イキイキしている女性

会社に入っても、皆が皆、好きな仕事、やりがいのある仕事に就くわけではありません。
特に、入社して間もない時や、女性、派遣社員やパート、アルバイトといった方々は、人が嫌がるような仕事や単調な仕事が回ってきがちです。中には、やりがいのある美味しい仕事だけをしたがって、地味で面倒な仕事を人に押し付ける人もいます。
状況がどうにしろ、嫌な仕事が回ってきた場合、それに、やりがいを見出すのは、とても難しいことです。でも、その嫌な仕事も、やり方一つで、やりがいのある仕事になったり、時には、天職になることもあります。
では、どうすればよいのでしょうか?そのポイントを5つ、ご紹介させていただきます。
 

 

嫌な仕事から”やりがい”を見つける方法

①学習の場と考える

どんな仕事にも、何か学べる要素はあるものです。今までしたことがない仕事は、言うまでもありません。したことがある仕事や単調な仕事でも、それを極めるにはどうしたらよいかという視点で、取り組めば、学びの機会が得られるかと思います。
お金をもらって何かを学べることは、とても恵まれてると思いませんか?世の中には、仕事をするために、お金を払って、様々な知識や技術を習得している人が多くいます。
嫌々ながら仕事すると、ミスをしたり、ろくなことはありません。少しでも多くのことを吸収してやるという意気込みで取り組んではいかがでしょうか?

 

②仕事のプラスの影響を考える

何の仕事も、誰かの役に立っていたり、世の中の役に立っています。目の前の嫌な部分だけを見ると、憂鬱になるかもしれませんが、自分の仕事の先、また、その先…と、自分がその仕事をすることで回っていく先々でのプラスの影響を想像してみませんか?
その仕事は、些細な誰の役にも立ちそうもないものに見えるかもしれませんが、あなたが、それをすることで、誰かの仕事がスムーズに進んだり、誰かがホッとしたり、笑顔になったりしませんか?中には、社会や地球環境に貢献しているものもあるかと思います。
何に貢献しているのか、より貢献するにはどうしたらよいか、そういう視点を持つと、その仕事に対する印象も変わるかもしれません。

 

③効率化を図る

嫌な仕事は、なるべく早く済ませ、解放されたいですよね。特に、面倒な仕事や単調な仕事は、ずっとしていると、ストレスがたまりがちです。そんな時は、今までのやり方を工夫したり、違うやり方を選択することで、効率化を図ることはできないでしょうか?
例えば、複雑な計算をエクセルの数式や関数、マクロを使用したり、違うソフトを使用するという選択もあります。また、定期的に文章を更新しないといけない仕事は、なるべく更新の手間のかからない文章や構成に変更するという方法もあります。何か手作業や体を動かさないといけない場合は、無駄な動きをなくす体の動かし方や、物の配置にするという方法もあります。
また、何でも自分でするのではなく、詳しい人に相談することで効率化が図れることもあります。最初にかかっていた時間よりも、早く仕事ができるようになれば、それだけでも、達成感を感じるのではないでしょうか。

 

④目標を作る

嫌な仕事も、何か目標を作ることで、達成感や、やりがいにつながることもあります。
先程の効率化による削減時間を目標にしてもよいですし、今日は、何人の人に「ありがとう」と言われるという目標でもよいかもしれません。
何か目標を作り、達成すると、また、次の目標が見えたりします。それを達成し続けたら、いつの間にか、その仕事のエキスパートになっているかもしれません。
そうなったら、こっちのもの。今度は、自分のやり方を業務マニュアルにして、いつでも引継ぎできる体制に持っていきましょう。うまく、引継ぎできる機会が持てたら、その仕事からは解放されます。

 

⑤誰かに喜ばれる工夫をする

今している仕事に、何か工夫する余地はないでしょうか。
自分の実力を見せつけたり、誰かを見下すための工夫でなく、その工夫をすることで、誰かに喜んでもらえるような工夫です。
工夫するというのは、今までの仕事に、オリジナリティ、自分らしさをプラスことです。つまり、その仕事を自分のものにすることだと思います。
何かの縁で回ってきた仕事に、あなたらしさを加え、自分のものにした時に、その仕事から卒業するの時が訪れることはよくあります。

 

 

いかがだったしょうか。自分の状況には、該当しないものもあるかもしれませんが、その際は、ご自身で取捨選択されてください。
なお、その仕事を続ける方向で書きましたが、いくら、やりがいを見つけようと努力しても、どうにもならない時もあります。人間には、向き不向きといったものもあります。その仕事をずっと続けることが、自分にとってプラスにはならないと思った時は、その仕事に見切りをつけることも大切です。
しかし、何かの縁で回ってきた仕事ですから、その仕事をろくに把握もしないうちに、嫌だからといって、すぐに逃げることは、避けてほしいかと思います。
私自身、最初は、自分には向いているとは思えないし、嫌だなぁと思った仕事でも、やってみると、意外と向いていることに気づき、知らない自分を発見したという経験もあります。
まずは、やってみる、それでもダメなら、次を考えるという姿勢で、取り組んでいただけたらと思います。