あなたは、人の不幸が大好きですか?
また、周りに、他人の不幸を望む人間がいませんか?
ことわざに『人の不幸は蜜の味』という言葉がありますが、なぜ、人の不幸を喜んだり、笑ったり、願ったりする人がいるのでしょうか?
どういう感情・心理から、人の不幸が嬉しいのでしょうか?
人の不幸を喜ぶ人の心理的特徴をご紹介します。
人の不幸を喜ぶ人の心理的特徴
いけないと思いながらも、なぜ、自分は、人の不幸を喜んでしまうのか。
なぜ、あの人は、人の不幸を喜ぶのか。
疑問を持ったことはありませんか?
その疑問にお答えするべく、人の不幸を喜ぶ人に共通する心理的特徴を5つご紹介します。
1.優越感・勝利感
人の不幸を喜ぶ人の、まず、一つ目の心理的特徴は、『優越感・勝利感』です。
個人的な恨みがある相手や、羨ましい相手など、目障りな相手が不幸になると、「ざまぁみろ」、「やったー!」と言う気持ちになるのです。
それは、その相手や自分自身に不満があるからです。
幸せな人は、他人の不幸を喜んだりしません。
自分や人生に不満がある人間は、目障りな相手が不幸になることで、自分が肯定されたような気持ちになります。
日頃の嫉妬心、逆恨み、自信のなさなどが、相手がダメージを受けたことで、優越感・勝利感に変わり、喜びに変わるのです。
心が貧しく、卑しい人間と言えるでしょう。
2.安心感・安堵感
人の不幸を喜ぶ人の心理的特徴には、『安心感・安堵感』というのもあります。
優越感や勝利感とまでいかなくとも、「自分よりも不幸な人がいる」、「自分だけじゃないんだ」、「邪魔者がいなくなった」など、安心感・安堵感を得るのです。
これも、自分や人生に不満のある人が持つ感情です。
そういうことでしか、心が満たされない、かわいそうな人とも言えるでしょう。
3.好奇心
人の不幸を喜ぶ人の心理的特徴には、『好奇心』というのもあります。
毎日が同じようなことの繰り返しに嫌気が差しており、刺激やスリルを求めているのです。
また、怖いもの見たさや、知的好奇心というのもあります。
不幸に陥った相手の気持ちに寄り添うよりも、自分の好奇心、欲求を満たすことに気持ちがいっているのです。
そして、その欲求が満たされることが、喜びに変わるのです。
4.獲得感
『獲得感』という心理も、他人の不幸を喜ぶ人にはあります。
噂話好きで、アレコレと聞きたがります。
輪の中心になるため、話のネタ探しをするのです。
特に、幸せな話よりも不幸な話を好みます。より周囲の注目を浴びることができるからです。
目立ちたがり屋で、自己中心な性格と言えます。
5.面白い
人の不幸を喜ぶ人には、単純に『面白い』という心理もあります。
これは、事の重大さや相手の気持ちを理解していないからです。
所詮、他人事ですし、自分に経験がないので、共感できないのです。
そのため、話している人の言葉尻や表情など、表面的なものを捉えて、笑うのです。
デリカシーのないと言われても仕方がないでしょう。
いかがでしょうか。以上が、人の不幸を喜ぶ人の5つの心理的特徴です。
人の不幸を喜んでしまう自分や周囲の人を、疑問に思っている方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
他人の不幸を喜ぶのは、人間として、できていない証拠です。
他人の不幸に寄り添える、力を貸すことができる人間になりたいものです。
他者にしたことが、巡り巡って、いつか自分に帰ってきます。
目の前の困っている方を助けることが、自分の身を助けることになるでしょう。