あなたは、お人好しですか。人がいいのに付け込まれて損したことはありませんか。
お人好しは、誰にでも好かれやすく、長所である一方、度が過ぎると短所と言えます。
騙されたり、利用されたりして、損すること・バカを見ることも多いです。
実際、人がいいのに付け込まれて、痛い目に遭った人も多いのではないでしょうか。
厚かましい、図々しい、ずる賢い人にとっては、利用するのに都合のいい相手です。
お人好しが長所のままでいられるためには、また、損をする・バカを見る性格を改善するには、どうしたらよいのでしょうか。
お人好しの特徴と直し方をご紹介します。
お人好しの特徴
お人好しの特徴を5つご紹介します。男性・女性問わず、共通した内容です。
自分自身や身近な人が、お人好しなのか、診断にも使えます。
3つ以上、該当したら、立派なお人好しです。
では、特徴を一つずつ、見てみましょう。
1.疑うことを知らない
お人好しの一つ目の特徴は、『疑うことを知らない』です。
お人好しなタイプは、親から愛情豊かに育てられたり、周囲の人に優しく接してもらえた経験が多いため、基本、何でも善意に解釈します。
騙されたり、疎外されたりといった人間性を疑うような経験をあまりしたことがないため、人を信じすいのです。
それ自体は、決して、悪いことではありません。素直で、真っすぐ、かつ、自分が受けた愛を周囲にも与えようとする優しい性格の人が多く、むしろ良いことです。
しかし、世の中、善人ばかりではありません。
無条件に信じると、大変な目に遭うこともあります。
2.バカ正直
お人好しには、『バカ正直』という特徴もあります。
嘘が付けないのです。
素直で、真面目な性格が災いして、言わなくてもいいことまで、言ってしまいます。
正直に言うことにより、損したり、不利な立場になったとしても、「嘘はいけない」という固定観念や、世のため人のためという正義感から、自ら墓穴を掘るような行動に出ます。
世の中をうまく渡るには、もう少し、要領の良さが必要です。
3.困っている人をほっとけない
『困っている人をほっとけない』のも、お人好しの特徴の一つです。
親切心や優しさ、正義感から、困っている人をほっとけないのです。
自分に何かできなかと、救いの手を差し伸べてしまいます。
それ自体は、素晴らしい行為ですが、度を過ぎると、お節介になることもあります。
また、相手の依存心を高め、自立の妨げになることもあります。
4.頼まれたら断れない
『頼まれたら断れない』のも、お人好しの特徴です。
自分や周囲に悪影響を及ぼさず、自ら、相手の力になりたいというのなら、それでもよいかもしれません。
しかし、「嫌なのに嫌と言えない」のは考えものです。
また、押しに弱く「流されやすい」、自尊心を満たすために「頼られたい」のも、同様です。
5.自分より人を優先する
お人好しの特徴には、『自分より人を優先する』というのもあります。
自分のことも大切にしている上で、人も大切にするのは良いことです。
しかし、自らを犠牲にしたり、無理をしてまで、人に尽くすのは考えものです。
また、「嫌われたくない」、「いい人と思われたい」、「揉めたくない」と、表面を繕うために、自分に嘘をつくと、ストレスが溜まります。
自分の人生です。人に主導権を握られないようにしましょう。
お人好しの直し方
いい人にも程があります。
度を越したお人好しは、お金や仕事、人生にまで影響を及ぼしかねません。
お人好しを直したい、やめたいという方のために、その性格の改善方法をご紹介します。
1.相手の言葉を鵜呑みにしない
お人好しを直す一つ目の方法は、『相手の言葉を鵜呑みにしない』です。
口で言うことは簡単なことです、嘘でも作り話でも、言おうと思えば、いくらでも言えます。
しかし、行動は、そうはいきません。
また、表面上を繕っていても、ふとした表情や態度に出ることがあります。
人の言葉よりも、相手の行動、表情、態度に、注意を払いましょう。
言葉と行動・表情・態度に一貫性があるか、観察しましょう。
誰かを利用しよう、騙そうとする人は、言葉が巧みです。もっと、人間観察しましょう。
2.人や状況を選ぶ
お人好しを直すには、『人や状況を選ぶ』ことも必要です。
世の中は、いい人ばかりではありません。
また、無理してまで、相手の要望に応える必要はありません。
相手の人間性や、自分の置かれている立場・状況に注意を払いましょう。
そして、納得できた時のみ、親切にしたり、相手の要望に応えましょう。
これは、差別でもないですし、冷たい行為でもありません。
もう少し、自分を守る術を身に付けるべきです。
3.後悔しないか想像してみる
お人好しをやめるには、『後悔しないか想像してみる』ことも大切です。
しなくてもよいことも行う際には、後悔するようなことはないか想像してみましょう。
「自分のしたいことができない」、「生活に苦しむ」、「信頼を失う」など、自分へ悪い影響はないか、考えましょう。
また、自分だけでなく、周囲への影響も想像してみましょう。
誰かを救うために、また、違う誰かの迷惑にならないか、考えましょう。
善意が、ストレス、失望、人間不信などに変わらないようにしましょう。
お人好しには、ありがちです。
4.他人の人生を背負わない
お人好しの直すには、『他人の人生を背負わない』ことも重要です。
お人好しは、ついつい、人のことまで、手を出します。
しかし、自分の人生は、本人が責任持つべきです。
相手のためにした行為が、相手の自立心や達成感の邪魔になることにもあります。
まずは、人のことより、自分を大切にすることに注力しましょう。
他人の人生は、相手に任せ、自分を人生を満喫しましょう。
5.上手な断り方を身に付ける
『上手な断り方を身に付ける』ことも、お人好しの性格を改善するには必要です。
ものも言いようです。
相手の気分を損ねない断り方をすれば、人間関係が悪くなることもありません。
まず、断る場合には、即決しない方が賢明です。速攻で断られえると、相手も気分を害します。
お人好しな人は、「早く断った方が誠実」と思いがちです。
しかし、考える時間を持った方が、相手は「自分を受け入れてくれた」と感じます。
また、時間をもらうことで、その間に、誰かに相談も可能です。
その他、「残念ですが…」、「またの機会に…」など、相手の立場を尊重した断り方や、「ここまでなら…」といった条件をつけて受け入れるといったこともよいのではないでしょうか。
いかがでしょうか。以上が、お人好しの特徴と直し方になります。
損をする・バカを見る性格の改善に、少し、お役に立てされら幸いです。
お人好しの長所を生かし、短所をカバーしながら、自分が納得のいく人生を送られてください。