転勤って、何かと不安ですよね。
特に、生まれてから、ずっと、同じ土地に住んでいた人にとっては、不安に感じることも多いのではないでしょうか。
でも、何事も、メリットもあれば、デメリットもあります。
デメリットも、予め、知っておけば、覚悟や対策もできます。
転勤の辞令があり、不安に思っている方、また、転勤がある会社に勤めようかと悩んでいる方のために、経験を踏まえ、転勤のメリット・デメリットをまとめました。
なお、異動のメリット・デメリットは、別途、こちらにまとめていますので、転勤に限った内容にしています。よかったら、参考にしてください。
メリット
では、5つのメリットを、一つ一つ解説しながら、ご紹介します。
①心機一転できる
生活環境がガラリと変わりますし、公私ともに、今までの人間関係やしがらみから解放されるため、心機一転、人生を見直したり、やり直すことができます。
また、親元に同居していた独身者、また、既婚者も、場合によっては、単身赴任という形で、一人暮らしで、自由を満喫することもできます。
②新天地で、その土地ならではのことが楽しめる
その土地ならでは、食べ物や観光地、お祭り、文化などが楽しめます。
また、周辺の地域にも、旅費や時間をあまりかけずに行けるというメリットがあります。
また、田舎から都会に行った方は、都会の生活を、逆に、都会から田舎に行った方は、田舎ならではの生活を経験できます。
③慣れ親しんだ土地の特徴がより際立つ
今まで、当たり前すぎて、何とも思わなったことも、離れてみて気づくことも多くあります。
空気、日の出・日の入りの時間、自然の多さ、利便性、交通マナー、県民性など、あらゆる違いを感じ、ふるさとや、長く住んでいた土地の良さや悪さなど実感します。
④人として成長できる
転勤は、公私ともに、新しい経験の連続です。
その中で、今まで気づかなかったことに気づいたり、新しい知識やスキルを身に付けることができます。
そして、様々な経験をすれば、自然と話題も豊富になりますし、人としても成長できます。
⑤様々な地域に知り合いができる
小さな範囲ではなく、全国規模で、知り合いができるのは、嬉しいものです。
第二、第三のふるさとができたようで、その土地を離れても、親しみを感じます。
また、転勤先で知り合った人と、その後も、お互いの住む所を行き来して、旅行を楽しむこともできます。
また、災害時などは、離れているからこそ、協力できることもあり、支え合うこともできます。
デメリット
では、デメリットを5つ、ご紹介します。
①家族や友人、同僚などと離れ離れになる
家族や友人、同僚など、今まで簡単に会えた人と会えなくなります。
育ち盛りの子供を持った家庭や、介護が必要な親を残して、転勤しないといけない場合には、後ろ髪を引かれる思いもします。
②何かと費用がかかる
引っ越し費用は、会社負担かと思いますが、それ以外にも、カーテンや照明など、何かと引っ越しに伴う費用が生じます。
また、家族と離れ離れになる場合は、帰省費用や、電話代などもかかります。
③手続きが面倒
転勤や引っ越しに伴い、様々な手続きが必要になります。
会社関係の手続きの他、プライベートでも、役所に住所変更の手続きをしたり、郵便局に郵便物の転送の手続きをしたり、不動産屋、保険会社、電気、水道、ガス、テレビ、新聞などの解約と契約、クレジットカードの住所変更など、手続きが盛りだくさんです。
④慣れた親しんだ土地・人が恋しくなる
しばらくは、引っ越しの片づけや、慣れない職場で、新しい仕事を覚えたりと、目の前にことをこなすのに無我夢中ですが、それが一段落つくと、慣れた親しんだ土地や人が恋しくなったりします。
今は便利な世の中になったとは言え、その土地でないと入手できない食材や調味料などもあります。ないと、無性に、ふるさとの味や、長く住んでいた土地の味が恋しくなるんですよね。
たまに、帰省し、その味に触れると、妙に、安心します。
⑤災害時などに不安を感じる
慣れない土地で、あまり知り合いがいないと、災害時に心細い思いをします。
私は、東日本大震災の時に、東京勤務でしたが、地震自体、あまり経験がなかったですし、家に帰っても、マンションで、近所付き合いのない暮らしをしていたので、孤独で不安な思いをしました。
転勤した際には、早めに、少しでも、知り合いを作るようにした方がよいかと思います。私も、それ以降、習い事に通うようになりました。
以上です。
転勤となると、引っ越しはしないといけないし、公私ともに、覚えないといけないことや、しないといけないことがたくさんあって、大変ですが、だからこそ、得るものも多いと感じます。
なかなか勇気が入ることかと思いますが、いざ、行ってみると、楽しいこともありますし、新しい知り合いもできて、個人的には、転勤の経験ができてよかったと思っています。
悩んでいる方の参考になれば、幸いです。