早いもので、もう6月になりましたね。
沖縄は梅雨入りし、これから梅雨前線が日本列島を北上する季節となりました。
梅雨は鬱陶しくも感じますが、植物の成長に欠かせない恵みの雨の季節。
もちろん、人間にとっても、食料・飲料水・生活水の確保のために、大切な季節です。
そういう季節だからこそ、『水』に思いを馳せてみませんか?
6月は、和風月名で言うと、水無月。
「無」は「の」を意味するので、水の月です。
『梅雨(ツユ)』を言霊で読み解くと、「水に心を向け、自ら水となり、外気を浴び、大地・海のエネルギーと一体となることで、天からの祝福が得られる」。
ここにも、水が出てきます。
これから、『水』に思いを馳せる時期なのです。
しかし、この梅雨の言霊の意味がわかりますか?
「自ら水になるって言われても???」って感じではないでしょうか。
実は、『自ら水になる』とは、下記2つを指しています。
「自我を捨て、相手にすべて合わせてみる」
「明瞭止水の心境でいる」
自分の人生を自分軸で物事を判断し、歩んでいくことは大切です。
しかし、水は、器のカタチにより、いかようにも変化し、それでいて水でいます。
また、自然界では、水は、新しい水や大地、砂利、岩、植物、魚、動物など、あらゆるものを受け入れることで、川、大河、海へと変化し、成長します。
自分で自分のカタチを決め、「あれはダメ!」「これじゃないと嫌!」「これが自分のスタイルだ!」と決めることは、変化、成長の機会を逃す勿体ないこと。
それは、気づきの機会や自分の可能性を自ら放棄することとなります。
また、相手の立場に立ち、相手を受け入れることをせず、ワガママで頑固な態度は、思いやりがないと受け取られ、度が過ぎると、誰も寄り付かなくなるでしょう。
それは、水を塞き止めると、次第に淀み、悪臭を放ち、誰も寄り付かなくなることと同じです。
だから、「自我を捨て、相手にすべて合わせてみる」なのです。
しかし、これは、相手の言い成りになると言うことではありません。
最初から、自分の思い込みや決めつけで、相手をはね付けるのではなく、一旦、受け入れ、相手の立場に立って物事を判断することを表しているのです。
また、「明瞭止水の心境でいる」とは、邪念がなく、澄み切って落ち着いた心であること。
言い換えれば、いつも清らかな心を持ち、不動心であることです。
そうやって、自ら水となり、水に心を向けて感謝し、外気を浴び、大地・海のエネルギーと一体となることで、天からの祝福が得られるのです。
しかし、これとは真逆な態度を取ったら、どうなるでしょうか。
もちろん、天からの祝福ではなく、天罰と言う名の試練を受けることになるでしょう。
どちらになるかは、あなた次第であり、集合意識次第です。
コロナでも大変なのに、これにさらなる試練なんて、勘弁ですよね。
今年は、より一層、この梅雨の言霊を意識したいものです。
ちなみに、水無月(ミナヅキ)の数霊は129で、思いやりと感謝。
ここからも、梅雨、そして、旧暦の水無月の夏に向けて、水に思いやりと感謝を持った方が良さそうですね。
その対象は、自然界の水や水道水だけではなく、すべての水を対象に。
人間も、大部分が水ですからね。
自分を含め、人間は勿論のこと、動物、植物も、その対象です。
また、瑞穂(水穂)の国である日本、水の惑星である地球も、水とは切り離せません。
すべての水に、思いやりと感謝を持ちませんか。
『水』は、「ありがとう」と感謝の言葉をかければ、好ましい変化をし、「ばかやろう」と罵倒すれば、好ましくない変化をすることは、研究結果で明らかになっています。
すべての水に思いやりを感謝を。
一人一人が、それを心掛ければ、すべての水は喜びに満ち、好ましい変化をもたらすでしょう。
自身の体も健康に、人間関係も良好に、動植物もイキイキと、日本や地球も幸せに。
それこそが、天の祝福かもしれませんね。
梅雨、水無月に、自ら水となり、すべての水に感謝と思いやりを持っていただければ幸いです。