学校や職場など、人が集まる場では、弱い者いじめをよく目にします。
社会問題化しているパワハラも、その一つと言えます。
パワハラに限らず、実際、弱い者いじめに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
標的にされたら、たまったもんではありません。
弱い者いじめをする人は、常に標的を探しています。
その標的がいなくなれば、次なる標的を探します。
なぜ、弱い者いじめをするのでしょう。
弱い者いじめをする人は、どんな心理・性格なのでしょうか。
弱い者いじめをする人の特徴と対処法をご紹介します。
弱い者いじめをする人の特徴
弱い者いじめをする人には、男性女性問わず、共通する特徴があります。
その特徴を通し、弱い者いじめする人の心理・性格をご紹介します。
弱い者いじめにお困りの方、まずは、相手を知ること・理解することが大切です。
相手を理解することで、対処法が見えてきます。さぁ、確認してみましょう。
1.劣等感が強い
弱い者いじめをする人の、まず、一つ目の特徴は、『劣等感が強い』です。
自分に自信がある人は、弱い者いじめはしません。その必要がないからです。
自分は、劣っている、弱いと思うから、自分の強さ・力を周りに見せつけたいのです。
同時に、プライドが高いとも言えるでしょう。
自分の劣等感や弱点を周囲に知られたくありませんし、そういう自分を認めたくありません。
弱い者を攻撃し、相手が困ることで、優越感や得たいのです。
また、それを見せつけることで、周囲を押さえつけようとします。
2.気が小さい
弱い者いじめをする人は、『気が小さい』のも特徴です。
自分に自信があり、肝が据わっている人は、弱い者いじめはしません。
何か不満や問題があれば、その直接的な原因を改善しようとします。
その改善のために、強い者を相手にしないといけない場合も、果敢に挑もうとします。
気が小さいからこそ、やり返される心配がない、弱い相手を標的にし、いじめるのです。
また、自分一人では自信がない、怖いため、周りを巻き込みます。徒党を組もうとするのです。
3.ストレスが溜まっている
弱い者いじめをする人は、『ストレスが溜まっている』のも特徴です。
社会、人生、会社、特定の誰か、自分自身など、現状に不満を感じています。
誰かに、虐げられたり、押さえつけられていることも多いです。
人生が思い通りにいかない、楽しいことがないと、常に不平不満を口にします。
そして、その原因を自分以外のせいにします。
どうにもならない現状に嫌気が差し、弱い者に当たるのです。
誰かをいじめることで、ストレスを発散・解消しているのです。
4.物事の本質を見極められない
弱い者いじめをする人の特徴には、『物事の本質を見極められない』というのもあります。
視野が狭く、物事を表面的、短絡的に解釈しがちです。
また、思い込みが激しく、物事をまっすぐに見られません。
それを誰かが指摘・注意しようものなら、攻撃します。
また、間違っているとわかっていても、意地を通します。
そのため、見当違いや勘違いも多く、失敗も多いです。
それが、ますます、劣等感やストレスへと変わります。
5.愛情に飢えている
『愛情に飢えている』というのも、弱い者いじめをする人の特徴の一つです。
家庭環境に問題があり、幼い頃から愛されたという経験があまりない人が多いです。
また、今、現在、親や、恋人、配偶者など、本来、愛を注がれるべき対象から、邪険に扱われていることも多いです。
愛情をたくさん得て育った人、誰かに愛されていると実感のある人は、むやみに誰かをいじめようとはしません。
愛情に飢えている人は、さみしい心を隠すため、また、誰かに八つ当たりすることで、心のバランスを取ろうとしているのです。
弱い者いじめへの対処法
現在、弱い者いじめをする相手に、お困りの方もいるのではないでしょうか。
上記のような特徴を持つ、弱い者いじめをする相手には、どう対処すればよいのでしょう。
弱い者いじめへの対処法を3つご紹介します。
1.劣等感を刺激しない
弱い者いじめをする相手への対処法の一つ目、『劣等感を刺激しない』です。
弱い者いじめをする相手は、劣等感の塊です。
相手の劣等感を刺激しないように、相手を否定しないようにしましょう。
否定しないといけない場面でも、まずは、相手を肯定し、提案という形で話を進めましょう。
また、特に相手を否定しなくても、勝手に嫉妬され、標的にされることもあります。
そういう場合は、まともに受けて攻撃しないようにしましょう。
嫉妬されていると感じたら、意識して謙虚な態度を取りましょう。
嬉しい話しや楽しい話も、相手を選んだ方が賢明です。
2.相手を褒める・頼る
弱い者いじめをする相手には、劣等感を刺激しないと同時に、『相手を褒める・頼る』のも、対処法の一つです。
褒められたり、頼られたりして、嫌な人はいません。
照れ隠し的な態度を取る相手もいるかもしれませんが、内心は喜んでいます。
自分を肯定している相手を攻撃するのは、できにくいものです。
誰でも、何か、一つくらいは、いい所があります。
どんな些細なことでもいいので、それを見つけて褒めましょう。時には、頼ることも必要です。
3.距離を取る
いくら努力しても、人間関係を改善できない場合には、『距離を取る』のも、弱い者いじめへの対処方法の一つです。
距離を置きにくい相手の場合には、極力、必要最小限の接触に留めましょう。
人間には、合う・合わないがあります。
また、一度、こじれた関係を立て直すのは至難の業です。
『触らぬ神に祟りなし』です。
どうしても、うまくいかない相手とは、離れるようにしましょう。
「自分は悪いこともしていない」と思って留まったり、「相手を変えよう」というのは、状況を悪くするだけに終わることが多いです。
いかがでしょうか。以上が、弱い者いじめをする人の特徴と対処法です。
弱い者いじめにお困りの方に、少しでもお役に立てたら幸いです。
縁あって、このページにたどり着いた方が、幸せに過ごせるよう、心よりお祈り申し上げます。