世の中には、馬鹿カ正直すぎて、損したり、誤解される人がいます。
馬鹿正直であることは、素直で、わかりやすいため、好かれることも多いです。
しかしながら、度が過ぎると、嫌われることも多いと言えるでしょう。
悪気はないのですが、知らず知らずのうちに、人を不愉快な気分にさせることがあるからです。
馬鹿正直な相手に、実際、傷つけられたことがある人も、いるのではないでしょうか。
また、馬鹿正直なタイプは、言わないでいいことまで言って、墓穴を掘ったり、損することも多いです。
正直なのは長所でもあります。
しかし、度が過ぎて、短所にならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。
馬鹿正直の特徴と直す方法をご紹介します。
馬鹿正直の特徴
日頃、なんとなく使っている「馬鹿正直」という言葉。
具体的には、どのような意味があるのでしょう。
辞書には、馬鹿正直とは、「正直すぎて、融通が利かない」と書かれていることが多いです。
しかし、実際は、他にも、様々な意味が含まれていることも多いのではないでしょうか。
人は、どういう特徴を見て、馬鹿正直と感じるのでしょう。
馬鹿正直の特徴を５つご紹介します。男性・女性問わず、共通した内容です。
自分は、馬鹿正直な人間なのか、自己診断にも使用できます。確認してみましょう。
１．嘘がつけない
馬鹿正直の一つ目の特徴は、『嘘がつけない』です。
自分が思ったことを、相手に、そのまま伝えます。
また、質問に、思ったこと、見たこと、聞いたことなど、事実を正直に答えます。
馬鹿正直な人は、言葉だけでなく、表情にも出やすいのも特徴です。
単純なのです。思ったことを、そのまま言葉にする。聞かれたから、正直に答える。
隠したり、あいまいにするのも苦手です。すぐに、顔に出てしまいます。
それは、深層心理に、「嘘をつくことは悪いこと」という思いがあるためです。
２．純粋・世間知らず
馬鹿正直な性格は、『純粋・世間知らず』なのも特徴です。
年齢が若く、人生経験が浅かったり、あまり苦労せずに育った場合に、ありがちな特徴です。
また、行動範囲が狭かったり、あまり変化のない生活をしている場合にも多いです。
馬鹿正直タイプは、他人の言うことを、何でも信じてしまい、疑うことを知りません。
簡単に騙されてしまいます。
また、思ったことや事実を、そのまま口にします。
特に、嬉しかったこと、楽しかったことなどを、屈託なく話し、失敗することも多いです。
それを、自慢や嫌味と捉えられ、嫌われることも多いでしょう。
３．損得を考えない
『損得を考えない』のも、馬鹿正直の特徴の一つです。
自分にとって、不利益なことでも、正直に答えてしまいます。
相手が権力者や目上の相手でも、間違っているものは間違っていると、正義を通そうとします。
要領が悪いというか、世渡り下手が多いのも特徴です。
また、馬鹿正直なタイプは、お人好しが多いため、困っている相手がいると、ほっとけません。
自分が損してでも、助けようとします。
また、頼られると、すぐに受けてしまいます。
自分が正直なので、相手も正直だと思うのです。日本人に多い特徴です。
４．相手の気持ちや状況を考えない
馬鹿正直の特徴には、『相手の気持ちや状況を考えない』というのもあります。
物事を深く考えないのです。
悪気や悪意はないのですが、相手の欠点や気にしていることを口に出してしまいます。
また、黙っていてほしいことを、うっかり話してしまいがちです。
そのため、知らず知らずのうちに、相手を傷つけ、嫌われることも少なくないです。
空気が読めない、デリカシーがないと思われることも多いでしょう。
５．融通が利かない・頑固
馬鹿正直には、『融通が利かない・頑固』という特徴もあります。
基本的に、真面目なタイプが多く、規則やルールを守ろうとします。
また、道徳心が強く、平等意識も高いです。
そのため、それらから外れることを嫌います。例外を認めてもらおうとしても、許しません。
正義を押し通そうとするのです。
しかし、時と場合によって、正義は変わります。
また、あえて、例外的な対応をした方が、物事が円滑に進むこともあります。
あまりの生真面目さに、融通が利かない、頑固と評されることも多いです。
馬鹿正直を直す方法
「馬鹿正直な性格を直したい・変えたい」という方もいるのではないでしょうか。
長年しみついた性格を変えるのは、容易なことではありません。
しかし、意識することで、言動を変えることができます。
それを積み重ねれば、無意識でも、馬鹿正直な言動にならなくなります。
では、どうすればよいのでしょうか。
馬鹿正直を直す方法を、３つご紹介します。
１．相手や状況により、正義は変わることを知る
まず、一つ目の方法は、『相手や状況により、正義は変わることを知る』です。
馬鹿正直な人は、周りが見えておらず、自分の価値観や経験で、物事を判断しがちです。
100人いれば、100通りの価値観があります。
また、あえて、ルール違反することが、良い結果を生むこともあります。
ある一定の軸で、物事を判断すると、失敗することも多いでしょう。
それを防ぐには、要領のよい、また、人に好かれるタイプの言動を観察しましょう。
また、様々な経験をし、様々な軸・角度から、物事を見るようにしましょう。
２．無邪気に人を信用しない
馬鹿正直を直すには、『無邪気に人を信用しない』ことも大切です。
残念ながら、世の中は、いい人ばかりではありません。
あなたを騙そうとして、言葉巧みに近づいて来る相手もいます。嘘つきもいます。
誰かに何かを話す時には、人を見ることも大切です。
見る目に自信がない場合は、大切なことを話す、また、決断する前に、誰かに相談しましょう。
３．言っていいことか・悪いことかを判断する
馬鹿正直を直すには、『言っていいことか・悪いことかを判断する』ことも大切です。
反射的に答えるのでなく、口にする前に、言っていいことか・悪いことかを判断しましょう。
あなたは、その言葉を発することで、相手がどういう気持ちになるか、何か不利益を被る相手はいないか、想像してみましょう。
また、損する、誤解される、嫌われるなど、自身に悪影響がないか、考えることも大切です。
自分の言葉に責任を持ちましょう。
いかがでしょうか。以上が、馬鹿正直の特徴と直す方法です。
正直なことは、人に好かれることも多く、長所です。
しかし、行き過ぎると、馬鹿正直になり、短所が目立つようになります。
その境界線を越えないように、自分の言動に注意しましょう。
するい、また、ずる賢い人よりは、いいですけどね。
馬鹿正直で、お悩みの方に、少しでも、お役に立てれば幸いです。
