あなたは、自分が嫌いですか。
顔、体型、性格、能力など、自分の一部分、また、すべてが嫌いと思ったことはありませんか。
世の中には、自分のことが好きな人と嫌いな人がいます。
なぜ、そのような違いが生まれるのでしょう。
自分が嫌いになる人には、何か傾向があるのでしょうか。
どうすれば、嫌いな状態から、好きになることができるでしょうか。
自分が嫌いな人の特徴と好きになる方法をご紹介します。
自分が嫌いな人の特徴
自分が嫌いな人には、何か、共通する特徴があるのでしょうか。
自分が嫌いな人が多く持つ特徴を5つご紹介します。
1.他人と自分と比べる
自分が嫌いな人には、まず、『他人と自分と比べる』という特徴があります。
これは、小さな頃から、比べられて育ってきたことが、原因です。
親、兄弟、親戚、学校の先生など、身近な存在から、人と比べられることで、自己を評価され、また、それで、あまりよい思いをしたことがないことが、影響しています。
比べられ、否定されて育ったので、無意識のうちに、自分と他人を比較し、自身の劣った所を探してしまうのです。
そして、劣った所を見つけると、自身に失望し、自分が嫌いになるのです。
2.依存心が強い
自分が嫌いな人の多くは、『依存心が強い』という特徴も持ちます。
自らの意思よりも、周囲の意見や、社会の常識、ルールなどを重視し、それに従います。
また、自分で行動するよりも、他人にしてもらうことを好みます。
これは、自身の意思が尊重されたり、自ら行動する機会に恵まれなかったことが原因です。
自らの意思で、選択、行動し、成功した経験がないと、自信が持てません。
自信がないと、誰かに頼ります。それで成功しても、心から喜ぶことはできません。
失敗すれば、指示した相手や自分を責めます。
自らの意思で、選択、行動し、成功しない限りは、自分を好きになるのは困難です。
結果、嫌いになるのです。
3.物事を悪い方向に考える
『物事を悪い方向に考える』というのも、自分が嫌いな人の特徴の一つです。
悪い意味で言ったことでもないことを、悪く捉えたり、起こるかどうかわからないことを心配したりして、物事を悲観的に捉えるクセがついています。
そして、自分を追い込み、自信をなくします。
また、いつまでも、過去に囚われ、明るい未来が描けず、生きる希望を失うことも多いです。
それでいて、悪い未来が来ないように、努力するようなことはありません。
やる前から、あきらめています。
物事を悪いように考え、それを回避する努力もしなければ、満足のいく人生にはなりません。
自分が嫌いになるのも当然です。
4.思い込みが激しい
自分が嫌いな人は、『思い込みが激しい』という特徴もあります。
「できない」「やるだけ無駄」」「こうなるに決まっている」など、物事を決めつけます。
また、それが、よくない予想であることが多いです。
未来は、自身の思考や選択、行動などから、形作られます。
いつも悪い予想を立て、それにそった行動をしていると、予想通りの未来が来ます。
それでは、自分が嫌いになるでしょう。
5.行動範囲が狭い
自分が嫌いな人の特徴には、『行動範囲が狭い』というのもあります。
一定の範囲内でしか行動しません。
また、その行動もワンパターンであることが多いです。
それでは、知らない自分を発見する機会もありません。
自身の印象が変わることもないでしょう。
毎日、同じことの繰り返しでは、達成感を得たり、自信をつける機会にも恵まれません。
そのような状態で、自分を好きになるのは困難です。
変わらない毎日に、退屈したり、失望し、嫌な所ばかりが目につきます。
また、余計な心配をして、自分を嫌いになることの方が多いでしょう。
自分を好きになる方法
では、自分が嫌いな人が、自身を好きになるには、どうしたらよいでしょうか。
嫌いな自分を克服する方法はあるのでしょうか。
自分を好きになる5つの方法をご紹介します。
自分が嫌いな方、チャレンジしてみませんか。
1.様々な経験をする
自分を好きになる、一つ目の方法は、『様々な経験をする』です。
人間は、様々な側面を持っています。しかし、そのすべてを把握することはできません。
経験の中で、見えてきた部分でしか、把握できないからです。
また、同じ経験でも、見る角度により、見えるものも変わります。
自分が嫌いな方は、好きになるためには、一つでも多くの経験をしましょう。
そうすれば、自身の長所を発見する機会に恵まれます。
また、様々な経験を通し、一人でも多くの人に会いましょう。
他の人を知ることで、自分との違いに気づき、自身の良さを実感することもあります。
その際、普段しないこと、嫌いなことに、敢えてチャレンジするとよいでしょう。
その中には、知らない自分を知るチャンスが多くあります。
様々な経験をし、人に出会うことで、自身を知る。また、それにより視野を広げることが、嫌いな自分を克服するのに役立ちます。
2.好きなことを追求する
自分を好きになる方法として、『好きなことを追求する』のも効果的です。
自身が嫌いな人は、基本、自分に自信がありません。
何か一つでも、人並み以上のものを身に付ければ、自分を好きになれるのではないでしょうか。
そのために、自分が好きなこと、興味があることを追及しましょう。
そして、知識や技術に磨きをかけましょう。
また、ある程度、身に付いたら、発表する機会を持ちましょう。
そして、周囲の意見も取り入れ、より一層に知識や技術に磨きをかけましょう。
そうすれば、いつしか、その道の専門家になり、一目置かれます。自信が持てます。
嫌いな自分から抜け出せるのではないでしょうか。
3.自分の特徴を活かす
『自分の特徴を活かす』のも、自分を好きになる方法の一つです。
顔、体型、性格、能力、態度、声、髪質など、人には、様々な特徴があります。
その特徴が一つ一つが、個性であり、あなたらしさを形作っています。
それに、良い悪いなんて、本来、ありません。
バラにはバラの良さ、タンポポにはタンポポの良さがあります。
自分の特徴を個性の一つと認め、それを活かすことを考えませんか。
心配性だからできる仕事もあります。
頭の悪さを隠すのではなく、「バカで~す」と開き直った方が、案外、人に好かれます。
自らの特徴を活かして、伸び伸びと生きることができれば、自分を好きなるでしょう。
4.誰かの役に立つ
自分を好きになるには、『誰かの役に立つ』という方法もあります。
どんなに、顔が良くても、頭が良くても、ある才能に長けていても、我がままで、周囲のことを考えない人は、嫌われます。
逆に、特に、優れたものがなくても、周囲のことを考え、行動できる人は、好かれます。
信頼を得ることもできます。
自分が嫌いなのならば、誰かの役に立ちませんか。
どんなに小さなことでも構いません。
周囲に気を配り、誰かのために、自分ができることをしませんか。
そうすれば、誰かのために何かをできる自分に誇りが持てます。好きになれます。
5.なりたい自分を演じてみる
自分を好きになるには、『なりたい自分を演じてみる』という方法もあります。
変わることばかり意識すると、変わらない自分が、さらに嫌いになります。
そういう時は、ひとまず、今の自分を置いといて、理想の自分を演じていませんか。
理想の自分なら、何を選択するのか、どういう言葉を使うのか、どういう行動を取るのか。
想像して、それを演じるのです。
最初は、勇気が入ります。違和感もあるでしょう。
無理せず、少しずつでも、やってみましょう。
人間、繰り返せば、慣れます。また、演じていたことが、自分の一部になります。
周りも、それをあなたと、認識し始めます。
気が付けば、嫌いな自分から、なりたい自分に近づけているのではないでしょうか。
いかがでしょうか。以上が、自分が嫌いな人の特徴と好きになる方法になります。
いろいろと書いてきましたが、自分が嫌いと言いながら、変わらない生活をしていては、何も変わりません。また、一度に多くを変えようとするのも、無理がきます。
無理せず、少しずつ、嫌いな所を好きになるように、また、良い所を伸ばすように、変えていただければと思います。
「自分が嫌い」「好きになれない」方に、少しでもお役に立てれば幸いです。