大型連休を前にして、再び、感染者数の増加が取り沙汰されています。
一方では、「コロナはただの風邪」、「コロナは茶番。陰謀だ!」といった様々な情報もあり、「何を信じればよいのかわからない」。
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
こういった情報が錯そうしている中で、真実を見極めるには、どうすればよいのでしょうか。
それは、『真実』という漢字や言霊の中に、そのヒントが隠されています。
『真実』とは、「嘘偽りのないこと。本当のこと。まこと。絶対の真理。」
辞書には、そう書かれています。
しかし、漢字から意味を紐解くと、異なった内容が浮かび上がります。
まず、『真実』の『真(旧字体:眞)』ですが、この漢字の成り立ちには諸説あります。
一般的には、下記2つの説が有力のようです。
『眞』は、ヒ(さじ)+鼎(中国の土器)で成り立ち、
「器に物を詰め、一杯になって、” ほんもの・まこと ”を表す」
また、ヒ(死んだ人間)+県(人の首が逆さまの状態)とも解釈され、
「行き倒れた死者を意味し、肉体が滅び魂に戻ったことから、” 永遠のもの、真の存在 ”を表す」
一方、私が、インスピレーションとして受け取ったものは、
『真』は、十(神)+目(人間の目)+一(遮り)+八(分離世界=現実)で成り立ち、
「すべてを見通す神の目で現実を見る」
『眞』は、ヒ(霊=神の分け御霊=魂)+目(人の目)+L(囲い)+八(分離世界=現実)で、
「目に見えるものではなく、魂(心の目)で感じる」
次に、『真実』の『実』。
『実』は、宀(家)+周(いっぱい)+貝(財宝)で成り立ち、「家の中が財宝で満ちた様子」
インスピレーションでも、木の実のように「次第に形となり、豊かになる」イメージがします。
今度は、言霊から紐解いてみましょう。
『真実』の言霊は、「現象を押し出し、現象が集まってきて、入るエネルギー」
つまり、「無防備に受け入れるのではなく、次第に集まる様々なことから判断し受け入れる」。
また、「バランスが整い、総合され、新たに始まり、内なる善を信じ、言動を行うことで、慶びに満ち、自由自在となり、闇を受け入れた上で輝く」とも読み解けます。
ちなみに、『真実』と同じ意味を持つ『真(まこと)』の言霊は、
「受容し、転がり入って統合する」であり、「突き抜く・貫く」。
つまり、「腑に落ちる・ピンと来る・筋が通る」といった現象が起きるようです。
また、「変化の時に、段階を追って成就し、一体となり、喜びとなる」、
「内なる中心軸=天(神意)と地(地球の意思)と人(魂)を貫く自分軸」とも読み解けます。
以上から、『真実』とは、下記を踏まえることで、見極めることができるではないでしょうか。
- すべてを見通す神の目で見た時に感じる
- 魂(心の目)で感じる
- 調和、統合、豊かさ、喜び、自由、光、希望などをもたらす
※物事をある一面や表面的なもので捉えるのではなく、物事を俯瞰する
※無防備に受け入れるのでなく、次第に集まったものから判断し受け入れる
※天(神意)・地(地球の意思)・人(魂)を貫く自分軸で判断
※腑に落ちる、ピンと来る、筋が通る
※それを信じ、それに合わせた言動を取ることが大切
※一見、闇と感じることも受け入れることで得られる。
「何を信じればよいのかわからない」
そう感じている方に、この内容が、少しでもお役に立てれば幸いです。