「生きづらい」「死にたい」と思ったことはありませんか?
ストレス社会と言われる現代、「生きづいらい」、「人生に疲れた」と感じている人も少なくないでしょう。
親子、兄弟、友人、近所、同僚、上司といった人間関係や、学校の成績、仕事の評価、給与など、今の世の中、ストレスの原因となるものは多くあります。
しかし、世の中には、思いつめて、うつ病になったり、自殺に走ったりする人がいる一方で、イキイキと、毎日を楽しく送っている人もいます。
それは、性格や価値観、物事の受け止め方、生き方による違いです。
「生きづらい」と感じる人には、その原因が、自分の中にあります。
その原因である特徴と対処法をご紹介します。
生きづらい人の特徴
「生きづいらい」と感じる人には、どういう特徴があるのでしょうか。
その特徴を5つご紹介します。男性女性問わず、共通した内容です。
自分は、生きづらさを感じやすいタイプか、診断にも使えます。確認してみましょう。
1.物事の本質を見極める能力が高い
生きづいらい人の、まず、一つ目の特徴は、『物事の本質を見極める能力が高い』です。
生きづいらいと感じる人は、物事の本質を見極めるのが高いと言えます。
今の時代、世の中、おかしいと感じるものは多くあります。
平等な社会ではありません。まじめに努力すれば報われるものでもありません。
理不尽な要求をしたり、自分の価値観を押し付ける人も多くいます。
鈍感な人は、それに違和感を感じません。
感じても、そんなものだと受け入れます。
ある意味、生きづいらいと感じる方が、正常と言えるでしょう。
生きづいらいと思うのは、おかしいものをおかしいと感じられる能力があるということです。
2.自分を偽る・犠牲にする
生きづいらい人は、『自分を偽る・犠牲にする』という特徴もあります。
心に違和感を覚えながらも、周囲、相手のために、自分を偽ったり、犠牲にするのです。
優しい、また、義理堅い性格の人や、平和主義、事なかれ主義の人が多いでしょう。
しかし、本心や感情を押し殺し、周囲、誰かのために生き続けると、いつか無理がきます。
人は、本来の自分から離れると、生きづらくなります。
ありまのままの自分に戻り、その良さを発揮することが大切です。
3.安定志向が強い
生きづらい人の特徴には、『安定志向が強い』というのもあります。
言いたいこと・したいことがあっても、人間関係を維持するために、今の地位を維持するために、経済的に困らないためにと、現状から悪くなりたくないという思いから、我慢します。
一歩が踏み出せないのです。勇気が持てないのです。
言いたいこと・したいことがあっても、諦めていては、生きづいらいのは、当たり前です。
もっと、自分を解放しませんか。自分を信じて、勇気を出してみませんか。
例え、失敗しても、そこから学ぶことはあります。それを成功に繋がればよいだけです。
自分を小さな箱に押し込め、我慢していては、窮屈な思いをし、生きづらいと感じます。
ストレスが溜まります。周囲に当たりたくなることもあるでしょう。
4.今を生きていない
『今を生きていない』というのも、生きづらい人の特徴です。
過去に起きたことを、いつまでも忘れずに、「また、そうなるに違いない」、「そう思っているに違いない」と、悪い妄想をし、何もできないようでは、人生は楽しめません。
また、起こるかわからない将来を想像し、やりたいことをしないのでは、充実した人生は送れません。
過去や未来に焦点を向け、今を生きていない。それでは、生きづらくなるのも、当然でしょう。
慎重さも大切ですが、慎重すぎては、生きづらくなります。
なりたい未来を想像しながら、今できることからしようではありませんか。
5.自分を生かせていない
『自分を生かせていない』というのも、生きづらい人の特徴の一つです。
他人と自分を比べては、自分や他人を否定してばかり…。
愚痴ばかり言っていては、生きづらさからは抜け出せません。
どんなに小さなことでもいいので、一日一善を実行しましょう。
他人にしたことは、回りまわって、自分に帰ります。
誰かの役に立つことは、自分への自信につながります。
相手に、感謝されれば、なおさらでしょう。
自信が勇気を与え、生きづらさから、徐々に解放されます。
生きづらい時の対処法
生きづらさから抜け出すには、どうすればよいのでしょうか。
それには、上記、特徴を見直すことが必要です。
それらを要約し、内容を絞ると、以下の3つの方法になるのではないかと思います。
1.世の中を疑ってみる
生きづらい状況から抜け出す、一つ目の方法は、『世の中を疑ってみる』です。
世の中の常識や、良いとされることを、鵜呑みにせず、疑ってみませんか。
外からの情報は、すべて真実なのでしょうか。
世の中やテレビ、先生や親、上司の言うことが、自分にとって正解なのでしょうか。
今の時代、様々な情報が溢れています。
その中には、真実もあれば、そうでないものもあります。
他の人にとっては正解でも、自分にとっては不正解な情報もあります。
情報は、あくまでも情報です。
その中なら、納得がいくものを取捨選択しましょう。
自分の心に響くもの、納得のいくものを選びましょう。
響くもの、納得のいくものがない場合は、自分の感覚、勘を大切にしましょう。
2.本当の自分に戻る
生きづらさから解放されるには、『本当の自分に戻る』ことが必要です。
それは、自分勝手な行動をすればよいというものではありません。
純真無垢な、この世に生まれ出たばかりの、ありのままの自分に戻るのです。
常識や差別、欲、嫉妬、挫折感などから、汚れ、屈折した自分ではなく、素直で希望に満ち溢れた、ありのままの自分です。
人間は、唯一無二の存在です。一人一人違うことに意味があるのです。
他の人になろうとしたり、みんなと一緒になろうとするから、無理が出てきます。
生きづらさを感じます。
ありのままの自分に戻りましょう。
背伸びしたり、小さくなる必要はありません。
3.本当の自分を生かす
生きづらいと感じるならば、『本当の自分を生かす』ことも必要です。
自分の欲ではなく、愛を発端に、世のため、人のために尽くしましょう。
困っている人のために、自分を必要とする人のために、自分の才能や経験を活かしましょう。
小さなことでもよいのです。愛を持って接し、対応しましょう。
人は、自分を生かし、役立てたと感じることで、自信や喜び、生きがいを感じます。
いかがでしょうか。以上が、生きづらい人の特徴と対処法です。
今、生きづらいと感じている方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
ポイントは、自分に戻り、生かすことです。
それは、私達が生まれてきた使命とも言えます。
本来の自分に戻って、無理せず、愛を持って行動すれば、楽しい人生、充実した人生が送れることでしょう。
そうなることをお祈りいたします。