周りに、根に持つ人はいませんか。あなた自身はいかがですか。
いつまでも恨みを忘れない、根に持つ性格は、厄介です。
いつまでもネチネチと恨み続けても、不愉快な気分が続くだけで、いいことなんてありません。
また、恨まれる方も、迷惑です。
根に持つ性格を見分けるには、また、直すには、どうすればよいのでしょうか。
根に持つタイプの特徴と直し方をご紹介します。
根に持つタイプの特徴
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「なぜ、自分は根に持ってしまうのだろう」と疑問に思ったことがありませんか。
また、「根に持つタイプを見分けたい」と、思ったことはありませんか。
そういう方のために、根に持つタイプの特徴とご紹介します。
男性・女性問わず、共通の内容です。
根に持つタイプの特徴を通し、恨みがましい性格の原因や心理への理解も深まります。
よかったら、参考にしてください。
1.現状に不満がある
根に持つタイプの一つ目の特徴は、『現状に不満がある』ことです。
現状に満足している人は、根に持ち、いつまでも、他人を憎むようなことはしません。
そんなことしなくても、十分、幸せだからです。
また、誰かを恨み、仕返ししなくても、特に困ることはないからです。
現状に不満がある人は、嫌な出来事を人のせいにし、恨みを持つことで、自分を正当化します。
そして、「自分が満たされないのは、あいつのせいだ」、「あんなタイプがいるから、自分が損するんだ」と、誰かを恨むことで、満たされない心を満たそうとするのです。
2.夢中になれるものがない
根に持つタイプの特徴には、『夢中になれるものがない』というのもあります。
何か、夢中になれるものがあれば、いつまでも、嫌なことに意識を向けません。
根に持つような、嫌なことに、あまり意識を向けないので、すぐに忘れることもできます。
それに対し、根に持つタイプは、夢、目標、生き甲斐、使命感など、生きるための活力になるものがありません。
そのため、嫌なことに、いつまでも意識が奪われ、忘れられないのです。
そして、嫌な出来事の原因となった人間を、いつまでも恨み続けます。
3.劣等感が強い
根に持つタイプには、『劣等感が強い』という特徴もあります。
劣等感が強く、自分に自信がない人間は、物事を悪く、取り勝ちです。
勝手に被害妄想し、相手を悪者にします。
また、自分よりも優れた相手に嫉妬し、自分の価値を下げる者として、敵視します。
自分のミスや失敗を、人のせいにし、自分を被害者にさせることも得意です。
これは、周りを、悪者、愚か者にすることで、自尊心を保っているのです。
また、そうすることで、自分の価値を高め、周囲を味方につけようとしているのです。
それを維持するには、いつも、誰を恨む必要があります。
だから、根に持つのです。恨みの対象を持つ続けるのです。
4.視野が狭い
『視野が狭い』のも、根に持つタイプの特徴の一つです。
それも、物事をポジティブな方向ではなく、ネガティブな方向から捉えるクセがあります。
同じ物事も、見方によって、印象や意味も変わってきます。
見方を変えることで、気持ちを変えることも、未来を変えることもできます。
いつも、悪いように受け取り、悪いことが起こる予想をしていれば、その通りの現実が来ます。
そして、いつまでも、その原因となった人物を恨み続けることになります。
根に持つことになるのです。
5.思い込みが激しい
根に持つタイプは、『思い込みが激しい』という特徴を持つ人も多いです。
物事を決めつけ、一度、思ったことを変えようとしません。
誰が何を言おうと、受け付けません。頑固です。
しかも、何でも、自分が正しいと思っています。
自分や親しい人が被害を受けたと思えば、一生、相手を恨み続けます。
恨みを晴らすまで、憎み続けます。執念深いです。
根に持つ性格の直し方
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根に持つ性格を直したいという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
忘れたいのに、忘れられないというのも、辛いものです。
どうにかして、改善したい、対策したいと方のために、根に持つ性格の直し方をご紹介します。
1.都合がよいように解釈する
根に持つ性格を直す、まず、一つ目の方法は、物事を『都合がよいように解釈する』です。
起きた物事に対し、意味を持たせるのは、自分です。
解釈の仕方により、気持ちや未来を変えることができます。
物事をポジティブに見れることはできないか、考えるクセをつけましょう。
どうしても、嫌なことにしか見えないことにも、何か得るものはないか、探してみましょう。
それを経験することで、今後、役立つことはないか、想像してみましょう。
根に持ち、相手を恨み続けても、いいことはありません。
その出来事を活かし、未来に繋げることはないか、考えてみませんか。
2.夢中になれる楽しみを持つ
どうしても、都合のよい解釈ができない場合は、さっさと忘れるために、『夢中になれる楽しみを持つ』ことをお勧めします。
根に持つ性格の人は、いつまでも、嫌なことが頭から離れません。
夢中になれるものがあれば、嫌なことに意識が行くのを防ぐことができます。
自分が好きなこと、興味があることなど、内容は、何でも構いません。
しかし、自分が楽しめることを選びましょう。
また、できれば、目標を作るとでしょう。より一層、夢中になることができます。
3.様々な経験をする
夢中になれるものがない場合は、それを探すために、『様々な経験をする』ことも大切です。
根に持つタイプに多い、視野が狭いという特徴を改善するのにも役立ちます。
様々な経験をし、様々な人の考え方、価値観に触れることで、他人への理解も深まります。
それと共に、許せる範囲も広がります。
自分の思い込みに気づく機会も得られることでしょう。
様々な経験をし、多くの人と触れ合うことで、知らない自分を発見し、それが、自信に繋がることもあります。
いかがでしょうか。以上が、根に持つタイプの特徴と直し方です。
根に持つことで、望む未来を得ることができません。
根に持ち、仕返ししても、それは、また、自分に戻ってくるだけです。
日々の出来事は、できるだけ、良いように解釈し、得られることを吸収して、手放しましょう。
過去に、いつまでも、引きずらず、明るい未来を信じて、今を精一杯、生きませんか。
