自分の送別会を開いてもらえるのは有難いことです。
しかし、あまり気が進まず、辞退したいと思う場合もあるかと思います。
特に、パワハラ、セクハラ、イジメなど、職場の人間関係が原因で退職する場合は、そうではないでしょうか。いくら最後と言えども、嫌な相手の顔は見たくないでしょう。
送別会の場で、嫌味でも言われたら、新しい門出にケチがつきそうです。
その言葉が、一生、記憶に残りそうでもあります。
中には、「最後のけじめとして、断るべきではない」と言われる方も、いらっしゃるかもしれません。しかし、私は、無理はしない方がよいかと思います。
義務として言っているだけで、気持ちの入っていない、形だけの送別会もあります。
自分にとっては、大切な人生の節目です。自分が納得のいく選択をするのがよいかと思います。
しかし、送別会をお断りする際には、失礼のない断り方は必要です。その方法をご紹介します。
自分の送別会を断る際の態度・姿勢
お断りする際には、丁寧かつ低姿勢で、のぞみましょう。
いくら嫌な相手・職場などでも、自分のために送別会をしてくれるという好意には、敬意を払うべきです。断る理由を何と言うにしろ、お礼は、必ず言いましょう。
例えば、下記にように言ってはいかがでしょうか。
この度は、送別会のお申し出をいただき、ありがとうございます。
しかしながら、お忙しい中、私個人のために、皆様に、貴重なお時間を割いていただくのは、申し訳なく思います。お気持ちだけで十分です。
つきましては、誠に勝手なお願いで申し訳ございませんが、送別会は、辞退させていただきたく存じます。大変、恐縮ではございますが、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
但し、これだけでは、「そう、遠慮せずに…」と、言われる可能性があります。
その際には、断る理由を追加して、相手に納得いただきましょう。
よかったら、下記を参考にしてください。
自分の送別会を断る理由
では、自分の送別会を断る理由を、5つご紹介します。
1.そういう場が苦手なことを理由に断る
送別会という場そのものが、苦手なことを理由に断るのも一つの方法です。
お酒や飲み会が苦手であることを挙げてもよいです。
自分が主役になり、注目される場というのが苦手と言った理由でもよいかと思います。
また、挨拶するのが苦手なことを理由にしてもよいかもしれません。
2.送別会での話題に困ること理由を断る
自分の体調や、親の介護など、飲み会としては、あまり盛り上がり欠ける理由で退職する場合などは、それを理由にお断りしてもよいかと思います。
例えば、「理由が理由だけに、自分もそうですが、他の方も、どう声をかけてよいか、お困りになるかと思いますので…」と言ってはいかがでしょうか。
3.自分や家族の体調を理由に断る
自分や家族の体調を理由に断るのも手です。
「最近、胃の調子が悪くて…」「おなかの調子が悪くて…」と言う理由が、無難かと思います。
実際に、体調が悪い方は、それをきちんと伝えましょう。
また、家族の体調でもよいかと思います。
特に、介護を理由に退職する場合は、介護している家族の体調が悪く、側にいないといけないことを理由に断ってもよいと思います。
4.新しい生活の準備を理由に断る
新しい生活の準備を理由に断るのも、一つの方法です。
転勤や転職の場合は、特に、言いやすいのではないでしょうか。
引っ越しの準備や、次の仕事の準備、資格試験を勉強をしているなど、自分の状況に合わせて、選択いただければと思います。
5.旅行を理由に断る
旅行を理由に断るというのもあります。
新しい仕事や生活が始まると、旅行するというのも難しくなります。
実際、それを理由に、退職をきっかけに旅行される方も多くいます。
旅行なら、事前に、飛行機、ホテル、ツアーなどの予約を入れていることが多いので、やむ負えないと思われるかと思います。
いかがでしょうか。以上が、自分の送別会の断り方になります。
ご自身の状況に合わせて、選択していただければと思います。
一つを選んでもよいですし、場合によっては、理由を複数にしてもよいかと思います。
スマートにお別れし、新しい生活を気持ちよく、スタートできるとよいですね。
幸運をお祈りいたします。