『ありがとう』の言葉

人に言われて嬉しい言葉に、『ありがとう』という言葉があります。

しかし、今の世の中、「ありがとう」と言うべき場面で、「すみません」で済ませている人が、あまりにも多いと感じませんか?

ありがとう』は感謝を表す言葉、『すみません』は謝罪を表す言葉です。

良かれと思ってしたことに、「すみません」と言われると、なんかガッカリしますよね。

別に迷惑だとも思っていないし、ただ喜んでほしかっただけなのにって。

そもそも、『ありがとう』という言葉の語源は何なのでしょうか。

調べてみると、『ありがとう』は、「有り難し」の連用形「有り難く」がウ音便化したもの。

そして、「有り難し」は「有ることが難い」、つまり「めったにない」「貴重」を意味します。

それが、中世に仏教思想が広まると共に、神仏による奇跡(めったに起こらない貴重な出来事)への感謝の言葉となり、現在では、一般的に感謝を表す言葉になったようです。

では、『ありがとう』の言葉には、どういうパワー(言霊)が宿っているのでしょうか。

言霊は数霊に置き換えられ、その意味を知ることで、その言葉に宿るパワーがわかります。

カタカムナ48音の思念(言霊)表によると、『ありがとう』の言霊は下記の通り。

』→ 数霊18 → 感じる、生命、 すべての原点、高次の波動

』→ 数霊8 → 離れる

』→ 数霊-25 → 力の反転(反対)

』→ 数霊10 → 統合(より高次元に溶け込む)

』→ 数霊19 → 生まれ出る

つまり、上記をまとめると、『ありがとう』の言霊は、他者からの真心(愛)により高次元の世界へと移行するという解釈ができます。

低次元な世界よりも高次元な世界の方が、喜びや幸せに溢れていますからね。
もっとわかりやすく言えば、他者からの真心(愛)により幸福になると言う意味になります。

次に、はせくらみゆきさん、深田剛史さん著書の数霊に秘められた宇宙の叡智で、同じく『ありがとう』の言霊をみてみましょう。

』→ 数霊1 → ものごとの始まり、霊(ヒ)、陽(ヒ)

』→ 数霊45 → 奉仕

』→ 数霊51 → 勇気、克服、根底から何かを変えていく

』→ 数霊17 → 喜び・開化・祝福の意味。但し謙虚さを忘れないこと。

』→ 数霊3 → 完成。バランスよく調和し、カタチが作られていく。

つまり、『ありがとう』には、奉仕の心が現状を変え、喜びをもたらすパワーがあるようです。

両方をまとめると、『ありがとう』の言霊は、他者からの真心(愛)が喜びや幸せをもたらすパワーがあると言えるのではないでしょうか。

他者から受けた真心(愛)に対し、真心(愛)を込めて、『ありがとう』と言葉にすることで、両者ともに、喜び、幸せを感じることができるのです。

人の善意に対し、素直に『ありがとう』と言える人は、言霊パワーで、自他を幸せにします。

日本は、『言霊の幸はふ国(言葉の力で幸せをもたらす国)』。

相手の善意の行為には、「すみません」ではなく、心を込めて「ありがとう」と言いましょう。

ありがとう』の言葉が、世の中に溢れれば、幸せな人も増えるはず。

ありがとう』は、人も自分も幸せにする魔法の言葉なのだから。