。
クレーマーとまでもいかなくても、クレーマー気質の人は、いるのではないでしょうか。
そういう人は、なぜ、苦情や文句ばかり言うのでしょう。
また、どういうタイプがクレーマーになるのでしょうか。
私は、メーカーで、クレーム対応に関わったこともあります。
その経験から、クレームを言う人、中でも、タチの悪い人には、特徴があると感じました。
クレーマーになる人の特徴を通し、苦情・文句をつけたがる心理をご紹介します。
クレーマーになる人の特徴
できることなら、関わりたくないクレーマー。
どういうタイプが、クレーマーになるのか、その特徴を5つ、ご紹介します。
男性女性問わず、共通した内容です。
もしかしたら、あなたも、これらの特徴を持ち合わせていませんか。
周囲から、口うるさいと思われているかもしれませんよ。
クレーマーになる人の特徴を確認してみましょう。
1.心が満たされていない
クレーマーになる人の、まず、一つ目の特徴は、『心が満たされていない』です。
心が満たされていないから、少しのことでイライラするのです。
そして、それを誰かにぶつけることで、ストレスを解消しようとします。
また、心が満たされていない背景は、様々ですが、その一つに、疎外感があります。
高齢者など、人や社会とのつながりが少ない人は、人と関わりたい、役に立ちたいという意識が芽生え、クレームに走ることもあります。中には、暇つぶしという人も…。
特に、退職前は、社会的地位が高かった人、元技術者に、その傾向が強いです。
知識があるだけに理屈を並べるので、厄介な相手です。男性が多いでしょう。
このタイプは、相手が非を認めたり、自分の主張が認められることで、達成感を得ます。
2.損得勘定が強い
クレーマーになる人の特徴には、『損得勘定が強い』というのもあります。
「周囲より高い料金を払った。」、「同じ料金を払っているのに、量が少ない。傷がある。」など、自分が損している状況が許せません。
また、損もしていないし、相手に非がないにも関わらず、得をしたいという、欲深さから、クレームをつける人もいます。
不具合があったかのように見せかけたり、言いがかりをつけたりして、お金や物を要求します。
「ダメ元」、「相手が自分の言いなりになったら儲けもん」とクレームをつけます。
そして、成功すると、何度も同じことを繰り返し、クレーマーになるのです。
3.完璧主義者
クレーマーになる人の特徴には、『完璧主義者』というのもあります。
すべてにおいて、100点でないと、気がすみません。
神経質で、チェックが厳しく、少しのミスも見逃しません。
そして、ミスを見つけると、すぐさま、苦情を申し立てます。
普通の人なら、許容値の範囲でも、許せないのです。
こういうタイプは、自分が納得する基準に達するまで、相手を許すことができないのです。
4.思い込みが激しい
『思い込みが激しい』というのも、クレーマーになる人の特徴の一つです。
常に、自分が正しいと思っている人が多いです。
そういう人に限って、いろいろと調べたりせず、「~に違いない」と想像のもと、行動します。
勘違いや自分の勝手な思い込みから、相手を非難し、自分の思い通りに対応させようとします。
相手の話しに聞き耳を持たず、自分の言い分を押し通そうとします。
5.正義感が強い
クレーマーになる人には、『正義感が強い』という特徴もあります。
世のため、人にため、企業のためにと、自分が不満を抱えていることを伝え、改善させようとします。
正義感のもと、行動しているため、主張も強く、なかなか折れません。
改善させるのが、自分の使命とばかりに、強気、かつ、上から目線で、相手を攻撃します。
いかがでしょうか。以上が、クレーマーになる人の5つの特徴です。
あなたにも、心当たりのある特徴はありませんでしたか。
身近に、これらの特徴を持つ人がいたら、なるべく距離を取ることをお勧めします。
”触らぬ神に祟りなし”です。必要最小限の接触に留めておきましょう。