優柔不断で、なかなか物事を決断できない人っていますよね。
人生は決断の連続です。日常の小さな選択から、進学、就職、転職、結婚など、人生を左右する選択まで、様々な選択があります。その一つ一つに決断を下さなければいけません。
優柔不断だと困ることも多いのではないでしょうか。
何となく選んでしまったり、人任せにすると、後悔することにもなりかねません。
これでは、満足のいく人生は送れないのではないでしょうか。
また、決められないために、周囲をイライラさせることもあります。
特に、仕事や結婚においては、信用をなくし、相手にされなくなることもあります。
優柔不断な人の特徴を通し、決断力がない理由と、直し方(改善策)をご紹介します。
優柔不断で、お困りの方、直したい方ために、 少しでも、お役に立てれば幸いです。
優柔不断な人の特徴(決断力がない理由)
では、優柔不断な人の5つの特徴をご紹介します。男性・女性を問わず、共通した内容です。
なお、特徴を通し、決断力がない理由を把握することもできます。
1.何となく生きている
優柔不断な人の特徴として、『何となく生きている』ということが言えます。
特に、こだわりもなく、夢や目標といったものもなく、何となく流れままに生きている人。
結構、周囲に多いのではないでしょうか。
こういう、何となく生きている人は、身の周りや世の中のことも注意して見ていません。
長所・短所、好きなこと・嫌いなこと、興味があること、将来の夢や目標など、自分ことすら、よく理解していないことも多いです。
何かを決断するには、結論を下すための情報や自分の軸が必要です。
しかし、意識を向けないと、必要な情報は入ってきません。
また、物事を決断する自分軸は、様々な情報(知識・経験)から、確立されます。
2.物事の本質・流れを捉えるのが苦手
優柔不断な人は、『物事の本質・流れを捉えるのが苦手』という特徴もあります。
これは、上記、何となく生きていることが起因しています。
何となく生きていると、自分の軸も持てない上に、物事の本質や流れを捉えるという鋭い感覚を養うことも困難です。
これでは、仕事や人生における重要な決断を下すことも困難です。
結局、何を選択すればよいのか、迷い、目移りしたり、決断を放棄して、「何でもよい」「~に任せる」など、無責任な行動を取ることになります。
3.自信がない
優柔不断な人は、『自信がない』のも特徴です。
自分に自信がないから、失敗を恐れ、決断を下すことができないのです。
しかし、自信は、自分が決断し、行動したものが、成功した時に生まれるものです。
失敗を恐れて、逃げていては、いつまで経っても、自信はつきません。
自信とは、自分を信じることです。優柔不断を直すには、自分を信じることが必要です。
4.依存心が強い
『依存心が強い』のも、優柔不断な人の特徴です。
自分で決断することを放棄し、誰かに頼ることを選択しているのです。
それでは、決断力を養うことはできません。
また、誰かに依存すると、自分が納得する人生を得ることはできないのではないでしょうか。
後悔しても、自分以外に、自分の人生に責任を取ることはできません。
※依存心について、詳しく知りたい方は、「依存心が強い人の特徴・原因と対処法」をご覧ください。
5.八方美人
優柔不断な人は、『八方美人』というのも特徴です。
「いい人と思われたい」、「嫌われたくない」と、みんなに、いい顔をしようとします。
八方美人自体は、悪いことではありません。しかし、行き過ぎると、人の言いなりになり、選択を他者に譲ることになるので、依存と同様、決断力を養うことはできません。
結果、自分のしたいことができなくなったり、自分の個性がなくなります。
また、調子よく、安請け合いして、約束を果たさないと、信頼も失います。
優柔不断の直し方(改善策)
では、優柔不断を改善、また、直し、決断力を得るにはどうすればよいでしょうか。
その方法を3つご紹介します。
1.様々な経験を通し、自分や世の中を知る
優柔不断を改善、直すには、『様々な経験を通し、自分や世の中を知る』ことが大切です。
まずは、自分や世の中を知ることから始め、その中から、気づきや発見を得ることが大切です。
そして、それを俯瞰して見ることも重要です。全体像や流れを掴むのに役立ちます。
それを続けると、世の中や自分の良い所・悪い所、したいこと・したくないこと、今、何をすべきかなど、様々なことがが見えてきます。
2.自分の軸を持つ
優柔不断を改善、直すには、『自分の軸を持つ』必要もあります。
自分や世の中を知ると、物事を決断するための情報を得ると同時に、判断するための軸も、自然と形成されていきます。
しかし、情報を鵜呑みにすると、思わぬ失敗もします。
自分で取捨選択しなければいけません。また、確認作業も必要です。
他の人にとっては、正しいことでも、自分にとっては正しくないこともあります。
自分の軸が必要です。
自分の軸を持つには、自分は、どういう人間でありたいか、どういう人生を歩みたいか、そのために、どうしたいかなど、自分の意思、目標、夢などを明確にする必要があります。
自分の意思、目標、夢を明確にすると、それに必要な情報も入るようになり、それを達成するために必要な軸を持つこともできます。
3.小さな決断と成功体験を積む
優柔不断を改善、直すには、『小さな決断と成功体験を積む』ことが大切です。
いきなり、大きなことを決断し、失敗すると、自信を失います。
そうではなく、日常の小さな決断から、自分の意思を働かせるのです。
洋服を選んだり、食事を選んだり、出掛ける先を選ぶといったことでも構いません。
それで成功体験を積み、自信がついたら、もう少し、大きな決断にチャレンジするのです。
そうすれば、いつしか、優柔不断を卒業し、決断力のある人になっていることと思います。
いかがでしょうか。
以上が、優柔不断な人の特徴と直し方になります。
ここまで、優柔不断を直すことを前提に説明してきましたが、優柔不断なことは悪いことばかりではありません。
言い換えれば、「慎重、柔軟性がある」という長所とも捉えられます。
でも、何でも行き過ぎると、マイナス面が目立ちます。
自分の良い面を活かしつつ、行き過ぎている部分を少しずつ見直していく。
それがベストなのではないでしょうか。
なお、決断力がある人について、詳しく知りたい方は、「決断力がある人の特徴」をご覧いだければと思います。