愛の光

前回、私たちが『日御子(卑弥呼)』『天照』となり、岩戸を開くといった記事を書きました。

その中で、『天照(アマテラス)』の言霊・数霊を読み解いた中に、
実は、「」や「大自然・宇宙の意志」という言葉があるのに違和感を覚えました。

と言うのも、「大自然・宇宙の意志」である「」は、『豊受大神』だと思っていたからです。

どういうことか気になり、『豊受(トヨウケ)』の言霊・数霊を読み解いてみました。

統合した新しい陽の調和が放出する」「広がる実体(光)を放射する」「生命

喜び、円満な一つの完成から三六九の橋渡し」「子宮」「慈愛

そして、気づきました。

豊受大神』は「母なる源」であり、『天照大神』は「母なる源が成長した姿」だと。

私たちは、母なる源である『豊受』から送り出され、生命として誕生し、成長して、再び調和した状態で繋がり『天照』となり、その『天照』が、再び『豊受』となると言うことを。

天照(アマテラス)』の言霊・数霊を読み解いた中に、「統合と始まり。統べる働きを持つと同時に1と0に分かれ、また、新たに始まっていく。」とありますしね。

しかし、ここで疑問なのが、『瀬織津姫』と『日御子(卑弥呼)』との関係。

なぜなら、『瀬織津姫』とは、天(母なる源)から下ってきた魂の集合体を意味し、
地上で己を磨き、いずれ『天照大神』になる存在だと認識していたからです。

瀬織津姫』と『日御子(卑弥呼)』は同じこと?

そう考えていたら、『蛭子(ヒルコ)』という言葉が降りてきました。

蛭子(ヒルコ)』は、古事記で伊邪那岐命、伊邪那美命の初めての子として生まれながらも、神としては不完全ということで、葦船に入れて流された子。

それが、どうして、突然?!

しかも、『ヒミコ』と『ヒルコ』って、響きが似ているのが、どうも気になります。

と言うことで、『瀬織津(セオリツ)』と『蛭子(ヒルコ)』の言霊・数霊を読み解くことに…。

まずは、『瀬織津(セオリツ)』。

引き受け奥深い所から離れ集まる」「根源が振動し離れる」「根源から出る神

一つのまとまった完成形7が合わさる陰陽から分離し、
内なる善に奉仕し、自ら水になる(相手に合わせ自ら自在に変化できる)

脈々と流れる先祖からの愛を未来へと繋ぐ成長

心に芯を持ち、悪しき流れに飲み込まれない凛とした姿勢であることで、
物事が段階を追って成就し、完成する

開眼」「三六九の橋渡し

次に、『蛭子(ヒルコ)』。

根源から出て留まり、転がり出る」「出るエネルギー

振動して放射する」「生命が放射する

神意を実現のため確たる信念を持ち、決心と揺るぎない思いが、
永久・運命に向かって走り出し、段階を追って成就し、一体となり完成する

毅然と立ちながら、希望の道を照らす」「月明り

大自然の意に生かされて、一体となって弥勒の世へと進んでいく

なお、前回、調べた『日御子(ヒミコ)』の言霊・数霊の内容はというと、

根源から光が転がり出る」「時間をかけて増える

神意実現のため、確たる信念を持ち、変化を促し、統合に向かい、
段階を追って成就し、一体となり完成する

夢に向かって、現状を打ち壊して先に進む光のエネルギー

これらを俯瞰し、感じたのは、『瀬織津姫』は、私たちが、この世に誕生し、輪廻転生しながら、『天照大神』になる過程というか、流れ全体を表しているということ。

瀬織津姫』は、川の神様ですしね。

そして、『蛭子(ヒルコ)』は、その流れの初期の段階。人間で言えば、子供時代。

もしかしたら、正しくは、『日流子』なのかも…。

それは、さておき、私たち一人一人が、神に還る前の状態のこと。

それに対し、『日御子(ヒミコ)』は、流れの後半。人間で言えば、大人になった状態のこと。

神に還った状態。つまり、自分自神となった状態なのではないかと。

私たちは、『豊受大神』から分離し、身体を脱ぎ着しながら、己を磨き、成長し、
蛭子』から『日御子』となり、再び、皆と繋がって『天照大神』となる。

そして、『瀬織津姫』は、『豊受大神』から『天照大神』になる成長過程であり、
蛭子』や『日御子』の集合体。

つまり、私たちは、『瀬織津姫』の分身(神)なのです。

私たちは、『豊受大神』から御霊(魂)をいただき、『瀬織津姫』の分身として、地上に生きることで、己を磨き、成長し、『天照大神』となるのです。

その成長とは、心(魂)の器を大きくすること。

より大きな愛の存在となり、より強く柔らかな光を放つことなのです。

それは、分身(神)である私たちの成長であると同時に、母なる源の成長でもあります。

母なる源=大いなる神=宇宙は、私たちを通し、より高みを目指し、成長しているのです。

つまり、私たちが、地上で生きることは、私たち自身と母なる源の成長とも言えます。

より強く柔らかな愛の光となるという永遠の目標のための。

この内容は、どなたかのお役に立てれば幸いです。