手放す縁

今、人間関係において、何かトラブルが生じていませんか?

それは、「なんか気が合わないなぁ」、「一緒にいるとロクなことがないなぁ」など、なんか違うと思いながらも、なぁなぁにしている関係ではありませんか?

今は、時代の変わり目です。

去年の5月に、平成から平和に年号が変わりました。
そして、今年の春分の日以降、本格的に令和という新しい時代がスタートします。

それに伴い、人間関係の見直しが迫られているのです。

今までの社会は、権力・物質・お金などが重視される競争社会です。
そこでは、個人は軽んじられ、権力や経済的な豊かさを得ることが良しとされていました。

しかし、これからは、愛・心・絆など、精神的なものが重視される共生社会です。
それは、各々が自分らしく輝きながらも、支え合い、互いの幸せを創造する『和』の社会です。

しかし、価値観は、人それぞれ。

今までの社会に魅力を感じる人もいれば、新たなる時代に魅力を感じる人もいる。

そこに、優劣も、善悪もありません。好みの問題です。

しかし、その好みの違いから、今、人間関係において、問題が生じています。

今までなら、なぁなぁで済んでいたものが、済まなくなっているのです。

相手に不快感を持ちながらも、親切心や正義感、慣れ親しんだものへの情、寂しさなどから、繋がっていると、強制的に切り離そうとする出来事が発生します。

その出来事を通し、手放す縁なのか、繋ぐ縁なのかを見極めることを求められています。

あなたは、今までの社会が続くことを望みますか?

それとも、新しい社会の到来を望みますか?

今、あなたとの間にトラブルが生じている相手は、どちらを望んでいるのでしょうか?

もし、相手が、自分とは異なるものを望んでいるのなら、その縁を手放しましょう。

それが互いのためです。

方向性が違う者同士がいると、どちらかが我慢したり、中途半端に歩み寄って、どちらも不満という状況になります。

必要があれば、また、どこかで再会します。

今のあなたに不要な縁を手放せば、そのスペースに、今のあなたに必要な縁が現れます。

今、なぁなぁにしていた人間関係にトラブルが生じているあなた。

その縁は、手放す縁なのでしょうか。それとも、繋ぐ縁なのでしょうか。

互いの価値観を尊重し、手放す縁・繋ぐ縁を見極めましょう。

今は、時代の変わり目。

しかし、異なる価値観を否定したり、自分の価値観を押し付ける必要はありません。

それよりも、価値観の合う仲間と繋がり、自身が望む社会に身を置くことに集中しませんか。

それぞれの価値観を尊重し、手放すことが互いの幸せになる縁もあります。