一言多い人は、仕事や恋愛、友達との付き合いなど、様々な人間関係において損します。
なぜ、嫌味や、おせっかいなど、余計なことを言ってしまうのでしょうか。
嫌われるだけで、得することは何もありません。
一言多い性格を直すには、どうしたらよいのでしょうか。
また、そういう相手と付き合うには、どうしたらよいのでしょう。
一言多い人の特徴・心理と対処法とご紹介します。
余計なことを言う理由と対策を確認しませんか。
一言多い人の特徴・心理
親と子供、上司と部下、友達同士、彼氏と彼女、夫と妻など、様々な人間関係において、一言多い人っていますよね。
わざわざ相手を不愉快な気持ちにさせるような発言をするのは、なぜでしょう。
どういう特徴を持つ人が、余計な一言を言うのでしょうか。
男性・女性を問わず、一言多い人に共通する、主たる特徴をご紹介します。
また、それを通し、余計なことを言ってしまう心理もご紹介します。
1.デリカシーがない
まず、一言多い人の特徴には、『デリカシーがない』というのがあります。
相手の気持ちや、状況への配慮がないのです。
今、その言葉を使うべきか、自分の言葉が相手を傷つけないか、想像力が足りません。
思いついたことを正直に口にします。
しかも、悪気なく、核心をついたことを言うことが多いので、相手を傷つけます。
何でも、バカ正直に言えばいいというものではありません。
あまり苦労したことがない能天気な人や、細かいことを気にしないタイプに多いと言えます。
2.嫉妬深く、負けん気が強い
一言多い人には、『嫉妬深く、負けん気が強い』という特徴も多いです。
劣等感が強く、相手を否定することで、上位に立ち、自分を安心させます。
嫌味や、相手の弱点、足りないことを見つけ出し、わざわざ、相手を不愉快にさせる、余計な一言を言うのです。
「羨ましい」「負けたくない」「陥れたい」という心理から、言わずにはおれないのです。
3.上から目線
『上から目線』というのも、一言多いタイプの特徴の一つです。
「自分が正しい」、「自分は何でも知っている」、「自分の方が上であるを見せつけたい」という心理から、相手を見下すために、余計な一言を言います。
自信過剰でプライドが高い性格の人や、職場の上司や、親など、相手より立場的に上である場合に、こういった行動に出やすいです。
相手が間違っていると決めつけたり、例え、正しくても、上下関係をはっきりさせるために、自分の考えを押し付けます。
4.心配性で、おせっかい
一言多い人は、『心配性で、おせっかい』というのも特徴の一つです。
相手のことを心配し、余計なことを言わずにはおれないのです。
善意からの言葉ですが、言われる方には、おせっかいに映ります。
しかも、心配のあまり、しつこく繰り返すことも多く、迷惑な存在です。
あまりにも、しつこく言われると、相手にはストレスになります。
親や子供に対して、また、世話好きな性格の人がしがちな行動です。
5.あまのじゃく
一言多いタイプには、『あまのじゃく』という特徴を持つ人もいます。
相手の言うことを否定せずにはおれない性格で、心と裏腹なことでも口に出します。
中には、自分のことを褒めているのに、「大したことではない」「別に」と、素っ気ない一言を口にします。
素直に「ありがとう」が言えば、済むことを、照れ隠しなのか、わざわざ、褒めた相手をがっかりさせるようなことを言うのです。
一言多い性格を直す方法
中には、一言多い自分を自覚し、直したいと思っている方もいるのではないでしょうか。
わざわざ、相手をイライラさせることを言ってしまう性格は、嫌われるだけです。
一刻も早く、直しましょう。
一言多い性格を直す方法をご紹介します。
1.自分が言ってほしくないことは言わない
一言多い性格を直す、一つ目の方法は、『自分が言ってほしくないことは言わない』です。
言葉に出す前に、自分が言われた場合に、嫌な気持ちにならないか、想像してみましょう。
人格を否定されたり、気にしていることを指摘されるのは、誰でも、嫌ですよね。
他にも、人には、言ってほしくないことがあります。
まずは、自分が言われて、嫌なことは、言わないようにしましょう。
2.相手の性格・立場・状況を考える
一言多い性格を直すには、『相手の性格・立場・状況を考える』ことも大切です。
悪意はなくても、何気ない一言が、相手を傷つけることがあります。
自分にとっては、何でもないことが、相手には不快に思うこともあります。
また、余計な一言が、場の雰囲気を悪くすることもあります。
周囲の人には、聞いてほしくない内容もあります。
もう少し、自分の言葉に責任を持ちましょう。言葉がもたらす影響力に注意しましょう。
3.人生経験を積む
余計な一言を言わないようにするには、『人生経験を積む』ことも大切です。
人の気持ちを理解するには、様々な経験をし、様々な人達と交流して、視野を広げることが必要です。井の中の蛙にはならないようにしましょう。
自分一人の価値観や経験から物事を判断するから、余計なことを言ってしまうのです。
様々な経験をし、様々な角度から想像力を働かせられるようになりましょう。
一言多い相手との付き合い方
身近に、一言多い人がいると、イライラすることも多く、ストレスがたまります。
余計な一言が多い相手には、どうのように対応すればよいでしょうか。
一言多い相手との付き合い方をご紹介します。
1.冗談ぽく、気持ちを伝える
一言多い相手との付き合い方の一つ目は、『冗談ぽく、気持ちを伝える』です。
不快な気持ちを、面と向かって、ストレートに言うと、人間関係を悪くします。
言い争いにもなりかねません。
相手が、余計な一言を言ってきた場合には、「なんか、グサッときた~」、「もしかして、自慢ですか?」、「それって、嫌味ですかぁ?」など、冗談っぽく、本音を伝えましょう。
明るく、カラッと言うのがポイントです。
暗く、ネチネチ言ったり、怒ったように言っては、場の雰囲気を悪くします。
2.肯定も否定もしないで適当にあしらう
『肯定も否定もしないで適当にあしらう』のも、一言多い相手との付き合うには大切です。
相手の余計な一言に対し、「考えておきます。」「参考にさせていただきます。」など、肯定も否定もしない適当な言葉で、受け流しましょう。
また、話を変えるのも得策です。
まともに受け止めて、言い争いをすると疲れます。適当にあしらいましょう。
3.距離を置く
余計な一言が多く、ストレスがたまる相手とは、『距離を置く』ことも必要です。
気に障る余計なことを頻繁に言われていては、心身ともに疲れます。
余計なストレスを抱え込まないように、適度な距離を保ちましょう。
いかがでしょうか。以上が、一言多い人の特徴・心理と対処法です。
要約すると、余計な一言が多いのは、想像力の欠如が原因です。
自分の発言に、相手にどう感じるのか、また、周囲にどう影響を与えるのか、無頓着なのか問題なのです。
もっと、自分の言葉に責任を持ち、相手が安心したり、喜ぶような言葉を使いたいですね。
余計な一言ではなく、相手を気遣う、愛ある一言が言えるようになりたいものです。