「悩みがなさそう」と言われたことはありませんか?
一人になると、結構、落ち込んだり、悩んでいるのに、失礼な言葉に、嫌な思いをしたことはありませんか?
「悩みがなさそう」、「平和そう」、「苦労をしてなさそう」など、平気で言う人に、「自分の何を知っているんだ!」と言いたくなりますよね。
私もよく「悩みがなさそう」と言われてきましたので、その気持ちがわかります。
しかし、なぜ、悩みがないように思われるのでしょう?原因は何なのでしょうか?
そんな疑問をお持ちの方のために、悩みがなさそうに見える人の特徴を通し、その原因をご紹介します。
悩みがなさそうな人の特徴
悩みがなさそうに見える人には、共通する特徴があります。
その特徴が、周りから「悩みがない」と言う誤解を生むのです。
悩みがなさそうな人の特徴を5つご紹介します。
1.幸せそうに見える
悩みがなさそうな人の、まず一つ目の特徴は、『幸せそうに見える』です。
あなたは、周りからみたら、順風満帆な人生を送っているように見えませんか?
何不自由のない暮らし、仲が良い家族、人が羨むような人生など、幸せそうと感じる環境や境遇にいませんか?
もしくは、声や笑い声が大きい、健康的、食欲旺盛、ポジティブといった特徴を持ち、いつも明るく元気ではありませんか?
そうでなくとも、いつも笑顔だったり、楽しい話題を提供したり、周囲に愛されていませんか?
そう言う人は、幸せそうで、悩みや苦労から無縁のように見えます。
いくら悩んでいても、「悩みがなさそう」、もしくは「大した悩みではない」と思われます。
2.おおらか
悩みがなさそうな人の特徴には、『おおらか』という特徴もあります。
喜怒哀楽が激しくなく、いつも、ゆったり、のんびりしているように見えます。
焦ったり、怒ったりもせず、どっしりしていたり、のほほんとしていると、「いつも平和そう」、「何も考えてなさそう」と誤解を生むのです。
それ自体は、決して、悪いことではありません。
しかし、結果として、「悩みがなさそう」という印象を持たれます。
窮地に立たされていたり、思い悩んでいる人には、おおらかな態度を取るのは難しいからです。
3.デリカシーがない
悩みがなさそうな人には、『デリカシーがない』と言う特徴もあります。
悪気はないのですが、深く考えず、思ったままモノを言ったり、適当なことを言って、相手を傷つけることも多いです。
日頃の言動から、もちろん、相手にも悪気はないことは伝わっています。
しかし、苦労や痛みを知らないから、人の気持ちがわからないと思われるでしょう。
「悩みがなさそう」と言われる人は、他の人以上に、相手が置かれている立場や気持ちに配慮し、相手を傷つけないように、言葉を選ぶ必要があります。
4.人に気を使う
悩みがなさそうな人は、『人に気を使う』と言う特徴もあります。
周りや相手に心配や迷惑をかけたくないという気持ちから、悩んでいることを隠とします。
そして、自分で何とかしようとします。
本当は、人一倍、繊細で神経質なため、そこまで気を回すのです。
優しく、そして、強い人と言えるでしょう。
しかし、強さや自分でできることにも、限度があります。
無理をして、体調を壊さないようにしましょう。
人は、頼られることで、相手に好感を持つことも多いです。
それは、信頼の証だからです。
時には、人に頼ることも必要です。
5.合理主義
悩みがなさそうな人には、『合理主義』という特徴を持つ人も多いです。
「悩んでも仕方がない」、「暗い顔しても仕方がない」、「人に言っても仕方がない」と、無駄なことを排除し、その結果、悩んでいないように見えます。
確かに、ごもっともな意見ですが、本当は悩んでいるのに、悩んでいないように振る舞っていると、そのうち、無理がきます。
そうでなくとも、悩んでばかりいる人にとっては、あまりよい印象は持たれないでしょう。
「人間味がない」、「親近感が沸かない」、「自信過剰」などと取られ、嫌味を言いたくなる相手となるでしょう。
人間関係を円滑にするには、時には、弱みを見せることも必要です。
いかがでしょうか。以上が、悩みがなさそうな人の5つの特徴です。
悩みがなさそうな人ほど、案外と悩んでいるものです。
しかし、周囲への気遣いや冷静な判断から、表に出していないだけでしょう。
しかしながら、無理は禁物です。
無理せず、辛い時は弱音を吐き、表情に出した方が、意外と物事がスムーズに動くものです。
「悩みがなさそう」という言葉は、褒め言葉であり嫌味である場合もあります。
そう言われた時は、無理をしていないか、誤解されるようなことをしていないか、自分の言動を見直しましょう。
そして、「そう?一人になると、よく落ち込んでいるよ。」、「いろいろと悩んでいるよ」と、トーンを落とし、いつもと違う一面を見せませんか?
その方が、相手は、親近感を持つでしょう。