親友
「あなたには、親友がいますか?」
そう言われて、自信を持って「いる」と言える人は、少ないのではないでしょうか?
親友と言える友達がいない場合もありますし、自分は親友だと思っていても、相手は単なる友達だと思っている場合もあります。
そういう私も、親友だと思っていた人から裏切られて、とても辛い思いをしたことがあります。相手は、親友だとは思っていなかったのでしょうね。
逆に、そこまで意識していなかった友達が、ある出来事をきっかけに、この人こそ親友だと気づかされた経験もあります。
それらの経験から、親友とは、単に『他の友達よりも、よく話し、接触する機会が多い友達』ということではないと、深く実感しました。
では、親友の条件・定義・基準は、何でしょうか?友達との違いは何でしょうか?また、親友になる、親友を作るには、どうすればよいのでしょうか?

自らの経験も踏まえ、親友と言えるの5つ条件、友達との違い、親友になる・親友を作る・親友か確認する方法をご紹介します。
親友がほしい、親友になりたい、親友か確認したい方のお役に立てれば幸いです。
 

 

親友と言える条件(定義・基準)

親友と言える条件

①一緒にいて楽(自分でいられる)

親友と言える、第一の条件に、『一緒にいて楽』ということが挙げられます。
一緒にいて『楽』というのは、一緒にいても『自分でいられる』ことです。
変な気を使う必要がなく、「自分が自分のままでいられる」のです。
好かれたい、嫌われたくないと、無理するような相手は、親友とは言えません。本来の自分よりも、大きくなったり小さくなったりする必要がなく、等身大の自分でいられる友達が親友です。

また、お互い何も話さない「空白の時間が気にならない」相手が、親友ではないでしょうか。

 

②長所も短所も含めて相手を認めている

『長所も短所も含めて、相手を認めている』というのも、親友の重要な条件です。
親しくしている友達でも、あなたの長所を認めたがらない人はいませんか?
そして、あなたの短所ばかり持ち出し、それをバカにしたり、批判する人はいませんか?
いくら親しい友達でも、そういう人は、親友とは呼べません。
親友とは、あなたの長所や才能を、素直に認められる人です。そして、それを活かしてほしい、伸ばしてほしいと思える人です。
また、あなたの短所も、そういう短所があるのがあなたらしいと、短所をあなたの個性と認めてくれる人です。そして、必要があれば、その短所にフォローの手を差し伸べる人です。

長所も短所も認めた上で、「それでも一緒にいたい」「交友を続けたい」と思える人が、親友と言えるのではないでしょうか。

 

③深い信頼関係が築かれている

『深い信頼関係が築かれている』というのも、親友と言える大切な条件です。
そして、深い信頼関係が築かれているからこそ、「相手が自分を裏切ったり、傷つけるようなことはしない」と確信し、「本心を話す」ことができます。
また、周りの人が何と言おうと、相手を信じることができます。これができない相手は、親友とは言えないのではないでしょうか。
しかしながら、時には、信頼関係が築かれていると思っていても、そうではない時があります。
そういう時は、表面的な言葉や態度ではなく、その人の行動や、ふとした瞬間の言葉や表情に注意を払ってください。

表向きはいい人を装っても、そういう人は、どころかでボロが出ます。それを見逃さないようにしましょう。

 

④相手の幸せを心から願うことができる

親友と言える条件には、『相手の幸せを心から願うことができる』という条件もあります。
いくら親しくても、自分以外の人の幸せを心から願える人は、なかなかいません。
私たちは、小さな頃から、学校教育を通して、競争すること、比較することに馴らされ、人の喜びや幸せを心から願ったり、人の喜びを喜ぶということが、なかなかできなくなっています。
ましてや、友達関係の中では、ライバルになることも多いですからね。
そういう中で、自分のことのように、喜びや幸せを願ったり、一緒に喜び合える友達は、親友と言えるのではないでしょうか。
「相手の喜びを心から喜ぶことができる」、「相手が困っている時に救いの手を差し伸べる」、「救いの手を差し伸べても、相手に見返りを求めない」、「相手のためなら、苦言もする」といったことができる人は、親友と言えるでしょう。

そういう友達がいるということは、とても貴重です。その友達との縁を大切にして下さい。

 

⑤距離や期間に関係なく心が通じている

『距離や期間に関係なく、心が通じている』というのも、親友と呼べる条件の一つです。
頻繁に会わなくても、心が通じており、お互いが必要とする時に力になれるのが親友です。
また、どんなに遠くに住んでいても、どんなに長い期間、会わなくても、お互いの無事を祈り、会った時には、距離や時間を超え、すぐに打ち解けられるのが親友かと思います。

親友は、一時的なと友達ではなく、一生の友達、人生の宝のような存在だと思います。

 

親友と友達の違い

親友と友達の違い

親友と友達の違いは、お互いを思う『思いやりの深さの違い』、言い換えれば、『心の結びつきの深さ』だと思います。
友達の定義は、学校や会社、趣味のサークルなど、何かをきっかけに出会った、上下関係のない横並びの関係の人の中で、「よく話したり、接触する機会が多い人」=「親しい人」を言うのではないでしょうか。
しかし、いくら親しいと言っても、その中には、気の合わない友達や、嫌な友達もいます。
中には、人の不幸を願ったり、喜ぶ人もいます。
でも、親友と呼べる友達には、そういう人はいません。お互いのことを「自分のことのように思いやることができる」のが、親友と呼べる人です。

 

親友になる方法&親友を作る方法

親友になる・親友を作る

親友になったり、親友と呼べる人を得ることは、そう簡単なことではありません。
一生に一度でも、お互いを親友と認め合う関係を築けたら、幸せなことだと思います。
その方法は、一緒にいて楽な人、一緒にいても自分でいられる人と、信頼関係を築けるかにあります。そして、信頼関係を築くには、まず、自分が信頼できる人になる必要があります。

まずは、自分自身が、上記、親友と言える条件を満たす人になるように心掛けてください。
その際、「信頼できる人の特徴」を確認し、その特徴を身に付けることも、おすすめします。

 

親友か確認する方法

親友か確認する方法

上記、親友と言える5つの条件を確認し、すべてを満たしている友達は、胸を張って、親友と言えるでしょう。

また、一つでも条件を満たしている人は、親友と慣れる可能性のある人です。
その友達との関係を深めていただければと思います。

 

 

以上になります。
あなたの人生に、親友と呼べる人が現れることを願っています。

中には、私のように、見逃している場合もあります。もしかしたら、親友と呼べる人が身近にいるかもしれませんよ。見逃さないにして下さいね。