自信がない男性

あなたは、自分に自信がありますか?

自信とは、「自分を信じること」です。

自信がない人は、なぜ、自分を信じること、認めることができないのでしょうか。

また、どうすれば、自信が持てるのでしょうか。

自分に自信がない原因と対処法をご紹介します。

自分に自信がない原因

自分に自信がない原因を考える女性

「自分に自信がない」そう思う人は、世の中、たくさんいます。
特に、外国人に比べ、日本人には、多いように思います。

自分に自信がない原因には、内的要因と外的要因があります。

内的要因、外的要因を含め、自分に自信がない原因を3つご紹介します。

1.自分自身

自分に自信がない、一つ目の原因は、『自分自身』です。

持って生まれた性格、能力、身体的特徴など、自分自身に起因するものです。
つまり、内的要因です。

同じ家に生まれても、兄弟では、性格が異なります。
能力や身体的特徴も異なることが多いのではないでしょうか。

中には、似ている場合もあります。しかし、全く同じということはありません。

人間、一人一人が、唯一無二の存在です。

その違い、特徴が、自信のなさに繋がっています。

2.生活環境

自分に自信が持てない、二つ目の原因は、『生活環境』です。

生まれ育った環境や、今現在の生活環境が起因しています。外的要因と言えるでしょう。

その中で、親や兄弟、伴侶など、周囲から、どのように愛情を受けてきたか、また、受けているかが、原因します。

愛情は、不足しても、過多でもよくありません。

無視されたり、否定ばかりされると、人間は、自分に自信が持てません。

過保護・過干渉も、相手を自信がない人間にしてしまいます。
依存心を高めることにも繋がります。

生まれたての赤ちゃんが、自信のない表情を浮かべることはありません。
育った環境、生活している環境は大切です。

3.社会環境

自分に自信が持てない、三つ目の原因は、外的要因である『社会環境』です。

私達が、社会で生きていくには、法律や規則を守らなければいけません。
その他にも、常識やマナーなど、守るべきものは、多くあります。

ある程度、成長すれば、義務業育を受けるために、学校に行かなければいけません。

教育を受けた後は、税金を納めるために、働く必要があります。

そして、学校や会社といった組織には、規則や教科書、マニュアルがあり、それを指導する教師や上司がいます。

また、学習や仕事の成果は、ある一定の物差しで評価され、優劣をつけられます。
それに伴い、成績や給与が決まります。

生きていくには、管理され、比較され、競わされるのです。
そういった中で、個性や自分の価値を失い、自信を失うことになるのです。

日本は、昔から、和の心を大切にしてきました。

和とは、お互いの個性や能力を認め、生かすことで、繋がる。
つまり、協力することではないでしょうか。

しかし、現代、和は、個人を押し殺すものへと変貌しています。

みんなと同じようにできない人を、和を乱す人と見なし、非難する。
それでは、自信をなくなるのも当然です。

自分に自信がない人の特徴

自信がない女性

上記にて、自分に自信がない原因を3つ挙げました。

しかし、世の中には、自信がない人がいる一方で、自信過剰な人もいます。
それは、なぜでしょう。

その違いは、性格、物事の受け止め方、生き方などにあります。
同じような内的・外的要因を受けても、個人の捉え方、日々の行動で、状況は変わります。

自分に自信がない原因となる、個人の特徴とは何でしょうか。

自信がない人の特徴を5つご紹介します。

1.自分と他人を比べる

自分に自信がない人の一つ目の特徴は、『自分と他人を比べる』です。

自分と他人を比べること自体は、悪いことではありません。
対象がいることで、自分というものが把握できます。

しかし、比較し、優劣をつけ、自分や相手を否定する必要はありません。

いつも比較し、勝とうとすれば、自分の悪さだけが気になります。

みんなと一緒になる必要もありません。
一緒になれない自分を否定し、自信を失います。

優れた所もあれば、劣った所もある。
それが個性です。単なる特徴です。

学校や会社、社会で設定されている物差しで評価されて、落ち込む必要はありません。
かといって、うぬぼれるのも、どうかと思います。

2.自分以外になろうとする

自分に自信がない人の特徴には、『自分以外になろうとする』というのもあります。

必要以上に、自分を大きく見せようと、見栄を張る、権力や暴力、暴言、お金などで、人を押さえつける。

自分に自信がなく、それでいて、プライドの高い人は、本当の自分より、人から見える自分を大きく見せようとします。

また、自分に自信がなく、ズルい人は、逆に、本当の自分よりも小さく、弱く見せることで、周囲の同情を引きこうとします。

他にも、無理をして、誰かのようになろうとしたり、言いたいこと・したいことを我慢したり…。

自分以外になろうとすると、いつか無理がきます。
物事もスムーズに進まないでしょう。

それが、さらに、自信をなくさせるでしょう。

3.他人を認めない

自分に自信がない人は、『他人を認めない』という特徴を持つ人も多くいます。

これは、自分が努力しても手に入らないものを相手が持っていると思うからです。

正攻法では負けるので、相手を批判、否定することで、自分をよく見せようとするのです。

そんなことをしても、状況は変わりません。
例え、自分に有利な状況になっても、一時的なものです。

それで、本当の自信を得ることはできません。
それどころか、人にしたことは、いつか自分の身に帰るでしょう。

4.過去や未来に意識がいく

自分に自信がない人は、今現在よりも、『過去や未来に意識がいく』のも特徴です。

今を生きていないのです。

過去の出来事を、いつまでも引きずったり、起こりもしない未来に不安を抱きます。

自分の夢、目標のために、今できることをする。
今、しないといけないことを、今、行動する。

それが、できないのです。そして、また、それができなかった自分に、後で悔いるのです。

5.被害妄想が強い

自分に自信がない人は、『被害妄想が強い』という特徴もあります。

何でもないことを悪いように捉え、ストレスを溜めます。

これは、視野が狭く、思い込みが強いからです。
心配性、神経質な性格も影響しているかもしれません。

同じ状況でも、物事の捉え方、それに対する行動で、状況は変わります。

例え、自分にとって、悪い状況でも、自分に都合のよい解釈をし、そのように行動することで、状況を変えることができます。

自分に自信をつける方法(対処法)

自信をつけたイメージ

では、どうすれば、自分に自信をつけることができるでしょう。

それは、上記、特徴を、一つ一つ、見直すことが必要でしょう。
しかし、要約すると、下記3つになるのではないかと思います。

自分に自信をつける方法をご紹介します。

1.他人を認める

自分に自信をつける、一つ目の方法は、『他人を認める』です。

他人にしたことが、我が身に帰ります。

周囲に認められ、自信を持ちたいのなら、他人の良さ、優れているところを認めましょう。

それを羨ましがり、嫉妬したり、足を引っ張ったりするのではなく、そこから学ぶましょう。

相手が、どうして、賞賛されているのか、陰の努力に目を向けましょう。

必要があれば、相手を素直に賞賛し、その秘訣を教えてもらいましょう。

2.自分を認める

自分に自信をつけるには、『自分を認める』ことも必要です。

誰にも、良い所はあります。ないと思っているのは、気づいていないだけです。

様々な経験をし、多くの方と会話し、視野を広げましょう。
今まで、見えなかったものが見えてきます。

中でも、自分の好きなこと、興味があることを追求することは大事です。
埋もれていた才能を見つけることが多々あります。

自己否定に時間を使うのではく、経験のために時間を使いましょう。
それが、自己を肯定すること、自信をつけることに繋がります。

3.自分を生かす

自分に自信をつけるには、『自分を生かす』ことを意識しましょう。

何も、大きなことをしなくてもいいのです。

身の周りで困っている人のために、自分ができることをしましょう。

誰の役に立つことは、自信につながります。

周りに困っている人はいませんか?地域に何か困りごとはありませんか?

世のため、人のために、自分を生かしましょう。

いかがでしょうか。以上が、自分に自信がない原因と対処法です。

本来の自分から離れることが、様々な問題を生みます。
そして、ストレスや自信喪失につながります。

本来の自分になる。そして、その自分を生かすことが、自信を生みます。

今、自分に自信がないという方は、本当の自分から離れているのではないでしょうか。

本当の自分から、ずっと離れていると、本当の自分というものが、わからなくなります。

心当たりのある方は、自分を知ることからしましょう。

自分に自信がないとお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。