長電話に迷惑したことはありませんか?
携帯電話が普及し、いつでも、どこでも、気軽に連絡が取れる便利な時代です。
しかし、それによる弊害もあります。
その一つに、「予定が狂う」というのがあります。
していたことや、しようとしていたことを遮られたり、突然、予期せぬ行動を強要されたり…。
そんな経験はありませんか?
自分の時間を奪われたり、行動をコントロールされてしまう。
たまになら我慢できても、頻繁だと辛いものです。
また、その電話が長いとなると、影響も大きいですし、苦痛です。
しかも、その相手が、目上となると、なかなか切れませんよね。
電話が長い人は、なぜ長くなるのでしょう。
長電話になるのには、それなりの理由があります。
それに対し、うまく切る方法はないのでしょうか。
長電話する人の心理と対処法をご紹介します。
長電話する人の心理
電話が長くなるのには理由があります。
また、そういう人に限って、頻繁に電話しますが、それも、同じ理由、心理から来ています。
長電話する人の心理を5つご紹介します。男性女性問わず、共通した内容です。
1.淋しい
長電話する人の、まず、一つ目の心理は、『淋しい』です。
一人暮らしで話す相手がいなかったり、本心を言える相手がいなかったり…。
つまりは、愛に飢えているのです。
そのため、自分の話を聞いてくれる相手、中でも自分を否定せず、肯定してくれる相手を見つけると、満たされない心を埋めるべく、話し続けるのです。
そして、その電話が心地よいと、また、そういう時間を持ちたいと、何度も電話します。
そういう人は、相手がどういう状況なのか、迷惑をかけていないか、気にも留めません。
多少、気づいていても、自分を優先します。話したいという欲求の方が勝るのです。
2.暇
長電話する人の心理に、『暇』というのもあります。
時間を持て余しているのです。
これといってすることがなく、退屈な時間を何とかしたいのです。
特に、一人暮らしの高齢者は、時間を持て余すことが多く、体の自由も利かなくなるため、電話に走る人が多いです。
何もすることがないと、世の中に取り残されたような気分になります。
誰かに繋がり、必要とされたいのです。
3.相手への好意
『相手への好意』というのも、長電話する人の心理にあります。
恋愛に限らず、相手に好意があるため、少しでも、相手と繋がっていたいのです。
「自分のことを知ってもらいたい」、「相手のことをもっと知りたい」、「自分の好意を伝えたい」、「好きになってほしい」と、あらゆる欲求から、電話をしてしまいます。
それが、付き合っている彼氏や彼女なら、長電話、頻繁な電話になる機会も多いでしょう。
好きな人とは、少しでも一緒に時間を共有したいものです。
長い電話、頻繁な電話は、相手への好意の現れです。
4.楽しい
長電話する人には、『楽しい』という心理もあります。
話しが合う、自分を肯定してくれる、ワクワクする、元気が出るなど、話すが楽しいのです。
これは、特に、相手に恋愛感情があるという訳ではありません。
単純に、その人と話すと楽しいから、ついつい話したくなるのです。
長電話の相手を、元気の素、自分のパワーの源としています。
5.ストレス解消・発散
長電話する人の心理には、『ストレス解消・発散』というのもあります。
仕事やプライベートで、ストレスを溜めており、誰かに聞いてもらうことにより、解消・発散したいのです。
心に溜めていた不満を表に出す、解放することで、気持ちを楽にしようとしているのです。
そういう相手は、「不満を聞いてほしい」、「自分を肯定してほしい」のです。
そこで、親切心から、アドバイスや忠告しても、耳をかさないことが多いでしょう。
同じことを繰り返し、また、ストレスが溜まると、電話をかけてきます。
長電話への対処法
では、長電話を終わらせる、切る、よい方法があるのでしょうか。
長電話に付き合うのも疲れるものです。
苦痛に思うことも多いのではないでしょうか。
作業を中断されたり、したいことをできないと、後にひびきます。ストレスにもなります。
長電話の対処法、切り方をご紹介します。
1.用事を理由に切る
長電話を切る一つ目の方法は、『用事を理由に切る』です。
それには、単発と長期の用事があります。
単発の用事としては、仕事、勉強、他の人への電話、出掛ける、明日の準備など、「~をしないといけない」用事を理由に電話を切るです。
また、料理、食事、作業など、「~の際中」であったことを理由にするのでもよいでしょう。
長期の用事としては、仕事、育児、介護などで、しばらく多忙であることを理由にするとよいでしょう。
相手を傷つけることなく、電話を切るのなら、用事を作るのが、手っ取り早いかと思います。
2.生理現象を理由に切る
長電話を切る二つ目の方法は、『生理現象を理由に切る』です。
「トイレに行きたい」、「お腹が空いた」、「眠い」、「体調が悪い」など、よい用事が思いつかない時は、生理現象を理由するとよいでしょう。
中には、「トイレに行きたい」というと、かけ直す強者もいます。
そういう時は、お腹が痛いことに切り替えましょう。
3.予期せぬ状況を演じる
長電話を終わらせるには、切らないといけない『予期せぬ状況を演じる』方法もあります。
例えば、「充電が切れる」、「宅急便が来た」、「家族が切れとうるさい」など…。
玄関のチャイムを鳴らし、来客を演じるのもよいかと思います。
4.状況を正直に話す
いくら間接的に迷惑であることを伝えても、伝わらない相手には、『状況を正直に話す』という対処法もあります。
長電話に付き合っていたら、勉強や仕事など、「しなければいけないことが溜まってきている」、「自分への自由な時間が取れない」、「長話が苦手で苦痛」など、正直に話しましょう。
きちんと話さないと、自分の都合のよいよいに解釈する鈍感な人もいます。
相手を傷つけないよう、言葉を選びながら、また、申し訳ない気持ちを伝えれば、相手もわかってくれるのではないでしょうか。
5.電話に出ない
どうにもならない相手には、『電話に出ない』というのも対処法の一つです。
毎回出ないのは、人間関係に問題を生じるかもしれかせんが、何回かに1回のペースで適度に取らないのは、別に、罪に思うこともないかと思います。
相手に何か言われたら、「カバンに入れっぱなしで気づかなかった」、「~に夢中で、気づかなかった」、「電車で音を消して、そのままにしていた」、「映画館で、電源を切って、そのままにしていた」など、適当に言い訳を言えばいいのです。
「寝ていた」、「入浴していた」、「トイレに行っていた」でもよいでしょう。
ものも言いようです。
毎回出ると、出るのが当たり前な人となります。程度に間引きましょう。
但し、人間関係を壊したくないのなら、後からメールでフォローしておきましょう。
時間は、相手が電話しにくい、夜や早朝などがよいかもしれません。
いかがでしょうか。以上が、長電話する人の心理と対処法です。
なお、対処法を、もう少し付け加えるとしたら、自分の中で、限度時間を設定するのも良いかと思います。
例えば30分など、自分が苦痛に思わない時間を設定し、それ以上になると、切ると心に決めていけば、ズルズルと相手のペースに流されにくくなります。
長電話にお困りの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。