自分がない男性

自分がない人、周囲に流され、自分の考えや意見を持てない人がいます。

自分がないことや、周囲に流されることは、悪いことではありません。
むしろ、今の世の中、特に日本では、「良い子」「良い人」と評価されることも多いでしょう。

しかし、魅力のない窮屈で退屈な人生になる可能性が高く、自分が、納得・満足する人生を送るのは難しいと言えます。

「こんなはすではなかった」「もっと自由に生きられないのか」「自分らしくありたい」と、後悔することになるかもしれません。

そうならないために、自分がない人の特徴(原因)を5つ、ご紹介します。

自分がない人の特徴(原因)を知り、それを改善・克服して、「自分を生きる人」になりませんか。

自分の考えや意見を持ち、自分らしく、もっと自由で、納得・満足のいく人生にしませんか。

自分がない人の特徴(原因)

自分がない女性

では、自分がない人の5つの特徴(原因)を、解説しながら、ご紹介します。

1.自分で考える習慣・力がない

自分がない人は、『自分で考える力・習慣がない』という特徴があります。

これは、今の学校教育が原因の一つです。
私たちは、学校という集団の中に入り、物事の善悪や、正解・不正解を教えられます。

そこでは、教科書や先生の言うことが絶対で、それを暗記すること、従うことを良しとされています。

一方的に教えられ、それを受け入れるというを、長年続けると、それが習慣化され、自分で考えるということをしなくなり、考える力もつきません。

それに加え、親からのしつけや指示、法律や規則、常識などに縛られると、従うことに馴らされ、言われたこと・決められたことしかできない人になってしまうのです。

そうすると、いざ、自分で決めないといけない場面がきても、なかなか決められず、周囲に流される人、優柔不断な人、人任せな無責任な人になります。

その改善・克服には、外からの情報を鵜呑みにせず、「それが本当に正しいのか」「自分にとって本当によいことなのか」を疑うことも必要です。

一方的に信じるのではなく、自分なりに幅広く情報収集し、自分の経験や心と照らし合わせて、自分の心が納得のいくもの、しっくりくるものを選択してください。

2.自分に自信がない

自分がない人には、『自分に自信がない』という特徴を持つ人がいます。

自分で考える習慣や力があっても、自分に自信がなければ、自分の意見や考えが言えず、結果、自分がない人、流される人になります。

自信がない原因には、劣等感があります。小さな頃から、あまり褒められた経験のない人、怒られたり、けなされたりといった経験を多く持つ人は、劣等感を持つようになります。

また、自分で考え、決断して、成功した経験が少ない人も、自信を持つことができません。

自信のない人は、失敗して笑われないか、バカにされないかと、周囲の反応が気になり、結局は、他の人の意見や、常識、世間体といった、自分以外のものに依存し、自分をなくします。

それを改善・克服するには、自分で考え、決断し、成功する経験を持つ必要があります。

まずは、何を食べるか、何を着るか、何を買うかなど、日常の小さな選択から始め、自分の選択が正しかった、成功した、褒められたという経験を積み重ねてください。
その積み重ねが、自信になります。

3.人に良く思われたいという意識が強い

人によく思われたいという意識が強い』というのも、自分がない人の特徴の一つです。

「いい人に思われたい」「嫌われたくない」と、自分の本心よりも、他人の評価を重視する人は、自分をなくします。

また、「出世して人より上位に立ちたい」「お金持ちになって羨ましい存在になりたい」「権力を手にして、優越感に浸りたい」など、上昇志向が高く、そのためには、人の言いなりになる人も、自分をなくします。いわゆるイエスマンですね。

自分よりも、他の人に基準や焦点を当てる人は、自分の納得のいく人生を得るのは困難です。
自分を抑え、人の言いなりになっても、人は、自分の思い通りには動くとは限りません。

自分の意見や考えのない「中身のない人」「面白味のない人」「信頼できない人」という烙印を押されることもあります。第一、ずっと自分を抑え込むのはストレスがたまりますし、いつか限界がきます。

これを改善・克服するには、他人の評価ではなく、自分の意思を尊重し、自分の意見や考えを大切にすることを選択してください。

そして、その自分の意見や考えに、賛同、納得いただけるような説得力を身に付けてください。

4.争いを好まない平和主義者・事なかれ主義者

自分がない人には、争いを好まない『平和主義者・事なかれ主義者』という特徴もあります。

無駄な争いを避け、協調性や和を大切にする平和主義者は、素晴らしい人格者かと思います。
しかし、それも行き過ぎると、「面倒なことになりたくない」、「ややこしいことに巻き込まれたくない」という単なる事なかれ主義になってしまいます。

重要なことも見過ごし、自分の意に沿わないこと、好まないことを、嫌々していては、自分を幸せにすることはできません。時には、自分を主張し、自分の意に沿った行動を起こすことも大切です。

そのために争いをしたり、ことを荒立てる必要はありません。
「自分は、こう考えます。」と、自分の考えを述べ、意に沿わないことには関わらない、選択しない勇気を持ちましょう。それが、自分のない自分を改善・克服することにつながります。

5.自分より他人を尊重する

自分がない人には、『自分より他人を尊重する』という特徴もあります。

自分よりも、他人を尊重できることは、素晴らしいことです。
他人のことなんか、お構いなしの人よりは、尊敬できますし、信頼もできます。

しかし、自分の人生だけは、他の人に、渡さないようにしてください。

例え、自分を大切に育ててくれた親や、お世話になった恩師の願いや忠告だとしても、それをそのまま、考えなしに受け入れることはしないでください。

自分の人生は、自分の意思で決めるものです。誰かの願いや忠告を尊重し、自分が望まない結果になっても、誰も責任は取れません。その人を恨むのも、お門違いです。

自分の人生は、自分で考え、自分で作る必要があります。そうしないと、本当に自分が望む人生にはならないでしょう。例え、なったとしも、満足することはできません。

自分の人生に関わることは『自分で決断し、自分で行動し、自分で責任と取る』。
それが『自分を生きる』ことだと思います。

いかがでしょうか。

自分がない人の特徴(原因)を認識し、改善・克服して、「自分を生きる人」になっていただけばと思います。

しかしながら、今までの人生の積み重ねから、「自分がない人」になっている人が、ほどんどかと思います。それを、すぐに改善・克服するのは難しいことです。

でも、無意識な積み重ねにより、そうなったものを、意識的に変えるように選択を積み重ねれば、思ったより早く、改善・克服することもできるのではないでしょうか。

縁あって、このページに辿り着いた、あなたが、「自分を生きる人」になり、自分らしく、もっと自由で、納得・満足のいく人生に送れることを願っております。