心と現実世界

少し前になりますが、5月4日の安倍首相の会見を聞かれて、どう思われたでしょうか?

緊急事態宣言に対し、国民の努力への感謝と、延長することへの心苦しい思いを述べた会見。

私は、少し前までは、安倍首相や与党に対し、嫌悪感を抱いておりましたが、今回の会見は、今までの安倍首相の会見の中で、一番わかりやすく、納得感があったように思います。

特に、下記、コメントには、感銘いたしました。

私たちの暮らしを支えてくださっている皆さんへの敬意や感謝、他の人たちへの支え合いの気持ち、そうした思いやりの気持ち、人と人との絆(きずな)の力があれば、目に見えないウイルスへの恐怖や不安な気持ちに必ずや打ち勝つことができる。私はそう信じています。

というのも、愚策と言われたコロナ対策は、意図的に、国民から、敬意、感謝、支え合い、思いやり、絆といったものを引き出すためだったのではないかと、ハッとさせられたからです。

以前、政府の政策は、愚策のように見えて賢策。しかし、政府が、意志を持ってしているのかわからないとブログに書きましたが、どうやら、意志を持ってしていたようですね。

しかも、その策により、国民に気づきをもたらすだけでなく、弥勒の世に必要な、自立、敬意、感謝、愛、調和、支え合いといったものまで引き出していたとは、頭が下がります。

諸外国のように、政府が、強制的に外出を禁止したり、マスクやお金を首尾よく配布していたら、こういった意識が芽生えることも、難しかったのではないでしょうか。

困ったことが起きても、「国がなんとかしてくれる」、「私たちは無力である」という意識が芽生え、これまでのお金や権力で成り立つ世界に縛られることになります。

コロナは、言霊で読み解くと、『弥勒の世の橋渡しを行う七福神』。

それを、敬意、感謝、支え合い、思いやり、絆など、弥勒の世に必要な愛のエネルギーで乗り越えるとは、一番の賢策のように思います。

実際、感染率や死亡率が低いという結果も出していますしね。

もともと、日本人は、愛のエネルギーが強いことも起因しているとは思いますが…。

それは、おもてなし文化にも表れていますよね。

それなのに、「精神論ばかり」、「具体性がない」、「無責任な立場でお気楽」と、野党や国民の多くから批判の声が多く出ていたのには、とても残念に思いました。

精神(心)こそが、現実を創っているというのに…。

みなさんは、パラレルワールド(平行世界)のことをご存知でしょうか。

以前、ブログでも取り上げたことがありますが、ある統計手法から、パラレルワールドのしくみについての考察を書いたことがあります。

あれから、月日を経て、ますます、他のパラレルワールドへ移動するのに重要なキーは、意識(意志)じゃないかと感じています。

3次元では、3つ軸が存在することになりますが、そのうち2つは、時間空間

後一つが何かと言えば、意識(意志)ではないでしょうか。

無意識にしろ、意志を持ってにしろ、私たちは、意識で物事を選択し、人生が展開しています。

意識(意志)こそが3つ目の軸であり、パラレルワールドを選択する重要なキー。

車で言えばハンドル、船で言えば舵のようなものです。

これは、3次元に限らず、高次元の世界でも、同じように思います。

そして、その意識(意志)に影響を与えているのが、情報ではないでしょうか。

マスコミ、政府、専門家、ネット、知人、友人、家族といった外からの情報。

また、直感、閃き、シンクロニシティ、夢、守護霊、守護神、内在神などの内からの情報。

様々な情報が、意識(意志)に影響を与えています。

そのため、情報を一方的に、真に受けるのは危険です。

場合によっては、望まない世界に行くことにも繋がります。

私利私欲や、意図的に人々を苦しめる方向に誘導するため、デマや誤報を流す人もいます。

同じ物事でも、見る視点や角度で異なりますので、流す側の主観が入ります。

一つの情報の中にも、正しいことと間違っていることが混じっていることもあります。

また、自分がどこに意識を向けるかにより、入ってくる情報も異なってきます。

思い込みや偏見が強ければ、発信者の思いとの異なる風に受け取ってしまう場合もあります。

だから、重要な判断は、様々な情報を、様々な視点・角度から観察することが大切です。

そして、最後決断は、自分の心(魂)の反応や直感、シンクロニシティに従うとよいでしょう。

しかし、現状は、権威のある人や声の大きい人、多数の意見などに流される人が多いですよね。

データに弱い人や、自分にとって都合のよい意見を信じる方も多いのではないでしょうか。

後は、無意識のうちに、習慣化されたものを選択したり…。

何を信じ、何を意識するかは、それぞれの自由であり、その結果は、自己責任。

こんなはずではなかったと後悔しないようにしましょうね。

しかしながら、忘れてならないのは、個人の意識は集合意識にも影響を与えているということ。

ある一定数の同じ意識があれば、集合意識として、それが現実化されます。

不安や怒りなどから、望まない未来を意識すれば、それが現実化します。

明るい未来が来ると意識すれば、それが現実化します。

自分のことだけでなく、他の人、地球、宇宙をも視野に入れることが大切です。

これから、地球は次元上昇し、物質世界から精神世界へと変わります。

それは、言い換えれば、外なる世界(現実)から内なる世界(心)が主体となることです。

主となるものが反転するのです。

それは、神意であり、変わることはありません。

だから、現実世界=物質世界に囚われ、精神世界を疎かにするのは、流れに逆行しています。

「精神論ばかり」と批判することは、それがわかっていないということ。

あるいは、流れに逆行するように誘導しているということです。

これからは、精神(心)に目を向けるべきなのです。

今までのように、外の世界に起こることに心で反応するのではなく、心を大切にし、心が望むことを意志とし、外の世界へと反映させましょう。

精神(心)が原因で、外の世界である現実が結果なのです。

結果である現実が嫌なのなら、自身の精神(心)を見直す

それが、幸せへと繋がります。

実は、現実世界で起きていることは、ただの事象であり、幸でも不幸でもありません。

それを判断しているには、心です。

親、友人、知人、学校、会社、政府、社会が、あなたを幸せにしたり不幸にするのではない。

あなたの心が幸せや不幸を創るのです。

そして、心にそう創らせるのは、あなたの物事の見方・捉え方です。

あなたの現実世界に、嫌な人や嫌な出来事があるのなら、それを受け入れましょう。

抵抗したり、無視するのではなく、受け入れることで、新たな気づきを得るのです。

そうすれば、嫌な人、出来事は、幸せの種となるでしょう。

あなたの意識が現実世界を創る。内から外へ世界は創られる

それは、集合意識にも影響を与えている

また、これからは、お金や権力よりも、です。調和です。自立です。

そのことを意識すれば、愛と調和の世界である弥勒の世は、必ずやってきます。

そのことを気に留めていただければ幸いです。