仕事ができるOLイメージ

同じ説明を聞き、同じ仕事をしても、成果を出す人と出せない人がいます。
それは、一概に、勤続年数や学歴といったものが要因しているとも言えません。
では、なぜ、そのような違いが出てくるのでしょうか?
仕事ができる人とできない人に、どのような違い、特徴があるのか、長年の会社生活での経験をもとに、ご紹介させていただきます。
 

 

仕事ができる人の特徴

①その仕事の本質を理解している

仕事ができる人は、その仕事の本質を理解してから仕事を始めます。
仕事を依頼された時には、まず、目的や内容、完成イメージ、期限など、相手が何を望んでいるかを明確にします。
また、それだけではなく、自ら関連情報を収集することで、背景や現状を把握し、依頼された仕事の必要性や重要性、現状の問題点などを正しく理解しようとします。

 

②多角的視点で仕事を選択する

仕事を依頼され、選択の余地がある場合には、その仕事は、会社や社会にとって必要なことか、どのような影響を与えるのか、自分で処理できる内容か、自分ができなくても、他の手段で実現可能かなど、多角的な視点で、その仕事を捉えて判断します。

 

③仕事を戦略的に進める

どうすれば、最短ルートで最良の結果を得られるのか、仕事を戦略的に考えます。
その際、目先の時間短縮ではなく、必要な情報収集や検討には、十分な時間を割いた方がよいことを考慮の上、検討します。
作業には、優先順位をつけ、状況により、臨機応変に対応することもいといません。また、急ぎや、より高度な知識が必要な場合には、同僚や関連部署、外部の専門家などのネットワークを利用して、相談や分担を行い、仕事を回します。
その他、片付け上手が多いのも特徴です。資料やデータを体系的に整理し、必要な時に、すぐに取り出せるようにしています。

 

④確信を得て結論を出す

今までのやり方や常識にとらわれず、その状況に合わせて、最適なものを選択しようとします。そのためには、あらゆる情報を収集し、その中から方向性を見出し、自分なりのやり方や意見を導き出します。
また、他の人からの意見に対しては、一方的に撥ねつけたり、言われるがままに受け入れるということはしません。相手の意見を取り入れ、柔軟に対応しようとしますが、どうしても、納得がいかない場合には、議論や説得により、結論を導き出そうとします。

 

⑤責任感がある

困難なことがあっても、最後までやり遂げようとする責任感も持ち合わせています。
逃げ出したり、妥協したり、あきらめたりせず、何とかして、少しでもよい方向に進むよう努力します。また、失敗することがあっても、そこから何かを学び、次に繋げようとします。
 

 

■仕事ができない人の特徴

①その仕事の本質を理解していない

仕事ができない人は、基本的に、その仕事の本質を理解できていません。
仕事を依頼され、内容を説明されても、表面的または断片的に受け取り、理解した気になります。中には、理解したふりをする人もいます。
後で聞いたり、周辺情報を調べるといったことも、あまりしない人が多いです。
調べても、調べる方向性を間違っている人もいます。

 

②個人的な視点で仕事を選択する

仕事を依頼され、選択の余地がある場合には、好き嫌いや、人からどう見えるか、失敗しないかなど、個人的な視点から、仕事を選択する傾向にあります。
中には、人と張り合って、実力以上のものをしたがり、結局は、何の成果も出せないという人もいます。

 

③なんとなく仕事を進める

これといった意味もなく、なんとなく仕事を進める人が多いのも特徴です。
また、どうしたらよいのか手順がわからない時には、前任者のやり方や、似たような仕事をしている人のマネをします。
中には、勝手な思いつきや思い込みで暴走し、すぐに壁にぶつかる人もいます。

 

④確信のないまま結論を出す

他の人からの意見に対し、自分の勝手な思い込みや思いつきで、一方的に撥ねつけたりする人や、逆に、言われるがままに受け入れ、自分の意見や意志がない人も多いように思います。
物事を総合的に判断し、最適なものを選択するというよりは、真相はよくわからないまま、一部の偏った見方で、結論を出そうとします。

 

⑤責任感がない

困った状況になった場合には、自ら解決するというよりも、人を当てにしたり、人や物のせいにする人が多いように思います。中には、仮病を使って会社を休み、放置する人もいます。
また、失敗しても、原因を深くは追究せず、また同じ過ちを繰り返すという傾向があります。

 

以上です。参考になったでしょうか。
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